■ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 13番手 1分38秒505
予選1番手 1分25秒229
「息をつく暇もないセッションだったけど、ポールを獲得できて最高の気分だよ。2度の赤旗と突然のにわか雨で、冷静に考えをまとめるのが難しかった。でも、それをきちんとできたのが良かったんだろう。すごくうれしいよ。Hondaワークスの復活後、初のポールだから、本当に特別な瞬間だ。明日は皆の注目が僕たちに注がれるだろうけど、実をいうと今日はレースに向けての走行があまりできなかったんだ。1ラップの速さは確実にあるけど、競争力はグリッドを離れてみないと分からないかもしれない。僕たちにできることは全力でミスのないレースをして、状況に合った判断をするだけだ」
■ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 8番手 1分37秒481
予選17番手 1分29秒943
「今日はすべてスムーズに進んでいたし、チームは今週ずっと頑張ってくれていたから、この予選結果にはがっかりしている。結果的には、1回目のセッションの再スタート後、コース上の混雑にやられてしまった形だ。明日は高い壁を乗り越えなければならないけど、あきらめずにポイントを狙っていきたい」
■ジル・ド・フェラン
Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「今シーズン初ポールは、やはり嬉しい。昨日の夜、マシンのセッティングを調整した結果、マシン自体もエンジンも、うまく機能した。ジェンソンがとにかく一生懸命頑張って、素晴らしいラップを見せてくれた。でも、3セッションとも息をのむシーンがあったし、安心はできなかった。ルーベンスは、第1セッションの赤旗の後に起こった混雑にはまって、せっかく新しいタイヤでアタックしたのに、よいタイムを残せず、時間切れになってしまった。がっかりしたけど、明日のレースでよい結果を残す実力は持っているよ。第2セッションの時に、ジェンソンがタイムを残していないうちに赤旗が出たけど雨が降り出す前に頑張ってよいタイムを出すことができた。第3セッションで天気はどうなるか分からなかったので、早い段階でアタックしていいタイムを残せた。その後雨の心配がなくなったので、最後のニュータイヤでの走行の時に他のマシンとの混雑にはまらないように注意した。その後は、ご存知のとおり。これよりいいスターティングポジションはないけれど、明日のレースの展開を待ちたい」
■中本修平
Honda Racing F1 Team シニアアドバイザー
ホンダ・レーシング・ディベロップメント エンジニアリングディレクター
「ジェンソンは素晴らしい予選を見せてくれました。安定した走りで早いタイムを繰り返しマークした後、最後に素晴らしいアタックを行い、ポールポジションを獲得しました。ルーベンスは、残念なことに、タイミングが悪く、第1セッションのアタック中に遅いマシンに引っ掛かってしまい、第1セッションを通過できませんでした。明日のレースでよい結果を残すチャンスはまだ十分にあります。2台とも、エンジンの調子がよいので、明日のレースは楽しみです」
|