■ルーベンス・バリチェロ
「Honda Racing F1 Teamの一員としてレースできることに、今は心底興奮しているよ。年初にチームに合流して以来、連日のようにテストをこなし、エンジニアたちといっしょにハードワークを重ねてきた。これまでに走った距離は、信じられないほどだ。そのおかげで素晴らしい信頼性と周回ペースを、手に入れることができた。中でも僕にとって一番重要だったのは、先月ここバーレーンでおこなったテストだった。開幕戦にきわめて近いコンディションを体験できたし、そこでクルマのセットアップを試し、多くの距離を走り込めた。個人的にも、心身ともに最高の調整になったよ。チームのみんなともすっかり仲良くなって、家族同然さ。シーズン最初のレースが待ち遠しくてならないし、必ず僕らは強さを発揮できるはずだ」
■ジェンソン・バトン
「冬のテストは、終始とてもうまく行った。RA106は最初から速く、信頼性も高かった。おかげで十分に走り込めて、初期段階からいいペースでクルマを煮詰めていくことができたんだ。この冬は、今まで経験したことがないほどテストに集中した。その間に走った距離を見てもらうだけでも、充実ぶりがわかると思う。僕自身、例年以上にトレーニングに精を出したから、肉体的にも精神的にも絶好調さ。バーレーンは素晴らしいサーキットだし、ここを走るのは大好きだ。いくつか抜き場所もあるから、レースはいつも白熱した展開になる。高速区間も、走ってて本当に楽しい。2月のバーレーンテストは、僕らに大きなアドバンテージになるはずだ。ミシュラン勢で事前にここを走ったのはわれわれだけだったし、暑いコンディションでマシンやエンジンを十分に走らせられたからね。ここがライバルたちとの実力差を計る、初めての機会になる。とはいえわれわれのパッケージは、十分に強力なはずだ。最初から優勝を狙えたら、最高だね」
■ジル・ド・フェラン Honda
Racing F1 Teamスポーティング・ディレクター
「様々な数字が物語るように、この冬のテストは実に有意義なものだった。中でもバーレーンの4日間のテストは、特に今回の開幕戦に有利になるはずだ。この週末が、先月のようなコンディションになることを期待してるよ。RA106で走った3人のドライバーは、いずれも素晴らしい速さを見せてくれた。ライバルたちに対して、どれだけの戦いができるか。バーレーンでの開幕戦が、本当に待ちきれないね」
■中本修平 Honda
Racing F1 Team マネジメントボード、ホンダ・レーシング・ディベロップメント
(HRD) エンジニアリング・ディレクター
「この週末いよいよ、他チームと比較したわれわれの真の実力がわかるかと思うと、胸がわくわくします。Hondaのフルワークスチームとしてグランプリを戦うのは、ほぼ40年ぶりのことになります。冬のテストがよかっただけに、素晴らしい結果を残したいですね」
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