※レース後にトゥルーリ選手との接触について判定があり、佐藤選手の順位は取り消しとなりました。
日本GP決勝レースで、B・A・R Hondaのジェンソン・バトンは5位入賞。佐藤琢磨はスタート直後にコースオフを喫してしまったこともあり、13位完走だった。
前日までとはうって変わり、決勝当日は秋晴れの天候となった。フロントローからスタートしたバトンは、スタートでG・フィジケラ(ルノー)に前に出られ3番手。佐藤はスタート直後の1コーナーでアウト側にはみ出してしまい、大きく順位を落としてしまう。そしてJP・モントーヤ(マクラーレン)が最終コーナーでクラッシュし、セーフティカーが導入された間に緊急ピットイン。ノーズを交換し18番手でコースに復帰し、後方から追い上げる展開になった。
7周目にセーフティカーがコースから離れ、レース再開。しかし、その3周後に佐藤がJ・トゥルーリ(トヨタ)をコーナーで捕え、サイド・バイ・サイドとなった際に、マシン同士が接触。佐藤はそのままコースをトレースしたが、トゥルーリはコースオフし、リタイア。佐藤はそのままレースを続行して追い上げを見せ、20周目には12番手までポジションをばん回した。
トップ2台が最初のピットインに入った後、21周目にバトンは暫定トップに躍り出る。そしてその翌周に最初のピットイン。ところがここで給油口が開かないトラブルが発生し、ピット滞留時間が予想より長くなってしまう。そのためバトンは5番手でコース復帰することになった。
レース中盤を過ぎ、上位陣のマシンが給油に入り始める。バトンは39周目には再びトップに立つが、その後41周目に2度目の給油に入り、再び5番手に。佐藤はポジションを上げることができず、13番手。バトンは2回にわたりホームグランプリで大勢のファンを前にトップを快走して見せたものの、そのまま5位でフィニッシュ。佐藤も13位でレースを終え、2台そろって好ポジションからのスタートを活かせず、表彰台を獲得することができなかった。優勝は、K・ライコネン(マクラーレン)だった。
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