■ジェンソン・バトン 7位
「今日は僕たちにとって難しいレースだった。スタート直後からリアタイヤのグレーニングに苦しみ、ペースを上げられなかった。僕たちはハードタイヤを選択していたし、グレーニングのことは予測していなかった。それが理由でハードタイヤを選択したんだからね。特に高速コーナーと直線の最後の区間はオーバーステアで厳しかった。だから素晴らしい日にはならなかったけれど、いくつかのポイントと、鈴鹿に向けてまずまずの出走ポジションは獲得できた。新たな世界チャンピオンになったフェルナンド・アロンソには、おめでとうと言いたい。彼は今季、素晴らしい仕事をしてきたと思うよ」
■佐藤琢磨 10位
「今日は少し湿ったコンディションでのスタートでしたが、たくさんの燃料を積んでいたこともあって、マシンがとても重い状態でした。マシンのセットアップも、ローダウンフォースにしていたので、最初の数周の間、タイヤを温めることが困難でした。グリップが低くてドライブが難しく、多少スライディングさせてしまいました。路面が乾き始め、マシンも軽くなると、ペースを上げることができ、僕たちの戦略の目標だったポジションまで上がることができました。その後、リアサスペンションにメカニカルトラブルが起きてしまい、マシンが跳ねてスタビリティーを失ってしまいました。でも、最後まで無事に走り切れて良かったと思います。今は僕のホームレースである鈴鹿を楽しみにしています」
■ジル・ド・フェラン B・A・R
Hondaスポーティングディレクター
「昨日は素晴らしい日だったが、今日は2台とも苦しいレースになってしまった。ジェンソンは良いスタートを決められず、さらにマシンバラスに苦しんだために、良いポジションでのフィニッシュがかなわなかった。同様に琢磨もマシンの状態が完璧ではなかった。今回の予期せぬトラブルの原因を分析し、鈴鹿に向けて問題を解決するつもりだ。ポジティブなことはHondaエンジンの調子は良く、我々の第2のホームレースである鈴鹿を楽しみにしている。最後にB・A・R Hondaを代表して、フェルナンド・アロンソに祝福を述べたい」
■中本修平 Honda
Racing Developmentエンジニアリングディレクター
「スタート直後のアクシデントで難しいスタートになりましたが、レースの最後までドライコンディションとなり、もっと荒れたレース展開になると思っていました。2台のマシンともエンジンは快調でしたが、ジェンソン選手はリアタイヤのグレーニングに苦しみ、表彰台へチャレンジできませんでしたし、琢磨選手もレース中盤以降にマシンのトラブルを抱え、ポイント獲得に届きませんでした。次の鈴鹿の予選出走順は悪くありませんので、気持ちを入れ替え、Hondaのホームグランプリに臨みます」
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