■ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 5番手 1分13秒186
4回目フリー走行 3番手 1分12秒148
予選 4番手 1分12秒696
「もう少し上のポジションを期待していたんだけれど、今日の4番手というポジションには満足だよ。低速コーナーでのマシンの挙動は良かったけれど、高速コーナーでは少しオーバーステアで、そのため左コーナーのターン11でスロットルを戻さねばならず、わずかにタイムをロスした。途中までモントーヤからコンマ2秒遅れだったけれど、突風のおかげでストレートでタイムを落としてしまった。僕らの戦略を考えると2列目グリッドは悪くないし、明日はどんなレースになるのか興味深いね。このグリッドからなら、良い結果を狙って行けると思うよ」
■佐藤琢磨
3回目フリー走行 11番手 1分14秒042
4回目フリー走行 17番手 1分13秒817
予選 19番手 計測タイム無し(決勝レース20番グリッド)
「今日もまた厳しい1日でした。昨日からの勢いを今日のフリー走行に持ち越したかったのですが、両方のセッションでトラブルが出てしまい、少ししか走れませんでした。その結果、新品タイヤでの走行ができなかったので、残念ながら新品タイヤを履いた時の状況を確かめることができませんでした。予選では明日のレースでのチャンスを広げるために、インスタレーションラップだけを走ることにしました。いずれにしてもグリッド最後尾からのスタートが決まっていましたから、その点を考慮に入れて戦略を組み立てました。僕たちには強いパッケージがあると思いますし、いつも通り良い結果を目指して全力で戦います」
■ジル・ド・フェラン B・A・R Hondaスポーティングディレクター
「我々のチームにとって通常予選に臨む状況とは違ったとは言え、ジェンソンの2列目からのスタートには満足している。琢磨の予選とレース戦略は、スパのレースで科されたペナルティによって、色々な意味で左右された。さらに今朝の2回のセッションで起きたトラブルによって、レース準備の時間を削られてしまった。しかし、短いながらも彼の走行の中からは良い兆候が見られたので、良い結果を出せると期待している。ジェンソンの朝のセッションは非常に順調で、マシンは昨日に比べて大幅に改善されたようだ。最後のセッションでは、フロントロー獲得の可能性も見せてくれたが、残念ながらオーバーステアが強すぎたようだ。それでも、明日のレースを大いに楽しみにしている」
■中本修平 Honda Racing Developmentエンジニアリングディレクター
「バトン選手は予選をうまくまとめ、良いグリッドポジションを確保してくれました。明日のレースではこのまま良い結果を出してくれることを期待しています。琢磨選手ですが、予選前にエンジンを交換し、鈴鹿スペックエンジンを前倒しで投入しました。予選はレース戦略からアタックを行いませんでした。グリッド後方からのスタートですが、追い上げを期待しています」 |