Formula 1
モータースポーツ > F1世界選手権 > 第15戦 イタリアGP プレビュー
レース
イタリア 第15戦 9月4日
イタリアGP
グランプリ情報 プレビュー
フリー走行 予選 決勝 フォトギャラリー
グランプリ情報
Rd. Date
01 3/6 オーストラリアGP
02 3/20 マレーシアGP
03 4/3 バーレーンGP
04 4/24 サンマリノGP
05 5/8 スペインGP
06 5/22 モナコGP
07 5/29 ヨーロッパGP
08 6/12 カナダGP
09 6/19 アメリカGP
10 7/3 フランスGP
11 7/10 イギリスGP
12 7/24 ドイツGP
13 7/31 ハンガリーGP
14 8/21 トルコGP
15 9/4 イタリアGP
16 9/11 ベルギーGP
17 9/25 ブラジルGP
18 10/9 日本GP
19 10/16 中国GP
第15戦イタリアGPプレビュー
第15戦イタリアGPプレビュー
8月29日(月)

 ミラノ近郊「アウトドローモ・ナチオナーレ・モンツァ」で開催される伝統のイタリアGPは、モナコGPなどと並び、シーズン中屈指のグランプリである。ここでのレースでは常に、超高速の世界で繰り広げられるドライバー達の超絶技巧と、イタリアならではの熱狂的な雰囲気に、観客たちは酔わされてきた。

 B・A・R Hondaは昨年ここで、ジェンソン・バトンが3位表彰台、そして佐藤琢磨も4位フィニッシュを遂げている。

 チームはイタリアGP前週、開催地のモンツァで3人のドライバーによる2日間の集中テストを実施した。その結果、空力やエンジン、タイヤの各分野で、十分な進化を確認できた。さらにB・A・R Honda若手ドライバー育成プログラムのメンバーであるアダム・キャロルも、2006年システムを組み込んだ開発用マシンで、テストに加わっている。

 2週間前の初開催トルコGPで、B・A・R Hondaのマシンは高い戦闘力を発揮。さらに今回のテストでも成果を得たことで、第15戦イタリアGPでの好成績が期待できそうだ。

サーキット情報
 緑豊かな王立公園の中にあるアウトドローモ・ナチオナーレ・モンツァは、全長5.793km。モータースポーツ黎明期から存在し、今もって最もチャレンジングなコースの一つである。もちろんF1全19戦の中では最古のサーキットで、その熱狂的な雰囲気は他に類を見ない。近年、安全面からコースレイアウトが見直されたが、全サーキット中ほとんど唯一の超高速コースであり続けている。

 コースは非常に長い直線がシケインでつなげられているレイアウト。そして終盤には、あの有名なパラボリカコーナーが控えている。モンツァの特徴は、何よりもその超高速なレイアウトにあり、さらに路面も非常にスムーズである。そのためマシンは、極限までダウンフォースを減らすセットアップが要求される。しかし同時にフルブレーキング時の安定性にも、十分考慮を払わなければならない。またかなり段差のある縁石を、バランスを崩すことなく積極的に乗っていくことが、タイムアップの大きなポイントとなる。ただしそこに集中しすぎると、高速コーナーでアンダーステアを出すことになりかねない。各シケインの立ち上がりでは、十分なトラクション性能が欠かせない。そして高速からの急減速が繰り返されるために、ブレーキにも非常に過酷だ。これら諸要素を見る限り、モンツァは非常に難易度の高いコースと言えるだろう。

コメント

ジェンソン・バトン
「去年のモンツァでは3位表彰台という素晴らしい結果を残せたし、前戦トルコの走りも悪くなかった。それだけに今週末のレースは、すごく楽しみだよ。この国のファンの熱さは、本当に特別だよね。サーキットの雰囲気も最高だ。トルコ以上の好調を、是非ここで実現したい」

佐藤琢磨
「モンツァはやはり特別な場所であり、全GPサーキットの中で文句なく最速コースです。毎年ここでのレースは、かなりエキサイティングな展開になることが多い。今年も期待して良いと思います。モンツァでの2日間のテストは、良い手応えを得られました。レース本番が楽しみです」

ジル・ド・フェラン B・A・R Hondaスポーティングディレクター
「他チームと合同で集中テストを行ったのち、我々は今週末、伝統のイタリアGPに臨む。ここ数戦で戦闘力の向上を十分披露できているだけに、ここでも素晴らしい結果を残したい。とは言えここは空力的に他のサーキットとは全く特性が違う。その点でも特別なレースと捉える必要があるだろう」

中本修平 Honda Racing Developmentエンジニアリングディレクター
「前戦トルコGPは、満足できるパフォーマンスが発揮できたと同時に、今一つの結果に終わりました。次戦モンツァでは、より多くのポイントを獲得したいと思っています。これまでHondaエンジンはここで、6度の勝利を挙げており、好きなサーキットの一つと言って良いでしょう。アメリカの仲間達がIRLのマニュファクチャラータイトル獲得を成し遂げただけに、我々も初優勝に向けていっそう頑張ります」

ページの先頭へ