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トルコ 第14戦 8月21日
トルコGP
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Rd. Date
01 3/6 オーストラリアGP
02 3/20 マレーシアGP
03 4/3 バーレーンGP
04 4/24 サンマリノGP
05 5/8 スペインGP
06 5/22 モナコGP
07 5/29 ヨーロッパGP
08 6/12 カナダGP
09 6/19 アメリカGP
10 7/3 フランスGP
11 7/10 イギリスGP
12 7/24 ドイツGP
13 7/31 ハンガリーGP
14 8/21 トルコGP
15 9/4 イタリアGP
16 9/11 ベルギーGP
17 9/25 ブラジルGP
18 10/9 日本GP
19 10/16 中国GP
第14戦 トルコGP
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バトンが2戦連続5位入賞、最後尾からスタートの佐藤も9位完走
8月21日(日)・決勝
サーキット:イスタンブールパーク・サーキット 天候:晴れ 気温:30℃

 トルコGP決勝レースで、B・A・R Hondaのジェンソン・バトンは前戦に引き続き5位でレースをフィニッシュし、5戦連続となる入賞を果たした。最後尾からスタートした佐藤琢磨は、好ペースで追い上げ9位完走を果たしたものの、惜しくもポイント獲得はならなかった。

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 前日の予選で14番手タイムだった佐藤だが、アタック後にピットに入る周回で無線トラブルが発生。後続のM・ウェーバー(ウィリアムズ)の位置が分からず追いつかれてしまい、予選の走行の邪魔をしたとの理由で予選タイムを取り消されることになった。そのため決勝レースは最後尾からのスタートとなった。

 決勝日のイスタンブールパーク・サーキットは午前中、にわか雨に見舞われた。しかしその後青空が広がり、午後3時のレース開始時点には、コースは完全にドライ路面となった。最後尾グリッドからスタートの佐藤はピットスタートを選択。燃料を十分に積んで、レースに臨んだ。

 B・A・R Hondaの2人は、スタート直後の1コーナーの混乱に巻き込まれることもなくうまく切り抜け、順調にポジションを上げていく。レース序盤の11周目には、13番手でスタートしたバトンは、すでに入賞圏内の6番手。佐藤も11番手までポジションを回復した。その後M・シューマッハ(フェラーリ)の緊急ピットインで、それぞれ5、10番手に。さらにバトンは1回目のピットイン直前の20周目にはアロンソ(ルノー)を抜き去り、3番手に上がった。

 21周目にバトンが最初のピットイン。そしてレース折り返し点の29周目には佐藤がピットイン。コースに復帰した時点でバトン6番手、佐藤は10番手だ。十分に燃料を搭載し、1回ストップ作戦で臨んだ佐藤は、2回ストップ作戦のR・バリチェロ(フェラーリ)に先行し9位にポジションを上げる。そして入賞圏内を目指して追い上げるものの、前車との差はなかなか詰まらない。

 一方のバトンはさらなるポジションアップを目指し、前を行くトゥルーリ(トヨタ)を猛追する。そしてトゥルーリのピットインでポジションを上げると、47周目に2回目のピットイン。そのまま5番手でコースに復帰した。その後も4番手のフィジケラ(ルノー)を捕らえるべくプッシュし続け、1.1秒差まで追い上げたものの結局届かず、前戦に引き続き5位でチェッカーフラッグを受け、4ポイントを獲得した。佐藤もポイント獲得を目指して最後までプッシュし続けたものの、そのまま9位で完走し、惜しくも入賞はならなかった。優勝は、K・ライコネン(マクラーレン)だった。

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コメント

ジェンソン・バトン 5位
「すごく楽しいレースだったよ! スタート直後はひどかったけれど、次々とポジションを上げていくのは本当に素晴らしい気分だった。多分、今年一番エキサイティングなレースだったと思うよ。レース結果は少しばかり残念だけれど、週末を通して良いペースを刻めていただけに、もう同じミスは犯さないようにするだけだよ。チームにとって素晴らしい週末になったし、僕らがトップ2チームに近づいてきていることを示すことができたから、次のモンツァでのレースが楽しみだよ」

佐藤琢磨 9位
「今回は複雑な思いの週末でした。本当にエキサイティングなレースができて最高でしたが、もう一方ではポイントを獲得することができず、残念です。やはり予選の結果が響いてしまいました。今日はとても変わった戦略で、ポジションアップを狙いました。チームは今週末、素晴らしい仕事をしましたし、頑張ってくれた皆に感謝しています。次のレースにも、この勢いを持ち越したいと思います」

ジル・ド・フェラン B・A・R Hondaスポーティングディレクター
「チームにとって、今年のベストレースだった。ジェンソンも琢磨も、本当に申し分なく、アグレッシブで速い走りを見せた。エンジニアが戦略を工夫し、特に琢磨の場合はそれが功を奏したと言える。ピットストップも非常にうまく行き、また今回もHondaはレースを通して力強いエンジンを作り上げてくれた。考えても仕方ないことだが、もっと上位のグリッドからスタートしていたら、どんな結果になっていたか、想像せずにはいられない!」

中本修平 Honda Racing Developmentエンジニアリングディレクター
「とてもエキサイティングなレース展開でした。コース上で戦っている2人を見ているのは最高の気分でした! 今までに比べ、確実にレースの先頭グループに近づけたと思います。開発の手を休めることなく続け、予選をうまくこなすことができれば、この先のレースでは我々の今年の目標である優勝に向けてチャレンジしていける思います」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ドライバー コンストラクター タイヤ
1 9 K.ライコネン マクラーレン M 1:24:34.454
2 5 F.アロンソ ルノー M +18.609
3 10 JP.モントーヤ マクラーレン M +19.635
4 6 G.フィジケラ ルノー M +37.973
5 3 ジェンソン・バトン B・A・R Honda M +39.304
6 16 J.トゥルーリ トヨタ M +55.420
7 14 D.クルサード レッドブル M +69.296
8 15 C.クリエン レッドブル M +71.622
9 4 佐藤琢磨 B・A・R Honda M +109.987
10 2 R.バリチェロ フェラーリ B +1Lap
11 11 J.ビルヌーブ ザウバー M +1Lap
12 17 R.シューマッハ トヨタ M +1Lap
13 20 R.ドーンボス ミナルディ B +3Laps
14 19 N.カーティケヤン ジョーダン B +3Laps
15 18 T.モンテイロ ジョーダン B +3Laps
RT 21 C.アルバース ミナルディ B DNF
RT 1 M.シューマッハ フェラーリ B DNF
RT 8 N.ハイドフェルド ウィリアムズ M DNF
RT 12 F.マッサ ザウバー M DNF
RT 7 M.ウェーバー ウィリアムズ M DNF
ドライバー
順位 ドライバー コンストラクター 総合
ポイント
1 F.アロンソ ルノー 95
2 K.ライコネン マクラーレン 71
3 M.シューマッハ フェラーリ 55
4 JP.モントーヤ マクラーレン 40
5 J.トゥルーリ トヨタ 39
6 G.フィジケラ ルノー 35
7 R.シューマッハ トヨタ 32
8 R.バリチェロ フェラーリ 31
9 N.ハイドフェルド ウィリアムズ 28
10 M.ウェーバー ウィリアムズ 24
11 ジェンソン・バトン B・A・R Honda 23
12 D.クルサード レッドブル 21
13 F.マッサ ザウバー 8
14 T.モンテイロ ジョーダン 6
15 A.ブルツ マクラーレン 6
16 J.ビルヌーブ ザウバー 6
17 N.カーティケヤン ジョーダン 5
18 C.クリエン レッドブル 5
19 C.アルバース ミナルディ 4
20 P.デ・ラ・ロサ マクラーレン 4
21 P.フリーザッハー ミナルディ 3
22 佐藤琢磨 B・A・R Honda 1
23 V.リウッツィ レッドブル 1
24 R.ドーンボス ミナルディ 0
- アンソニー・デビッドソン B・A・R Honda 0
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  コンストラクター
順位 コンストラクター 総合
ポイント
1 ルノー 130
2 マクラーレン 121
3 フェラーリ 86
4 トヨタ 71
5 ウィリアムズ 52
6 レッドブル 27
7 B・A・R Honda 24
8 ザウバー 14
9 ジョーダン 11
10 ミナルディ 7
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