■ジェンソン・バトン(4位)
「とても厳しいシーズン前半戦を過ごしてきた後だけに、ついにポイントを取れてすごく嬉しいよ。チームにとっては最高の結果になったし、これから先は良くなっていくだけだと思う。来週は僕らのホームグランプリのシルバーストーンだし、思いっきり加速していかないとね。今日はとても良い作戦を立てることができたと思うし、4位を獲得するため、チームは皆、本当に一生懸命やったと思う。ただポイントを取っていくということではなく、もちろんそれは大事なことなんだけど、表彰台にいかに近づけたかが、今チームにとって大きな原動力になることだと思う」
■佐藤琢磨(11位) 「バリチェロに抜かれてしまいましたし、完璧なスタートではありませんでした。でもレースの前半は、ヤルノ・トゥルーリやルーベンスとの接戦で、とてもエキサイティングでした。トゥルーリを抜こうとした後からグリップ不足になり、トラクションがかからなくなって、レース中に次第に悪化してしまいました。僕自身がポイントを取れなかったことはとても残念ですが、チームが5ポイントを獲得できてとても良かったです。来週のイギリスGPは、もっと良い走りを見せられると思います」
■ジル・ド・フェラン B・A・R Hondaスポーティングディレクター
「今回のレースでは、我々の競争力を見せることができ、おおむね満足している。ジェンソンは、レース中のエンジニアたちの良い作戦もあって、4位入賞という素晴らしい仕事をやり遂げてくれた。琢磨はレース前半は素晴らしい速さを見せてくれたが、残念ながら波乱に富んだレースとなってしまい、ポイント獲得はならなかった。もう少し速さが必要だが、全体としてはそれほど悪い1日ではなく、次週のシルバーストーンを楽しみにしている。強力なエンジンを開発し続けているHondaと、前戦の困難を乗り越え勝利を獲得し、上位8台までに7台を入賞させたミシュランに感謝を述べたい」
■中本修平 Honda Racing Developmentエンジニアリング・ディレクター 「ジェンソン選手は最後まで良く頑張ってくれ、5ポイントを獲得してくれました。琢磨選手も同じように頑張ってくれましたが、残念ながらポイント獲得はできませんでした。最新スペックのHondaエンジンは、最後まで予定通りの性能を発揮してくれましたし、次のシルバーストーンは、チームにとってホームグランプリの一つでもありますので、是非2台揃ってポイントを獲得したいと思います」 |