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レース
アメリカ 第9戦 6月19日
アメリカGP
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グランプリ情報
Rd. Date
01 3/6 オーストラリアGP
02 3/20 マレーシアGP
03 4/3 バーレーンGP
04 4/24 サンマリノGP
05 5/8 スペインGP
06 5/22 モナコGP
07 5/29 ヨーロッパGP
08 6/12 カナダGP
09 6/19 アメリカGP
10 7/3 フランスGP
11 7/10 イギリスGP
12 7/24 ドイツGP
13 7/31 ハンガリーGP
14 8/21 トルコGP
15 9/4 イタリアGP
16 9/11 ベルギーGP
17 9/25 ブラジルGP
18 10/9 日本GP
19 10/16 中国GP
第9戦 アメリカGP
第9戦アメリカGP プレビュー
6月13日(月)

 Lucky Strike B・A・R Hondaは、第9戦アメリカGPを戦うべくカナダからアメリカ・インディアナポリスへと向かった。カナダGPの終わった日曜日の夜、チームはモントリオールのジル・ビルヌーブサーキットで素早く荷造りを終え、約30トンものマシンや資材などをインディアナポリスに向け送り出した。カナダGPでノーポイントに終わった雪辱を、ぜひともここで果たすことが今回の目標となる。

 カナダGPでは、ジェンソン・バトン、佐藤琢磨ともに結果を出すことができなかった。しかしB・A・R Honda 007の最新バージョンが確実な進化を遂げた手応えは得ており、次戦ではマシン性能を100%発揮することを目指している。

 1909年に建設されたインディアナポリス・モータースピードウェイは、F1全19戦中、2番目に長い歴史を誇る。4.192kmのコースは、インディ500であまりにも有名なオーバルバンクの一部と、低速主体のインフィールド区間から構成される。オーバル部分でのエンジン全開時間の長さは、19戦中屈指である。2週間前に行われたインディ500では、ダン・ウェルドン以下のHondaドライバーが圧勝。新鋭ダニカ・パトリックも、女性としては最上位の4位フィニッシュを果たした。

サーキット情報
 インディ500の舞台となるインディアナポリス・モータースピードウェイでは、2000年からF1-GPが開催されている。F1誘致に情熱を傾けてきたオーナーのトニー・ジョージは、大々的な改修工事に着手。素晴らしいコースを作り上げることに成功した。このサーキットでのオーバーテイクは、他の多くのGPコースに比べて、はるかに容易である。たとえば長いストレートのあとに2速で回る第1、第8コーナーでは、迫力あるバトルが繰り広げられる。ここでもっとも遅いコーナーは、時速約60kmでクリアする第8コーナー。逆に最速のそれは、第13コーナーである。ここは本来オーバルコースの一部分であり、F1マシンは時速320kmもの速度で、全開で駆け抜ける。

コメント

ジェンソン・バトン
「去年のインディで、僕らは非常に高い競争力を誇った。今年もその再現は可能だと思うので、週末のレースが楽しみだよ。予選での出走順はベストとは言えないけれど、最低というわけでもない。期待できると思うよ。モントリオールではポイントこそ取れなかったけれど、良いレースだった。高レベルのパフォーマンスが発揮できたしね。インディアナポリスは、どちらかといえば低速コースだ。僕自身は速いサーキットが好きだけれど、B・A・R Hondaマシンはここで速いからね。それが何よりも、大事なことさ。このサーキットはいつだって素晴らしい雰囲気だ。蓄積された歴史を感じるし、観衆も最高の応援をしてくれる。良いレースを披露できると思うよ」

佐藤琢磨
「僕がF1で初めて表彰台を獲得したのが、去年のインディアナポリスでした。今も忘れられない、素晴らしい思い出です。今年もここで走るのがすごく楽しみですし、マシンの戦闘力も十分あるはずです。カナダから投入した新しい空力パッケージは、非常に良い感じでした。インディアナポリスのコースにも合うでしょうし、マシンの更なる進化を見せられることを期待しています」

ジル・ド・フェラン B・A・R Hondaスポーティングディレクター
「インディアナポリスに戻ってくることには、個人的に特別な感慨がある。私はここで、ドライバーとして最高の勝利を飾ることができたし、数々の思い出がちりばめられた地だ。今年はB・A・R Hondaの一員として、さらに素晴らしい思い出を刻みたいと思っている。カナダGPは残念な結果に終わったが、アメリカでは良いレースができるはずだ。戦闘力は決して悪くなかっただけに、同様の走りがインディでもできると信じている」

中本修平 Honda Racing Developmentエンジニアリングディレクター
「モントリオールでは速さを披露できましたから、次のインディではそれを是非ともポイント獲得に繋げたいと思っています」

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