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ヨーロッパ 第7戦 5月29日
ヨーロッパGP
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グランプリ情報
Rd. Date
01 3/6 オーストラリアGP
02 3/20 マレーシアGP
03 4/3 バーレーンGP
04 4/24 サンマリノGP
05 5/8 スペインGP
06 5/22 モナコGP
07 5/29 ヨーロッパGP
08 6/12 カナダGP
09 6/19 アメリカGP
10 7/3 フランスGP
11 7/10 イギリスGP
12 7/24 ドイツGP
13 7/31 ハンガリーGP
14 8/21 トルコGP
15 9/4 イタリアGP
16 9/11 ベルギーGP
17 9/25 ブラジルGP
18 10/9 日本GP
19 10/16 中国GP
第7戦 ヨーロッパGP
第7戦 ヨーロッパGPプレビュー
5月23日(月)

 Lucky Strike B・A・R Hondaは今週末、およそ5週間のブランクを経て、ニュルブルクリンクで開催されるヨーロッパGPからレースに復帰する。

 チームはこの2戦を欠場することになったものの、チームやドライバーの士気は、いささかも減じてはいない。チームのパートナーやシェアホルダーも、これまで通り最大限のサポートを言明。チームはB・A・R Honda 007の性能を最大限に発揮させ、巻き返しを期している。

 最近行なわれたポールリカールテストの結果を見ても、ブラックリーのチームオペレーションセンター、そしてHondaの栃木研究所での絶え間ない努力が、着実に実を結んでいることをうかがわせる。テストではタイヤ、ブレーキ、エンジン、そして最新の空力パッケージなどを試し、佐藤琢磨が最終日に最速タイムを叩き出すなど、大きな成果を上げることができた。テストでの好調が持続できれば、復帰第1戦となるヨーロッパGPでの上位入賞は十分に可能である。そしてシーズン開幕時に目標と定めた初優勝も、視野に入るはずだ。

 レースの舞台となるニュルブルクリンクは、改修された1コーナーやヘアピン、シケインなどの低速区間から、中速S字、あるいは高速S字にいたるまで、あらゆる要素の詰まった難易度の高いコースである。また独特な路面のうねりも、他の近代サーキットではなかなか見られないものである。

サーキット情報
 ドイツのニュルブルクリンクと言えば、全長22.4km、174ものコーナーを有する、かつての旧コースを思い出さないわけにはいかない。現在のコースは2002年に1コーナーが大改修され、ここにインフィールド区間が設けられた。この結果、より低速になったものの、オーバーテイクの機会は増えている。コース特性は基本的にハイダウンフォースを要求する。そしてここで速く走るには、オーソドックスなマシン性能が要求される。優れたトラクション。高いレベルの車体バランス。ブレーキング時の安定性。またサーキットは山脈に近いため、変わりやすい天候がレースの勝敗を分けることも少なくない。

予選方式の変更について
FIAは、ヨーロッパGPより予選方式を下記のように変更することを発表しました。
 ・予選は土曜日13時(現地時間)からの1回のみ
 ・決勝レース用の燃料を搭載して、1周タイムアタック方式
 ・前戦の順位と逆の順番でスタートする

コメント

ジェンソン・バトン
「言うまでもないことだけれど、僕らレーシングドライバーは今度のヨーロッパGPで走れることを本当に待ちこがれていたよ。イモラでレースをしてから、もう5週間も経つわけだからね。またコクピットに乗り込めると思うと、今からワクワクしてしまう。チームの皆も、ものすごく盛り上がっている。今回の状況を彼らがいかに乗り越えていったのか、それを見て僕は、ほんとうに感銘を受けた。それだけにニュルでは、最高の結果を残したい。この数週間、もしかしたら勝てるチャンスがあるかもしれないほど、マシンが良くなったのが分かっていながら、ライバル達が走るのを指をくわえて見ていないといけなかった。それが一番辛かったね。でもそれも、この週末で完全に過去のことになる。今は前進あるのみ。そして自分達の力を、見せつけることだ。
 ニュルでは去年、3位表彰台に立つことができた。そして今年は、それ以上に良い走りができる自信がある。ここは高速コーナーや面白い路面のうねりもあって、走っていても楽しい。僕らのマシンが、ここで速いのは確かさ。とにかく初日フリー走行の始まるのが、待ち遠しくてならないよ!」

佐藤琢磨
「この数週間、いろいろと困難なことがあっただけに、ニュルでレースに復帰できることに興奮を隠せません。最近のテストでクルマがさらに戦闘力を増したことも確認できたし、ここでのパフォーマンスには自信を持っています。こんな状況で素晴らしいマシンを作ってくれた技術スタッフの努力には、本当に頭が下がります。ファクトリーやテスト現場では、ノンストップでの開発が続けられていました。スタッフは全員、ものすごく燃えています。ここでのレースは、本当に楽しいですね。コース特性もユニークだし、特に独特の路面のうねりは、運転していて最高です。ここでレースに復帰できるのは、すごく良いと思います。去年も良いレースができていますし、この日曜日も、素晴らしい走りをお見せします」

ジル・ド・フェラン B・A・R Hondaスポーティングディレクター
「この数週間、スタッフ全員がレースへの復帰を本当に待ち遠しく思っていた。もちろんその間、ただ手をこまねいていたわけではなく、パフォーマンス向上のために最大限の努力を払ってきた。テスト結果も良かったし、ニュルでは素晴らしい走りを披露できるはずだ。最後のレースとなったイモラ以来、空力パッケージも絶え間なく改良されている。それがどれほどの効果があるか、その点でもニュルのレースが楽しみだ」

中本修平 Honda Racing Developmentエンジニアリング・ディレクター
「この数週間、将来のレースに向けたエンジン開発に没頭していました。2戦欠場後の今週末のレースが本当に楽しみです」

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