■ジェンソン・バトン 「バルセロナは、走っていて楽しいサーキットだよ。流れるような高速コースで、レースでは僕らはいつも良いペースで走れていた。4月初旬のテストでも、僕が非公式のコースレコードを出しているし、マシンはここのコースに合ってると言えると思うよ。今回テストで走ったムジェロは、バルセロナに性格が似ている。そこで良い結果が出ているだけに、週末のレースも期待できそうだ」
■佐藤琢磨 「バルセロナはチームにとって、もっとも得意とするサーキットの一つと言えるでしょう。何しろ2年連続してコースレコードを出していますからね。ここは高速且つ難易度の高いレイアウトで、個人的にも大好きなサーキットです。一番の高速コーナーでは、コーナリング中の最高時速は250km、身体にかかる重力は4.5Gにも達します。1月に再舗装した結果、直後のラップタイムはそれまでより20秒も遅いコースになってしまいました。とは言えその後、路面のグリップは随分上がったようで、最近のテストでは我々も有意義なデータが収集できています。ただ少しでもラインを外れると、全くグリップがなくなってしまいますから、レース中の追い抜きは相当難しそうです。その意味でも、予選はかなり重要です。上位グリッド獲得を目指して、全力を尽くすつもりです。幸いイモラで好結果が得られたおかげで、1回目予選の出走順は悪くありません。このGPも、かなりの接戦になると思います。バルセロナ自体は非常に古い歴史のある古都で、僕も何度か訪れています。ガウディをはじめとする建築物も面白いし、食事も美味しい。見所満載の都市ですが、でも何と言っても一番のイベントは、スペインGPですね!」
■ジル・ド・フェラン B・A・R Hondaスポーティングディレクター 「サーキットの外で今起きている問題は別にして、スペインGP自体は割と楽観的に考えている。イモラでは2台とも良いレースをしていたことは間違いなく、その後のムジェロテストでは2,500km以上を走破し、更なる進化を遂げているからだ。それにサンマリノGP前のバルセロナテストでは、それまで琢磨が持っていたコースレコードをジェンソンが破っている。イモラ以上に良いレースができることを確信しているし、勝利を狙えれば言うことはない」
■中本修平 Honda Racing Developmentエンジニアリング・ディレクター 「イモラでの好パフォーマンス、そしてムジェロテストでの素晴らしい結果を受けて、スペインGPでも良いレースができることを確信しています」 |