サンマリノGPの2回目予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが今季最高の3番グリッドを獲得。佐藤琢磨も前日1回目予選の10番手から、6番手にポジションアップを果たし、決勝レースは同じく今季最上位グリッドからのスタートとなる。
イモラ地方は、決勝日の早朝まで小雨模様のあいにくの天候となった。このため朝のサポートレースの時点では、コース上のところどころに濡れた路面が残るコンディションだった。しかし、午前10時の2回目予選が始まる頃には、一部を除いてほぼドライに近い状況にまで回復。とはいえ、路面に付いていたラバーは流れており、グリップはかなり低そうだ。
前日の1回目予選で10番手だった佐藤は、11番目の出走。路面温度はこの時点でも16℃とかなり低い。1回目予選より多くの燃料を積んでいる分、マシンの軽快な動きは殺がれている。それでも全区間でまんべんなく、その直前に走ったフェラーリのR・バリチェロをしのぐ速さを見せ、2回目予選で4番手タイムとなる1分23秒807をマーク。さらにそのあとに出走した3人のドライバーも佐藤のタイムを抜けず、M・シューマッハ(フェラーリ)のアタック失敗もあって、前日より4つグリッドポジションを上げた3列目グリッド、6番手からの出走となった。
16番手に出走したバトンは、セッション開始40分後にコースイン。快調なペースで2回目予選の3番手タイムとなる、1分23秒641を記録。そしてバトンのあとに出走したM・ウェーバー(ウィリアムズ)、M・シューマッハをしのいで、2列目、3番グリッドを獲得した。ポールポジションは、K・ライコネン(マクラーレン)が獲得した。
|