今季から日曜日の午前中に行なわれるようになった2回目予選。サーキットの上空は引き続き雲が多いものの、ドライコンディションの下でセッションは始まった。前日の1回目予選で激しい雨の中クラッシュを喫し、ノータイムに終わった佐藤琢磨は今日の2回目予選の2番目に出走する予定だった。だが、最下位のF・マッサ(ザウバー)が2回目予選に出走せず、ピットスタートを選択したために、佐藤は最初の出走となった。佐藤は前日ノータイムに終わったことから、2回目予選でタイムアタックをしても上位グリッドの獲得はできない。そのためにアタックせず、修復したマシンのシステムチェックのため、コースを1周したのちピットレーンへ戻った。
前日の予選で8番手タイム、12番目に出走したバトンは、スムースな走りで1分30秒台のタイムをマーク。1回目予選のタイム差が大きいことから最終的に前日と同じ8番手を獲得し、4列目グリッドを、佐藤は19番手からのレーススタートとなった。ポールポジションは前日好条件下でトップタイムを出した、G・フィジケラ(ルノー)が獲得した。 |