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レース
オーストラリア 第1戦 3月6日
オーストラリアGP
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グランプリ情報
Rd. Date
01 3/6 オーストラリアGP
02 3/20 マレーシアGP
03 4/3 バーレーンGP
04 4/24 サンマリノGP
05 5/8 スペインGP
06 5/22 モナコGP
07 5/29 ヨーロッパGP
08 6/12 カナダGP
09 6/19 アメリカGP
10 7/3 フランスGP
11 7/10 イギリスGP
12 7/24 ドイツGP
13 7/31 ハンガリーGP
14 8/21 トルコGP
15 9/4 イタリアGP
16 9/11 ベルギーGP
17 9/25 ブラジルGP
18 10/9 日本GP
19 10/16 中国GP
開幕戦オーストラリアGP
開幕戦オーストラリアGPプレビュー
2月28日(月)

 2005年F1世界選手権は今週末、オーストラリア・メルボルンのアルバートパーク市街地サーキットで幕を開ける。レギュレーションが大きく変更された今季は、Lucky Strike B・A・R Hondaにとって、胸躍る技術的なチャレンジの年でもある。

 冬の間チームは、車体およびエンジンの開発、信頼性の確立、そして新しいレギュレーションの下でのミシュランタイヤのグリップ確保に全精力を注いできた。そうして得た成果から、開幕戦には大きな手ごたえを感じている。昨年11月から始まったウィンターテストは4ヶ月間に及び、その間ファクトリーでの開発作業、スペイン各地のサーキットでの実走テストが続き、この間の合計走行距離は実に28,000kmに達した。これは昨年に比べて15%も多く走ったことになる。

 ニューマシンB・A・R Honda 007のテストでのパフォーマンスには、チームは大いに勇気付けられている。そしていよいよメルボルンでの開幕第1戦は、その真価が問われる「実戦テスト」である。グランプリ週末のレースコンディションで、どれだけのパフォーマンスを発揮できるか、その最初の試金石となるからだ。

 アルバートパークは大きなダウンフォースを必要とするサーキットであり、ドライバーには評判の良いコースでもある。全長5.303kmのレイアウトの中に、短いストレートと低中速コーナーが配され、マシンにはトラクションの良さと、ブレーキング時の安定性、さらに優れた空力性能が求められる。普段ほとんど使われていないコースだけに、初日金曜日はホコリだらけでグリップ不足の路面に悩まされることになる。そして2日目以降は、路面コンディションが走るごとに変わるために、セットアップ作業は困難を極める。

コメント
ジェンソン・バトン
「あっという間にシーズン開幕を迎えたけれど、またメルボルンで最初のレースを走れるのは嬉しいね。今季はチームにとっても、そして僕にとっても大きな挑戦であり、すごく興奮している。開幕が本当に待ちきれないよ。昨年のような大飛躍を続けていくのは、大変なことだ。でも冬のテストで僕らは多くの進化を確認できたし、特に終盤の走行では、マシンの本当のポテンシャルについて、かなりを把握することできた。新レギュレーションが実際のレースでどんな影響を与えるのか、見るのがとても楽しみだよ。それから新しい予選方式も、ドライバーにとってはさらなる心理的なプレッシャーになると思う。僕自身はこれまでにないほど絶好調だし、シーズンに向けて本当にハードな作業を重ねてきた。19戦を戦い抜く準備は万全だよ。メルボルンは開幕第1戦の舞台として申し分ない。サーキットも町も素晴らしいからね。去年の僕は第2戦のマレーシアから表彰台に上り始めた。だから今年のメルボルンでの目標は、とりあえず最高のスタートを切ることだね。開幕戦を戦って初めて、我々がライバル達に対してどの位置にいるのかを知ることができる」

佐藤琢磨
「再びシーズン開幕のスタートラインに立っているなんて、本当に愉快な気持ちです。ウィンターテストの期間は文字通りあっという間に過ぎてしまい、気がついたらメルボルンがすぐ間近に迫っています。ここは熱心なファンが詰め掛けて雰囲気も最高だし、これ以上の開幕戦の舞台はないと言ってもいいと思います。個人的にはF1ドライバーとして3年目を迎えることに、興奮を感じています。そして同じチームで2シーズン目を走るのは初めての経験でもあり、すごく特別な気分です。開幕第1戦は、未知のレギュレーションの中で戦うわけで、誰にとっても大変なレースになるでしょう。でもその分、僕らはさらに興奮しています。今年もライバル達に対して、新たな戦いを挑みますよ」

ジェフ・ウィリス B・A・R Hondaテクニカルディレクター
「冬のテストはサーキットが変わったり、悪天候に悩まされたりで、いつも以上に大変だった。そして今、気持ちも新たにメルボルンでの開幕戦を迎える。すべてのマシンが2005年の新レギュレーションで走るこの週末は、各マシンの真のパフォーマンスが明らかにされることになる。テスト中はいろいろ問題が出たりしたが、B・A・R Honda 007の基本的なパフォーマンスには満足している。とはいえ他の多くのライバル同様、もう少し準備に時間がかけられたらというのが、正直な気持ちだ。今季の我々の目標は優勝すること。そして昨年同様、サーキットを問わず、常時表彰台に上がることだ」

中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「長い冬のテスト期間を経て、いよいよ実戦へと向かいます。昨年の成績をさらに上回る飛躍を目指して、ベストを尽くします」

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