●ジェンソン・バトン
「モンツァでのレースが本当に楽しみだ。GP週末の雰囲気は、いつも最高だしね。ここはダウンフォースを削ったセッティングになるので、我々のクルマには有利なはず。シーズン終盤の、今の僕達の目的は、ルノーの前でフィニッシュして、できるだけ多くのポイントを獲得すること。そしてコンストラクターズ選手権2位の座を奪い取ることだ」
●佐藤琢磨 「前戦スパで2台ともに完走できなかったのは、本当に残念でした。それだけに余計、今週のイタリアGPには期するものがあります。長い夏休みを経て再開されたテストでは、多くの貴重なデータを収集できました。モンツァは歴史が古いだけでなく、GPサーキットでは唯一、時速360kmに達する超高速コースです。レイアウトは基本的に直線とシケインの組み合わせで、ダウンフォースはできるだけ少なめ。そして縁石に大胆に乗らないとタイムが出ないので、メカニカルグリップがとても重要になります。数少ないオーバーテイクの場所では、ブレーキング時のマシンの安定性がカギを握るでしょう。難しい高速コーナーはほとんどありませんが、モンツァで走るのはいつもわくわくします。今週のレースが、本当に楽しみです」
●中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development 「全18戦中、モンツァはエンジンの全開率が最も高いサーキットです。そして歴史もあり、雰囲気も抜群なだけに、ここは我々にとって大好きなコースでもあります。レースでは、最高のパフォーマンスをお見せしたいですね」
●デビッド・リチャーズ Lucky Strike B・A・R Honda代表 「スパは残念な結果に終わってしまったが、シーズン残り4戦は大いに期待している。トップ3の力を維持するべく、我々は多くの努力を傾注してきた。その力は、最終戦まで十分発揮されると信じている。モンツァテストでは、テストチームが素晴らしい仕事をしてくれた。今期ヨーロッパでの最後のレースとなるイタリアGPで、再び表彰台に上がることを期待している」
●クレイグ・ウィルソン B・A・Rチーフレースエンジニア 「ベルギーでは2台リタイアという思わぬ結果に終わったが、ヨーロッパ最終戦のモンツァでは、ぜひ雪辱を期したい。これだけの超高速、そしてできるだけダウンフォースを削るセッティングが要求されるコースは、他にはどこにもない。ここは1速あるいは2速で回るシケインと、長いストレートが組み合わさっている。それだけにブレーキングの安定性、そしてブレーキ自体の冷却性能が非常に重要となる。さらにエンジンとギアボックスの信頼性も、勝敗のカギを握ると言っていい」
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