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第15戦 イタリアGP
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1日目
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第15戦 イタリアGP プレビュー

9月6日(月)

 Lucky Strike B・A・R Hondaは今週末、F1世界選手権第15戦イタリアGPを戦うべく、モンツァへと向かう。通常、グランプリの開催される同じサーキットでのテストは、GP開催28日以内に行うことは禁止されている。しかし超高速コースのモンツァだけに、FIA(国際自動車連盟)も安全上の観点から、この制限を今回は取り払った。B・A・R Hondaは、他のチームと共に、先週ここで3日間のテストを敢行した。幾多の名勝負を繰り広げてきたこのサーキットは、エンジンパワーと空力性能がものをいう。そしてHondaはここで、これまで多くの成功を収めてきた。

 チームはこの3日間のテストで、3人のドライバーが3台のマシンで周回するという、フル体制を敷いた。佐藤琢磨は最初の2日間を担当し、木曜日に1分20秒98のベストタイムを出す。チームメイトのジェンソン・バトンは後半2日間を走り、金曜日には総合2番手となる1分20秒69の自己ベストだった。一方第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンは、3日間で234周もの周回を重ね、木曜日に1分20秒36の自己ベストを出した。

 Hondaのヨーロッパ初勝利は、1967年にここで成し遂げられている。同年9月のイタリアGPにおいて、ジョン・サーティースが僅かコンマ2秒差で、レースを制したのだった。それ以来Hondaはここモンツァで、5回の優勝を記録している。1986・87年のネルソン・ピケ(ウィリアムズ・Honda)、1989年のアラン・プロスト(マクラレン・Honda)、そして1990・91年のアイルトン・セナ(同)である。これら通算6回の勝利を挙げたモンツァは、モナコと並んでHondaがもっとも成功を収めたサーキットである。またここでは、68年に同じサーティースが、Honda初のポールポジションも獲得している。レースでも連続優勝が期待されたが、スピンしたマシンを避けようとしてコースアウト。その夢の実現はならなかった。

イタリアにおけるHonda
・Honda Motor Europe Southに属するHondaイタリアは、ヨーロッパのみならず、中東アフリカ圏を含めた市場の中でも、重要な位置づけである。
・Hondaは1976年から、同国で2輪車の生産を開始。現在でもその重要性は変わらない。2輪車生産以外にも、HondaはここにR&Dセンターを設立している。

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ジェンソン・バトン
「モンツァでのレースが本当に楽しみだ。GP週末の雰囲気は、いつも最高だしね。ここはダウンフォースを削ったセッティングになるので、我々のクルマには有利なはず。シーズン終盤の、今の僕達の目的は、ルノーの前でフィニッシュして、できるだけ多くのポイントを獲得すること。そしてコンストラクターズ選手権2位の座を奪い取ることだ」

佐藤琢磨
「前戦スパで2台ともに完走できなかったのは、本当に残念でした。それだけに余計、今週のイタリアGPには期するものがあります。長い夏休みを経て再開されたテストでは、多くの貴重なデータを収集できました。モンツァは歴史が古いだけでなく、GPサーキットでは唯一、時速360kmに達する超高速コースです。レイアウトは基本的に直線とシケインの組み合わせで、ダウンフォースはできるだけ少なめ。そして縁石に大胆に乗らないとタイムが出ないので、メカニカルグリップがとても重要になります。数少ないオーバーテイクの場所では、ブレーキング時のマシンの安定性がカギを握るでしょう。難しい高速コーナーはほとんどありませんが、モンツァで走るのはいつもわくわくします。今週のレースが、本当に楽しみです」

中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「全18戦中、モンツァはエンジンの全開率が最も高いサーキットです。そして歴史もあり、雰囲気も抜群なだけに、ここは我々にとって大好きなコースでもあります。レースでは、最高のパフォーマンスをお見せしたいですね」

デビッド・リチャーズ Lucky Strike B・A・R Honda代表
「スパは残念な結果に終わってしまったが、シーズン残り4戦は大いに期待している。トップ3の力を維持するべく、我々は多くの努力を傾注してきた。その力は、最終戦まで十分発揮されると信じている。モンツァテストでは、テストチームが素晴らしい仕事をしてくれた。今期ヨーロッパでの最後のレースとなるイタリアGPで、再び表彰台に上がることを期待している」

クレイグ・ウィルソン B・A・Rチーフレースエンジニア
「ベルギーでは2台リタイアという思わぬ結果に終わったが、ヨーロッパ最終戦のモンツァでは、ぜひ雪辱を期したい。これだけの超高速、そしてできるだけダウンフォースを削るセッティングが要求されるコースは、他にはどこにもない。ここは1速あるいは2速で回るシケインと、長いストレートが組み合わさっている。それだけにブレーキングの安定性、そしてブレーキ自体の冷却性能が非常に重要となる。さらにエンジンとギアボックスの信頼性も、勝敗のカギを握ると言っていい」

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モンツァ・サーキット
9月12日決勝
サーキットデータ
名称 モンツァ・サーキット
全長 5.793km
決勝 53ラップ(2003年)
1922年に開設された歴史あるサーキット。過去に開催されたイタリアGPは1回を除き、すべてここモンツァで開催されている。3本の直線と1つの大きなコーナーで構成されるグランプリ随一の超高速サーキット。一方、スタート後のシケインは鋭角的に曲がる上に道幅が狭く、難易度が高い。真っ赤に染まったスタンドが印象的だ。
昨年度WINNER
M.シューマッハ(フェラーリ) 1:14'19.838
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フジテレビ系
「FORMULA1 WORLD CHAMPIONSHIP 2004」
予選 9月11日(土) 25:45〜26:30(一部地域を除く)
決勝 9月12日(日) 22:30〜24:15

フジテレビ 721
「2004 F1グランプリ」
予選 9月11日(土) 19:50〜22:20(生放送)
決勝 9月12日(日) 20:50〜23:10(生放送)
予選 9月18日(土) 14:00〜16:10
決勝 9月19日(日) 14:00〜16:00
※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中


※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
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