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1日目
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決勝
ポイント

第11戦 イギリスGP プレビュー

7月5日(月)

 前戦フランスGPでは、ジェンソン・バトンが僅かな差で表彰台を逃し、結果は5位入賞に終わった。とはいえLucky Strike B・A・R Hondaに貴重な4ポイントをもたらした。今季3回行なわれる2連戦の最後のGPは、チームのホームコース、シルバーストーンに舞台を移してのイギリスGPである。

 イギリスGPがホームGPなのは、シルバーストーンからわずか10マイルにある、ブラックリーにファクトリーを構えるB・A・Rだけではない。 HondaF1の欧州基地HRDもそこからほど近い、ブラックネルにあるのだ。そこで働く多くのスタッフが、11日の決勝レースに大挙して応援に来ることになっている。

 フランスからイギリスへと2週続けての連戦であるにもかかわらず、B・A・R Hondaを始めとする8チームは、マニクールから直接ロンドン・リージェントストリートへと向かった。ロンドン市街の中心で、F1マシンのデモランを披露するためだ。モータースポーツの歴史の長いイギリスでも、首都の中心部で現役F1マシンを走らせるこの種のイベントは、史上初めて。B・A・R Hondaからは、バトンがB・A・R Honda 006を駆って登場。その前にはHonda S2000でコースの下見をする、いわば「フリー走行」も行った。

イギリスにおけるHonda
 ヨーロッパにおけるHonda車の主要生産工場は、スウィンドンにある。ここもHRD同様シルバーストーンから遠くなく、80kmほど南西に位置している。スウィンドン工場の稼動は、1992年から。最初に生産されたモデルは、アコードだった。その3年後にはシビックの生産も始まり、さらに2001年秋には、第2工場も稼動を始めた。1億3000万ポンド(約260億円)が投資されたこの工場建設によって、スウィンドンでは現在4250人の従業員を雇用している。そして生産能力も1日800台、年産25万台にまで上がったのだった。

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ジェンソン・バトン
「マニクールでは十分に表彰台に上がれるチャンスがあっただけに、あの結果にはガッカリだった。でも今週は母国GPだからね。気合いは十分だよ。シーズン中盤の今ぐらいに初優勝を遂げるというのが当初の目的だったから、それがイギリスGPでかなったら最高だ。ここでのレースは僕にとって、いろんな意味で特別なんだ。シルバーストーンを走るのは大好きだし、何より4年前に初めてイギリスGPを戦った時、最初のラップでミハエル・シューマッハを抜いた。あれは本当に、忘れられない思い出だね。積んでいる燃料の量が違っていたとはいえ、素晴らしい瞬間だったことには違いはない。自国の大観衆の前で走る気分は、やっぱり格別さ。特にグランドスタンドは、ユニオンジャックで埋まるからね。でも何より重要なのは、ここで最高の成績を上げること。そして日曜の夜は、多くの人々と喜びを分かち合えたらいいね」

佐藤琢磨
「僕にとってのホームGPはやっぱり鈴鹿ですが、でも今はイギリスに住んでいますし、その意味でイギリスGPは第2の母国GPと言えるでしょう。もちろん良い結果を出したいですね。チームの皆、そして沢山のイギリス人ファンが見守ってくれていますからね。イギリスGPは僕にとって、もっともエキサイティングなレースの一つです。何よりここシルバーストーンは、ジュニアフォーミュラ時代に良い思い出を沢山作ったサーキットです。ですから再びここでレースできることが、とても嬉しいですね。フランスGPの結果は残念でしたが、インディアナポリスでのパフォーマンスの再現を信じています。シルバーストーンでのレースは、変わりやすい天候のせいもあって、例年すごく盛り上がります。今年も面白い展開になると思います」

中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「フランスGPは厳しいレースとなってしまいましたが、もちろん今以上の努力を続けて、再び表彰台獲得を目指すつもりです。今週のイギリスGPは、とても大事なレースです。HRDのあるイギリスで、大勢の地元ファンや応援に来てくれるスタッフの前で、ぜひ最高の成績を上げたいですね」

デビッド・リチャーズ Lucky Strike B・A・R Honda代表
「母国でのグランプリだけに、やはりファンからの大きな期待を感じるね。特に今年のジェンソンは、イギリス人ドライバーの中で最高の成績を挙げているわけだし、決勝当日の声援はさぞ凄いことだろう。ホームGPで初優勝を上げられたら、こんなに素晴らしいことはない。しかし結果がどうであれ、特別な週末になることは間違いない」

ジェフ・ウィリス B・A・Rテクニカル・ディレクター
「マニクールでは戦闘力を十全に発揮できなかっただけでなく、信頼性の面でも課題を残してしまった。連戦のイギリスGPには、万全の対策で臨むつもりだ。シルバーストーンは高速コーナーが多く、タイヤは普通より固めのコンパウンドを投入することになる。しかし一方で低速コーナーも少なからずあるために、固いタイヤでいかにグリップも確保するか、その折り合いが難しい。またここでは、高速コーナーの切り返しでの安定性を優先すると、低速コーナーのアンダーステアやトラクション不足が出てしまう。しかし6月初旬のシルバーストーンで、我々はミシュランと十分なタイヤテストをこなし、ここに合ったセットアップにも手応えを得られた。それだけにB・A・R HondaのホームGPで、最高の成績を上げることを信じている」

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シルバーストーン・サーキット
7月11日決勝
サーキットデータ
名称 シルバーストーン・サーキット
全長 5.141km
決勝 60ラップ(2003年)
多くのチームが本拠地とするシルバーストーン。1950年にスタートしたチャンピオンシップの、記念すべき第1戦が開催された地としても有名だ。もともと空軍基地を改修して作られたコースだけに、平坦でオーバーテイクポイントが多い。一方、複合コーナーも多数配置されていて、テクニカルな面も見られる。
昨年度WINNER
R.バリチェロ(フェラーリ) 1:28'37.554
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フジテレビ系
「FORMULA1 WORLD CHAMPIONSHIP 2004」
予選 7月10日(土) 25:55〜26:40(一部地域を除く)
決勝 7月11日(日) 25:30〜27:15

フジテレビ 721
「2004 F1グランプリ」
予選 7月10日(土) 20:50〜23:20(生放送)
決勝 7月11日(日) 20:50〜23:20(生放送)
予選 7月17日(土) 20:00〜22:10
決勝 7月18日(日) 14:00〜16:00
予選 7月22日(木) 27:00〜29:10
決勝 7月23日(金) 27:00〜29:00
※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中


※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください

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