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第2戦 マレーシアGP
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1日目
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第2戦マレーシアGP プレビュー

3月15日(月)

 Lucky Strike B・A・R Hondaは、2004年シーズン第2戦を戦うべく、マレーシア・セパンサーキットへ向かう。ここではもちろん、開幕戦以上のポイントを獲得することが目標となる。B・A・R Hondaチームは、メルボルンで今シーズンの自信をうかがわせる好スタートを切った。ジェンソン・バトンと佐藤琢磨は、オーストラリアGPをそれぞれ6位と9位で完走し、B・A・R Honda 006マシンのポテンシャルの高さを見せつけた。アルバートパークサーキットでの自己ベストを更新し、チームに貴重な3ポイントをもたらしたバトンは、第2戦では更に上位への入賞が期待されている。

 開幕戦の後、レースチームの大半がチームの本拠地に戻らずアジア・オセアニアに滞在している中、次回のレースの鍵を握るサードドライバーのアンソニー・デビッドソンは、グランプリの合間を縫って欧州に引き返し、スペイン、バレンシアで4日間にわたって行われたテストに参加した。彼が担当したのは、04コンセプトカーによる更なる開発と、ミシュランタイヤの評価だった。デビッドソンは、水曜日には総合でトップタイムを出した他、テスト期間中は終始、安定した速さを発揮した。RA004Eエンジンの高い信頼性はここでも発揮され、テスト中は全くのトラブルフリーだった。

 これまでのところ、チームのテストプログラムの大部分は、セパンサーキットに比べるとはるかに気温の低い、南欧で行われてきた。しかしその一方で、栃木の本田技術研究所では、最新のRA004E V10エンジンをクアラルンプールの高温多湿に適応させるために、昼夜なしに準備作業が続けられてきた。Hondaのエンジニア達は、最新式のダイナモメーター上で現地の気温や湿度、気圧の状態を再現し、その中でエンジンの信頼耐久性テストを繰り返してきた。この他に、制御された実験環境では、セパンサーキットのコースの特徴も再現することが可能である。今季から導入された「1GP1エンジン」の新レギュレーションによって、エンジンの信頼性は一層重要なものとなっている。

 マレーシアは、1969年にHondaの東南アジア初の4輪生産拠点に選ばれて以来、Hondaのグローバルネットワークの重要な一角を担っている。Hondaは、アジア/オセアニアの自動車産業の発展にともない、昨年までに新たな工場をマレーシアに完成させた。マラッカ州の80エーカーの敷地に建設された新工場では、2003年1月にマハティール首相らを招いて正式な開所式典が行われた。この新工場では、CR-Vの生産がまず開始されたが、現在はシティ、シビック、アコードの生産に加え、部品生産も行われており、年間20,000台の生産能力を誇っている。

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中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「オーストラリアでは、今シーズンに自信を持てるスタートを切れました。新開発エンジンは、高い信頼性と性能を発揮してくれました。チームとしては、バレンシアでのテストで更にいくつかの点で進展がありました。セパンサーキットの高温多湿な条件の下で、更に上位のリザルトを目指します」

ジェンソン・バトン
「先週メルボルンで自信を持てるスタートを切れたから、チーム全体が良い雰囲気でマレーシアGPに臨めるね。初戦でポイントを稼げて本当に良かったし、セパンサーキットに向けてパッケージは更に改良されているので、予選でもレースでも良い結果を出せると思う。セパンサーキットは大好きだよ。高速コーナーと高速のストレートが良いリズムで続くからね。B・A・R Honda 006は、開幕戦でとても高い信頼性を発揮して、僕に自信を与えてくれた。これからはレースでのスピードが更に良くなると思うよ」

佐藤琢磨
「オーストラリアでマシンの信頼性が証明されているので、自信を持ってマレーシアに向えますね。個人的には、オーストラリアでポイントを取れなくて残念でしたが、チーム全体としては、とても幸先の良い開幕戦だったと思います。エアロパッケージのセッティングをいくつか変更したので、マレーシアでは更に優れたマシンパッケージでレースに臨めるのは間違いないですね。セパンサーキットはそれほど難しいコースではないと思われているようですが、実際はかなり独特なサーキットで、高速コーナーはどれもかなり厳しいですよ。暑くて湿度も高いですしね。万全な体調でレースに臨むことはとても大事なことなので、ランカウイに5日間滞在してトレーニングをこなして、体調を整えてからクアラルンプールに入ります」

ジェフ・ウィリス B・A・Rテクニカル・ディレクター
「今回のマシンは、どちらかといえば路面温度が高いほうが調子が出るので、アルバートパークよりもセパンサーキットの方がうちにとって好ましいですよ。実際、セパンサーキットはパワーサーキットではありませんが、空力効率を高めて、ブレーキングでの安定性を良くする必要があります。高温下での信頼性も、一つの課題ですね。自信を持ってレースに参戦して、上位3チームと戦えるように頑張ります。予選のタイムには割と満足していますので、決勝レースでのパフォーマンスに全力を尽くします」

デビッド・リチャーズ Lucky Strike B・A・R Honda代表
「オーストラリアでチームのパフォーマンスを十分に分析する機会を持てました。また、2台とも完走してポイントもいくらか獲得できたので励みとなりました。とにかく、マシンおよびチーム共に、もっと優れたパフォーマンスを発揮できるものと確信しています。熱帯マレーシアのセパンサーキットの路面は、メルボルンとは状況がかなり異なりますが、B・A・R Hondaにとっては逆に有利な条件になると信じています」

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セパン・サーキット
3月21日決勝
サーキットデータ
名称 セパン・サーキット
全長 5.543km
決勝 56ラップ(2003年)
クアラルンプール国際空港の程近くに、1998年完成した超近代的サーキット。高速、低速コーナーがバランス良く配置されたレイアウトになっている。亜熱帯に位置するため、ドライバー、マシンともに高い気温と湿度が悩みの種。また、1日に何度か降るスコールによって、タイムが左右されることも。
昨年度WINNER
K.ライコネン(マクラーレン・メルセデス) 1:32'22.195
オンエア ページトップへ
フジテレビ系
「FORMULA1 WORLD CHAMPIONSHIP 2004」
予選 3月20日(土) 25:45〜26:30(一部地域を除く)
決勝 3月21日(日) 23:50〜25:35


フジテレビ 721
「2004 F1グランプリ」
予選 3月20日(土) 14:50〜17:30(生放送)
決勝 3月21日(日) 15:50〜18:30(生放送)
予選 3月27日(土) 14:00〜16:30
決勝 3月28日(日) 14:00〜16:00
予選 4月1日(木) 27:00〜29:30
決勝 4月2日(金) 27:00〜29:00
※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
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