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第1戦 オーストラリアGP
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1日目
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ポイント
第1戦オーストラリアGP プレビュー

3月1日(月)

 オーストラリアGPで幕を上げる2004年F1世界選手権は、Hondaにとって新たな技術チャレンジとなる。今年から適用される「1GP1エンジン」の新レギュレーションは、単にGP3日間の750-800kmを1基のエンジンで走りきらなければならないだけではない。高いレベルのパフォーマンスを、その間ずっと発揮しなければならないのだ。

 HondaのニューエンジンRA004Eは、寿命を2倍以上に延ばした上に、より軽く重心の低いものに仕上がっている。このV10エンジンの開発は、2002年の12月から始まった。そして昨年11月には、04コンセプトカーに載せられ、実走テストを開始。2004年シーズンを通じて期待通りの戦闘力を発揮できるよう、早い段階から開発を行って来た。

 チームのドライバーラインナップは、ジェンソン・バトンのチームメイトとして、新たに佐藤琢磨が加わった。佐藤は昨年最終戦の鈴鹿GPで急遽デビューを果たし、そのまま正規ドライバーに昇格した。この時の佐藤は、6位入賞。そしてバトンも4位入賞を果たしたことで、チームは選手権5位を獲得することができた。

 この2人に第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンが加わって、冬のテストが精力的にこなされた。昨年11月からはじまったウインターテストは、スペインのヘレス、バルセロナ、バレンシア、そして最後のイギリス・シルバーストンに至るまで、計11回。チームにとってはニューマシンのパフォーマンスを向上させるだけでなく、新たなパートナーとなったミシュランタイヤとの共同作業も、それに劣らず重要なものだった。また信頼性を高いレベルで確立することも、今季の戦いには欠かせない要素だ。テストは予想以上に順調に進み、バルセロナではバトンが2度にわたってコースレコードを樹立。それをさらに佐藤が破るなど、目覚ましい速さを披露した。

 2004年は、HondaがF1に参戦してから40年目の記念すべき年となる。1964年、ドイツ・ニュルブルグリングでアメリカ人のロニー・バックナムがRA271Fを駆ってドイツGPに出場したのが、その後今日までに71勝を上げる栄光の第一歩となった。

 Honda オーストラリアは、メルボルンの中心部からわずか30分の、キャンベルフィールドにあり、ここで生産される芝刈り機は、国内だけでなく世界19か国に輸出されている。ちなみにメルボルンには、Honda オーストラリアの4か所あるライディングトレーニングセンターのうちの2つがあり、ここでは年間8000人もの受講者が安全講習を受講している。

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中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「新型エンジンを完成させるために、その設計開発、ダイノでのセッティングやサーキットにおける実戦テスト、およびB・A・Rとのシャシー共同開発に並々ならぬ尽力が注がれてきました。ライバルチームのマシンに対して、ここぞというときに、実際にどのようなパフォーマンスを見せ付けてくれるのか今から楽しみにしています。シーズン開幕戦はエキサイティングで、一種独特の雰囲気がありますね。初戦を戦うレースウィークエンドが待ち遠しいです」

ジェンソン・バトン
「シーズン開幕戦が待ち遠しいね。始めから力強くレースを展開したいし、もし初戦でいいリザルトを出せれば、自信が付くのはもちろん、チームを一層勢いづけることになるからね。冬期テスト中にとても手堅いマシンに仕上がっているので、信頼性は高いし、表彰台を獲得するという期待に期待に添えるはず。オーストラリアGPでは未だポイントを獲得したことがないので、このシーズン開幕戦でなんとかポイントを獲得したいと思っているよ」

佐藤琢磨
「オーストラリアに向う前に日本に立ち寄って、その後初戦に備えてハードなトレーニングをします。メルボルンでは、一度レース経験があるんです。僕のGPレースデビュー戦だったのですが、残念ながら予選レース中に技術的な問題が発生してしまいました。僕にとっては、GPレースに初参戦した特別なサーキットだし、シーズン開幕レースを迎えるのに絶好の地です。チームは冬期テストの非常にハードなメニューをこなしてきましたし、テストではかなり手ごたえのある成果を出しています。ニューマシンで臨む初戦が本当に楽しみです」

ジェフ・ウィリス B・A・Rテクニカル・ディレクター
「天候の良くない寒冷地で冬期テストを終えた後、メルボルンは、2004年シーズン開幕戦を迎えるのに絶好の地です。アルバートパーク・サーキットは、ブレーキによるタイヤ摩損がかなりあり、落葉の季節ですのでラジエターダクトが落ち葉を吸い込んで冷却系統に問題が生じたことがこれまでにありましたが、ドライバーやマシンにとっては、それほど過酷なコースではないと思います。シーズン前に膨大な距離をテスト走行したので、ニューマシンのパフォーマンスレベルと信頼性には自信があります。このサーキットでいいリザルトを出せる可能性があるのは確かです。マシンのポテンシャルの高さを自覚してそれを引き出し、2台共ポイントを獲得してフィニッシュさせることがチームの任務です。各GPレースに1台のエンジンしか使えないという新しいレギュレーションが採用される最初のレースですので、エンジンの信頼性が一番の注目を集めることになります。大半のチームが、金曜日のフリー走行をかなり控えめなものにするのではないでしょうか。この点、B・A・Rは金曜日にはアンソニー・デビッドソンが第3のマシンで走行するので有利と言えます。エンジニアとレースドライバーは、この走行から得られる貴重な情報を、レースで使用するタイヤ選びに最大限に活かすつもりです」

デビッド・リチャーズ Lucky Strike B・A・R Honda代表
「2003年の最終戦は、昨シーズンのハイライトの一つとなったのは確かです。チーム全体が素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。あのレース以降、冬期テスト期間中も、ジェンソンと琢磨は、互いに協力しながら非常に素晴らしい活躍を続けていますので、2人がとても強力なコンビになることは、まず間違いないでしょう。テスト中に確かめられたパフォーマンスは、とても自信を持てるものでした。それに匹敵するものを発揮できれば、2人のドライバーが揃ってアルバートパークの表彰台に立つチャンスも夢ではないと思います」

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アルバートパーク・サーキット
3月7日決勝
サーキットデータ
名称 アルバートパーク・サーキット
全長 5.303km
決勝 58ラップ(2003年)
9年連続で開幕戦の舞台となるアルバートパーク。暖かい気候で陽気なムードの半面、シーズン初戦という緊張感も漂う。コースは普段、一般に開放されているため、汚れとほこりから一部滑りやすい。また、コーナーの連続でオーバーテイクポイントも少ないため、ドライバーには高い集中力が要求される。
昨年度WINNER
D.クルサード(マクラーレン・メルセデス) 1:34'42.124
オンエア ページトップへ
フジテレビ系
「開幕直前特番!佐藤琢磨熱きF1魂〜ポディウムに日の丸を〜」
3月5日(金) 25:40〜26:35
「FORMULA1 WORLD CHAMPIONSHIP 2004」
予選 3月6日(土) 26:15〜27:00(一部地域を除く)
決勝 3月7日(日) 16:00〜17:45


フジテレビ 721
「2004 F1開幕直前スペシャル」
2月26日(木) 21:00〜23:00(生放送)
2月26日(木) 25:00〜27:00
3月4日(木) 27:00〜29:00
「2004 F1グランプリ」
予選 3月6日(土) 11:50〜14:20(生放送)
決勝 3月7日(日) 11:50〜14:30(生放送)
予選 3月13日(土) 14:00〜16:30
決勝 3月14日(日) 14:00〜16:00
予選 3月18日(木) 27:00〜29:30
決勝 3月19日(金) 27:00〜29:00
※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中

スポーツ・アイ ESPN
「Movin'you. Honda」
フォーミュラ・ワン佐藤琢磨 3月12日(金) 21:30〜22:00(再放送あり)
※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
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