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第16戦
日本GP(鈴鹿)
2003年10月11日 予選2日目
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レースレポート
鈴鹿2日目予選でバトン9番手、琢磨13番手
■日時 :10月11日(土) 2日目予選
■天候 :曇りのち雨
■気温 :21℃
 日本GPの2日目予選は、終盤になって雨が降り出すトリッキーな状況の中で行なわれた。そんな中、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンはトップ10内の9番手、佐藤琢磨選手も13番手に付け、明日の決勝レースを5列、7列目グリッドからスタートすることになった。

 朝から曇りがちの天候。前日のフリー走行で満足に走れなかったバトンは、午前中のフリー走行で積極的に周回を重ね、10番手とまずまずのタイムを出した。一方の佐藤は、油圧系のトラブルで両方のセッションとも10周あまりしか走行出来なかったが、セットアップ作業は順調に進み、バトンに続く11番手のタイムを出した。

 午後1時半。予選直前のウォームアップ走行の時から、路面が濡れるほどではないが、細かい雨が降り出した。午後2時の予選セッションが始まった時点では、雨はほぼ止んでいる。しかし、何時降り出してもおかしくない空模様。最初に出ていったマシンは、ドライタイヤを装着している。5番手に出走のバトンは2時10分過ぎにコースイン。1、2コーナー、S字と快調に抜けて行き、最初の区間で暫定トップからコンマ6秒早い。デグナーカーブでわずかにコースをはみ出して土煙を上げるが、タイムロスは少ない。結局、全ての区間でそれまでのドライバーのタイムを更新し、1分33秒474のタイムで暫定トップに立った。

 10番手出走の佐藤は、28分過ぎからアタックを開始。2コーナーからS字、ダンロップコーナーにかけて、何度かバランスを崩しかけてヒヤリとさせる。その後も小さなミスがあったが、バトンから遅れることコンマ5秒余りの1分33秒924のタイム。暫定トップから1秒5遅れで、6番手に付けた。

 その後、上位ドライバーのアタックで順位をいくつか落としてしまうが、セッション終了間近になって本格的に雨が降り出し、セッション終盤に出走のシューマッハ兄弟やJ・トゥルーリ(ルノー)などのドライバーは、タイムを伸ばすことが出来なかった。その結果、最終的にバトンはトップ10内の9番手、佐藤も13番手に付け、明日の決勝レースを5列、7列目グリッドからスタートすることになった。ポールポジションはR・バリチェロ(フェラーリ)だった。


●中本修平 エンジニアリング・ディレクター
Honda Racing Development

「2人とも頑張ってくれました。今日は予選の間に小雨が降り出した為、予選順位に影響が出ましたね。明日のレースも天候次第では、どうなるか分かりません。コンストラクターズ・チャンピオンシップで5位を確保する為にも、明日はあらゆるチャンスを物にするべく、頑張ります」

●ジェンソン・バトン 9番手 1分33秒474
「結構ギリギリまで攻めた為に、2箇所ほど攻めすぎてしまった。特にデグナー・カーブでは、縁石を完全に乗り越えてしまい、少しタイムをロスしてしまったんだ。でも少しでも有利なグリッド・ポジションを得るためには、マシンの持てるポテンシャルを最大限に引き出すことが必要なので、ついつい攻め過ぎてしまうんだよね。ウォームアップが始まった時は、まだセットアップが煮詰まっていなかったので、セッション中にはそこに集中して作業を進めたんだ。まだ完璧と言うわけではないけれど、予選ラップ自体はまあまあだったと思う。何よりすごく楽しむ事が出来た。最も重要な事は、明日の決勝でチャンピオンシップ5位を奪い返す為に、全力を尽くす事だよね」

●佐藤琢磨 13番手 1分33秒924
「なかなか難しい予選でした。大事なのは、ジェンソンのなるべく近くにいることだと思っていたので、結果には満足しています。予選ラップでは、いくつかミスして、コンマ数秒ロスしてしまいました。今日は、大きな失敗はしなかったので、明日のレースも上手く行くと思います。鈴鹿のコースを良く知っていると思われているけれど、実際は他のドライバー以上に知っているわけではありません。昨年のレース以前に最後にレースで走ったのは1998年のことだし、その前はレーシングスクールでしか走っていません。今年のサーキット改修もあって、他のドライバーと同じで、まだまだ勉強中なんです。1年ぶりにレースに出場しているから、尚更ですね。まあ、ここは皆さんの物凄い応援があるので、明日は期待に答えられるよう頑張ります」

 
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