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第7戦
モナコGP(モナコ)
2003年5月31日 予選2日目
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予選1日目 予選2日目 決 勝
レースレポート
ビルヌーブが予選11番手。バトンはフリー走行のクラッシュで出走せず
■日時 :5月31日(土) 2日目予選
■天候 :晴れ
■気温 :26℃

 モナコGP2日目予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジャック・ビルヌーブが11番グリッドを獲得した。一方チームメイトのジェンソン・バトンは、午前中のフリー走行中に大クラッシュを起こし、外傷はなかったものの大事を取って出走を見合わせた。

 絶好調だった初日予選から一転、モナコGP2日目のB・A・R Hondaを試練が襲った。午前中のフリー走行1回目のセッションでは、両ドライバー共に積極的に周回を重ね、予選に向けて順調な仕上がりを見せた。しかし、フリー走行2回目のセッション開始早々、バトンがトンネル出口のシケインで単独大クラッシュ。トンネル通過直後にスピンしたマシンは、右サイドから防護壁に激突。バトンは自力で脱出することができず、すぐに救急車で市内のプリンセス・グレース病院に運ばれた。幸いバトンは外傷も無く、脳しんとうと打撲で済んだものの、大事を取って午後の予選は出走を見合わせた。決勝レースは、日曜日の朝に再度検査を受け、異常が無ければ最後尾からスタートする。

 一方のビルヌーブは、フリー走行終了間近のタバココーナーでガードレールに右後輪を当ててしまい、コース脇にストップ。セッション最後まで走れなかったものの、総合で10番手のタイムをマークした。

 午後の予選は気温26℃、路面温度35℃、そして微風という絶好のコンディションで始まった。モナコでは、レース中にコース上で先行車を抜くのはほとんど不可能。したがって予選でのグリッド順が他のGP以上に重要となる。かといって軽い燃料で上位グリッドを獲得しても、レース開始直後にピットに入ってしまったら、あっという間に後続に抜かれてしまう。ではどの程度の燃料を搭載して予選に臨むのか、各チームの作戦担当エンジニアが頭を悩ませるところだ。

 ビルヌーブは、9番手でアタックを開始。大きなミスもなく走り切り、1分16秒755。この時点で暫定3番手に付ける。ちなみに初日予選のタイムより1秒3ほど速くなっており、路面のグリップは格段に良くなっているようだ。最終的に、ジャックは11番手のグリッドを獲得した。ポールポジションは、モナコでは初めての獲得となるR・シューマッハ(ウィリアムズ)だった。


中本修平 エンジニアリング・ディレクター
Honda Racing Development

「まず、今朝のような大アクシデントにも関わらず、ジェンソンが無事だったことで、我々一同ほっとしています。明日のレースにも出られるとよいですね。ジャックは予選では上手く走ってくれたと思いますよ。今週末は、ポイント獲得も充分可能な競争力の高さを発揮しているので、明日のレースは期待しています」

●ジャック・ビルヌーブ 11番手 1分16秒755
「まずは今朝のセッションで事故を起こしたジェンソンが大丈夫だったと聞いてホッとしているよ。僕自身に関してはというと、何処となくバルセロナに似た状況になっているような気がする。初日は全く調子が悪く、レースウィークが進むにつれて良くなってきているんだ。今日はタイヤのセットアップも順調に進み、最終予選と決勝に向けて、競争力のあるセットアップを見つけることが出来た。今日の予選順位は、おおよそ作戦どおりの結果なので、明日の決勝が楽しみだよ」

 
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