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第1戦
オーストラリアGP(メルボルン)
2003年3月8日 予選2日目
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サーキット&TV情報 レースレポート リザルト ポイントスタンディング
予選1日目 予選2日目 決 勝
レースレポート  
B・A・R Honda、3・4列目グリッドを獲得
■日時 :3月8日(土) 2日目予選
■天候 :晴れ
■気温 :23℃
 開幕戦オーストラリアGP2回目の予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジャック・ビルヌーブが6番手、ジェンソン・バトンは8番手のグリッドを獲得した。

 初日予選で3、5番手。B・A・R Hondaの素晴らしい速さは、2日目午前のフリー走行においても衰えなかった。1回目のセッションでバトンが、並み居るトップドライバーたちを抑えて、トップに躍り出る。2回目のセッションでタイムを更新出来ず2番手に下がったものの、午後の2回目予選での好結果が期待される。一方のビルヌーブは、バトンから1秒遅れの13番手。1回目のセッション終了間際、油圧トラブルでコース脇にストップ。その後全く走れないままフリー走行を終了した。

 午後2時からの予選に先だって、同1時30分から15分間、ウォームアップ・セッションが今年から行われることになった。これは予選後から翌日のレーススタート時まで、全マシンがパルクフェルメに置かれ、レース直前のウォームアップ走行が出来なくなった代替措置である。僅か15分の間に、各チームは予選、決勝に向けた最後の調整を詰めなければならない。ここではビルヌーブが6番手、バトンは9番手のタイムだった。

 昼過ぎには青空が広がり、一時は路面温度が30℃を超えるところまで上がったが、その後にわかに黒雲に覆われ、雨も降り出した。雨は直ぐに止み、路面が濡れるところまでは行かなかったものの、予選開始時午後2時の時点では、気温18℃、路面温度26℃と、やや涼しめのコンディションだ。

 今日行われる2回目の予選は、前日の1回目予選で得た順位の逆に出走する。昨日5番手のバトンは、16番目に出走し、予選開始後37分にコースイン。上空は再び晴れ渡り、コンディションは快晴だった昨日とほぼ同じに。バトン以前に走ったドライバーがあちこちのコーナーではみ出しているため、コース上は汚れがひどくなっている。それでもバトンは、ほぼノーミスでアタックをやり遂げ、1分28秒682。この時点で5番手のタイムを獲得する。

 そしてその2人あとに、ビルヌーブが登場。やはりスムーズなドライビングを披露して、チームメイトをコンマ2秒上回る、1分28秒420のタイムを叩き出した。その後フェラーリらトップチームが上位を占めたために順位は落としたものの、ビルヌーブ6番手、バトン8番手のグリッドを獲得。明日のレースを3・4列目からスタートすることになった。


中本修平 エンジニアリング・ディレクター
Honda Racing Development

「トラブル含みで始まったことを考えると、今日の結果は良かったと言えるでしょう。チームはマシンのセットアップを予選に間に合わせるべく頑張ってくれましたし、ドライバーも精一杯のアタックを見せてくれた結果、6番手と8番手というグリッドポジションを獲得する事が出来ました。他のチームがどういうレース戦略を立てているかはもちろん分かりませんが、3列目と4列目からのスタートは悪くないですよね。昨日の朝のセッションでおきた問題の対応として、今日明日共に、ウィンターテストでより多く走り込んだ仕様のエンジンを使うことにしました」

ジャック・ビルヌーブ 6番手 1分28秒420
「明日のレースを6番手からスタート出来るのは良いよね。我々の戦略は堅実で現実的なものだから、明日も良い結果が望めると思う。先頭集団に食い込み、バトルを展開出来ると思うよ。予選のタイムアタックに関しては、最高の出来とは言えなかったので、ちょっと不満だね。今朝のプラクティスの後では信頼性に少し不安が残るけれども、十分表彰台は狙えると思うから、頑張るよ」

ジェンソン・バトン 8番手 1分28秒682
「他のチームと比べて僕がどの辺にいるのか、見極めるのが難しいけれど、8位というポジションには満足しているよ。シーズン最初のレースをスタートするには、良いポジションだよね。今朝は十分な周回数を稼ぐ事は出来なかったけれど、マシンの調子は良かったよ。15分間のウォームアップ・セッションの時には風が強く吹いていて、その後の予選中は、それまでと全く違うマシンであるかのように神経質で、運転感覚がまるで違って感じた。あまり良いラップではなかったし、他のドライバー達と同じように、まだ改善の余地があると思うよ。でも、ポイント獲得が可能なポジションからのスタートだから、レースでも自信があるよ」

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