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第1戦
オーストラリアGP(メルボルン)
2003年3月7日 予選1日目
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予選1日目 予選2日目 決 勝
レースレポート  
初日予選で、ビルヌーブが3番手!バトンも5番手に
■日時 :3月7日(金) 1日目予選
■天候 :晴れ
■気温 :23℃
 2003年開幕戦第1回目の予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジャック・ビルヌーブが堂々3番手のタイムを記録。チームメイトのジェンソン・バトンも、5番手につけた。2人は午前中のフリー走行ではトラブルに見舞われた為、ほとんどぶっつけ本番での予選アタックとなったが、トップチームと互角の速さで走り、ニューマシンB・A・R Honda 005の優秀さを見せつけた。

 Hondaとして、パートナーシップをB・A・R Honda 1チームに絞っての初戦となる2003年シーズン開幕戦が始まった。また、今シーズンから予選方法を始めとする多くのレギュレーション変更があった中で、このGPはそれが実際に適用される最初のレースとなる。

 今年から始まった金曜日のテスト走行。ジョーダンやルノーなど4チームが参加したそのセッションが10時半に終了。そして、その30分後に本来のフリー走行が始まった。ジャック・ビルヌーブとジェンソン・バトンは、グリーンライト点灯直後からコースに飛び出して行き、順調に周回を重ねて行った。ところが開始後10分過ぎ、ビルヌーブはマシン後部から炎を上げながらコース脇にストップ。僅か5周の走行だけで、午後の予選に臨まなければならなくなってしまった。そして、バトンも3番手タイムを叩き出した直後に、やはりマシン後部から白煙を上げ、コース脇にマシンを止めてしまった。今年から予選はわずか1周だけのアタックになっただけに、事前のフリー走行で十分な走り込みが出来ない厳しい状況となってしまった。

 午後2時からの1回目の予選は、開始時点での気温23℃、路面温度30℃、そして快晴微風と、申し分ないコンディションの中で始まった。今年から予選は、金土の2回行なわれ、1回目の今日は、昨年のドライバー選手権の順位にしたがって出走する。バトンは7番目、ビルヌーブは11番目のスタートである。ビルヌーブは、フリー走行中に縁石に乗り上げた際のダメージにより車体を修復不可能と判断され、Tカーでの出走となった。

 バトンが走り出したのは、開始後15分過ぎ。コースインラップを終えて、アタックを開始する。第1区間では、暫定ポールのR・バリチェロ(フェラーリ)にわずかコンマ1秒遅れたのみ。次の区間でその差はやや開いたものの、ミスなく走り切り、1分27秒159。マクラーレンのD・クルサード、そしてBMWウィリアムズの2人をしのぐ速さで、暫定4番手につけた。そしてビルヌーブは、前走者のフィジケラがピットに戻る直前のタイミングまで待ってからコースイン。第1区間はバトンの1000分の1秒差。そして第2区間でも速さは衰えず、この時点でバリチェロとの差はわずかコンマ1秒。そのままフィニッシュラインを通過して、1分26秒832。M・シューマッハ(フェラーリ)を上回り、堂々3番手のグリッドを獲得した。明日土曜日の2回目予選では、今日のタイムの遅い順から走ることになる。


●中本修平 エンジニアリング・ディレクター
Honda Racing Development

「今日は大変な1日でした!2台ともトップ5に入ることが出来てホッとしています。2人のドライバーは今回から適用された、一発勝負予選のプレッシャーの中、素晴らしい仕事をしてくれました。特に、今日の午前中は、ほとんど走る事が出来ませんでしたからね。最初のフリー走行は本当にガッカリでしたが、チームは素早く動き、ジェンソンのマシンのエンジンを載せ代え、ジャックのスペアカーの準備を済ませてくれました。問題のあったエンジンは2台とも同じ部分が壊れていました。カムシャフト周辺部品の製造不良が原因と思われます。今夜中に解析をし、問題を解決します」

●ジャック・ビルヌーブ 3番手 1分26秒832
「今朝の練習走行ではほとんどセットアップも出来なかったし、距離を稼ぐ事も出来なかったから、3番手のタイムが出せたなんて本当に驚きだよね。2周しかまともに走れていなかったから、どういうラインをとって、どこでブレーキングすれば良いのか分からなかったんだ。その上、Tカーに乗り換えなければならなかったので、もう今日はだめかと思っていたんだ。きっと15位とかで終わるんだろうな、なんて思っていたよ。もちろんこのコースは知っているんだけれど、全然セットアップ出来なかったから、コース上の目印も無かったんだよね。最初の2つのコーナーは、もっと速く走れたはずだね。タイヤのもちも良かったので、最後のセクターは上手くいった。如何にタイヤを暖めるかにかかっていると言ってもいいんじゃないかな。今日が最終の結果と言うわけじゃないけれど、上位ポジションを獲得出来たのは久し振りだし、誰が速くて誰が遅いかを見る事が出来たので良かったよ。明日はそれぞれ違う燃料搭載量で走るから、誰が本当に速いかを見極めるのは難しくなるはずだ。皆良くやってくれたし、チームにとっても素晴らしい結果になったよ」

●ジェンソン・バトン 5番手 1分27秒159
「今朝の大変なフリー走行の後で5位に入れて大満足だよ。チームにとっても立派なリザルトだね。チームの皆は本当にファンタスティックな仕事をしてくれた。今日は初めてこのマシンに少ない燃料を積んで軽くして走ったんだけど、他の速いマシンと同じようなポテンシャルがあることが分かって嬉しいよ。ミドルセクターが少し遅くて、最終コーナーもアンダーステアに苦労したんだけれど、でも全体としてマシンは良い調子だった。あとは明日の最終予選ポジションが今日と同じことを祈るだけだよ。そうなれば最高だね」

Australian Grand Prix 7th March 2003 First Qualifying
P. No Driver Team - Engine Times Ave/Gaps
1 2 BARRICHELLO Ferrari 1'26"372 221.030 Km/h
2 6 RAIKKONEN McLaren Mercedes 1'26"551 + 0'00"179
3 16 VILLENEUVE B・A・R Honda 1'26"832 + 0'00"460
4 1 M.SCHUMACHER Ferrari 1'27"103 + 0'00"731
5 17 BUTTON B・A・R Honda 1'27"159 + 0'00"787
6 5 COULTHARD McLaren Mercedes 1'27"242 + 0'00"870
7 8 ALONSO Renault 1'27"255 + 0'00"883
8 20 PANIS Toyota 1'27"352 + 0'00"980
9 7 TRULLI Renault 1'27"411 + 0'01"039
10 3 MONTOYA Williams BMW 1'27"450 + 0'01"078
11 21 DA MATTA Toyota 1'27"478 + 0'01"106
12 9 HEIDFELD Sauber Petronas 1'27"510 + 0'01"138
13 10 FRENTZEN Sauber Petronas 1'27"563 + 0'01"191
14 11 FISICHELLA Jordan Ford 1'27"633 + 0'01"261
15 14 WEBBER Jaguar Cosworth 1'27"675 + 0'01"303
16 4 R.SCHUMACHER Williams BMW 1'28"266 + 0'01"894
17 12 FIRMAN Jordan Ford 1'29"977 + 0'03"605
18 19 VERSTAPPEN Minardi Cosworth 1'30"053 + 0'03"681
19 15 PIZZONIA Jaguar Cosworth 1'30"092 + 0'03"720
20 18 WILSON Minardi Cosworth 1'30"479 + 0'04"107
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