2008年11月3日(月)
Honda Racing F1 Teamは、2008年GP2シリーズでタイトル争いを展開したブルーノ・セナが、今月末、バルセロナで行われるウインターテストに参加することを発表した。今回、ブルーノ自身初のF1でのテストとなる。テストは、11月17日(月)から19日(水)まで行われ、RA108のドライブを通じてブルーノの実力を試し、可能性を引き出す予定だ。
ブルーノは、テストでまず、F1やそのシステムに慣れることからスタートし、さらにチームは、テストを通じて彼のパフォーマンス、テクニカル面でのスキル、そしてF1という大きな組織の中でチームに貢献できるかどうかを評価する。
25歳のブルーノは、2005年にジュニアモータースポーツフォーミュラにフル参戦後、イギリスF3とGP2シリーズを通じてキャリアを築いてきた。2008年のGP2シリーズでは2回優勝し、2位で今シーズンを終えている。
「我々が来年のドライバーラインナップについて、いろいろな可能性を探っている中、ブルーノに、今月末に行われるテストに参加するチャンスを与えることができ、うれしく思う。今年のGP2でのすばらしい活躍から、彼がF1にステップアップできるかどうか証明するチャンスにつながるだろう。我々の目的は、来年に向けてベストなドライバーを揃えることだ。今回、彼がF1でドライブする実力を備えているかを厳しく評価する予定だ。彼のパフォーマンスを楽しみにしている。この重要なテストに臨むにあたり、これからの2週間、ブルーノは、ブラックリーを拠点に、シミュレーターを用い、エンジニアとともに準備を進めていく」
「僕自身初めてとなる、F1でのテストの機会をもらい、すごく興奮している。HondaとともにF1にドライブすることは、僕の夢だ。僕のモータースポーツでのキャリアはまだ4年目だが、ずっと前からF1でテストしたいと思っていて、F1にチャレンジする準備は万全だ。既に、ブラックリーのファクトリーを訪問し、エンジニアとテストに向けたミーティングを行った。みんなすごく協力的だ。ロス・ブロウンと一緒に仕事する機会を得られたことは、僕にとって本当に特別なことだ。2週間後にF1に乗ることを楽しみにしている。一方で、これがとても大きなチャンスだということも理解している。バルセロナに行く前にできるだけ多くを学び、僕のポテンシャルをチームに証明したい。いい走りができるかどうかは、僕自身にかかっている」