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Honda Racing
Thursday, July 26, 2007
ヘレステストレポート
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Honda Racing F1 Teamは26日、南スペイン・ヘレスでの3日間のテストを終了した。昼間の気温が36℃におよぶ酷暑の中、ルーベンス・バリチェロとクリスチャン・クリエンがテストに参加。新しい空力およびメカニカルのパッケージ評価を行った。これらは次戦ハンガリー、そしてそれ以降のヨーロッパでのレースを見据えたものだった。ニュルブルクリンクでのヨーロッパGPはかなり涼しく、雨がちの天候だった。それに対し、今回のヘレステストの酷暑は、ハンガリーGPが行われるブダペストを彷彿とさせるものだった。

クリエンは、初日を担当。朝のうちは路面がかなり汚れていたため、控え気味の走行となった。すぐに路面コンディションは好転し、クリエンは空力評価だけで42周を走行。午後には路面温度が50℃に達する中、さらに28周を走り込んで、この日ちょうど70周をこなした。

2日目からはルーベンス・バリチェロがステアリングを握った。朝のうちはまず基本セッティングの煮詰め、そして、空力およびメカニカルの評価テストへと移行した。バリチェロは午前中だけで、50周を走行。午後も空力評価を続行し、合計79周を走り込んだ。

最終日の木曜も、空力評価のメニューを続行。午前中は、この新しいパッケージに最適なセットアップを見つけることに専念。そのあともプログラムを進行させ、午前中は39周を走行。そして午後にはメカニカルなセットアップ変更、そして引き続き空力評価を行い、この日は合計86周を走行した。

   
COMMENT

コメント

Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ

「猛暑の中でのテストは、非常にキツかった。でも今年のハンガリーGPは記録的な暑さの中で行われることになりそうなので、いい準備となったはずだ。基本セットアップをきちんと作り上げるためにかなりの量のテストをこなし、空力とメカニカルの両方で進歩が見られたと思う。次戦でさらなる戦闘力アップに期待したい」

Christian Klien クリスチャン・クリエン

「この暑さにはみんなが参ったはずだが、次のハンガリーに向けて、いい予行演習になるテストだった。タイヤ温度もかなり上がって、ハンガリーGPに向けて、いいデータ採りができた。新しいパッケージの評価もできたし、正しい方向に向かっていると思う」

Jacky Eeckelaert ジャッキー・エッケラート
Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター

「かなりの猛暑の中、3日間の有効なテストができた。今回の目的は、ハイダウンフォースを特徴としたハンガロリンクに向けたセットアップ、そしてその条件下での新しい空力およびメカニカルパーツの機能確認だった。幸いマシンの信頼性は高く、連日かなりの周回をこなし、いっそうの戦闘力を見出すことができた。本番のハンガロリンクで、これらのパーツがどう実力発揮してくるか、楽しみだ」

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