Honda Racing F1 Teamは26日、南スペイン・ヘレスでの3日間のテストを終了した。昼間の気温が36℃におよぶ酷暑の中、ルーベンス・バリチェロとクリスチャン・クリエンがテストに参加。新しい空力およびメカニカルのパッケージ評価を行った。これらは次戦ハンガリー、そしてそれ以降のヨーロッパでのレースを見据えたものだった。ニュルブルクリンクでのヨーロッパGPはかなり涼しく、雨がちの天候だった。それに対し、今回のヘレステストの酷暑は、ハンガリーGPが行われるブダペストを彷彿とさせるものだった。
クリエンは、初日を担当。朝のうちは路面がかなり汚れていたため、控え気味の走行となった。すぐに路面コンディションは好転し、クリエンは空力評価だけで42周を走行。午後には路面温度が50℃に達する中、さらに28周を走り込んで、この日ちょうど70周をこなした。
2日目からはルーベンス・バリチェロがステアリングを握った。朝のうちはまず基本セッティングの煮詰め、そして、空力およびメカニカルの評価テストへと移行した。バリチェロは午前中だけで、50周を走行。午後も空力評価を続行し、合計79周を走り込んだ。
最終日の木曜も、空力評価のメニューを続行。午前中は、この新しいパッケージに最適なセットアップを見つけることに専念。そのあともプログラムを進行させ、午前中は39周を走行。そして午後にはメカニカルなセットアップ変更、そして引き続き空力評価を行い、この日は合計86周を走行した。 |