Honda Racing F1 Teamは2月8日、南スペイン・ヘレスでの3日間のテストを終了した。
ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロが新型マシンRA107の開発を継続して行う一方、テスト兼リザーブドライバーのクリスチャン・クリエンは昨年のマシンRA106でのテストを締めくくった。
初日火曜日にRA107のステアリングを握ったバトンは、すぐにマシンバランスに好感触を得た。その後はタイヤと空力評価に移って、99周を走行。翌日も空力プログラムをこなしつつ、95周を走った。
バトンに代わって木曜日にテストに加わったバリチェロは、ウエット路面に加え、強い風にも見舞われた。変わりやすい難しいコンディションの中、ブリヂストンのレインタイヤおよび悪天候用スペックの両方を試しながら、マシンバランスやセットアップ作業に専念。この日だけで66周をこなした。
初日にRA106を走らせたクリエンは、電子制御系のテストやスタートシミュレーションに集中し、33周をこなした。
また、今週はインディカードライバーのマルコ・アンドレッティも、テストに加わった。アンドレッティがRA106を走らせるのは、これが2度目となる。初日水曜日はマシンの習熟から始め、その後データ収集の練習や、レーススタートシミュレーションなどをこなし、74周を走行。翌木曜日はあいにくの天候だったが、アンドレッティにとっては初めてウエットでF1マシン走行を体験する機会となり、63周を走破した。
|