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Honda Racing
Thursday, February 08, 2007
ヘレス・テストレポート
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マルコ・アンドレッティ
マルコ・アンドレッティ
REPORT

Honda Racing F1 Teamは2月8日、南スペイン・ヘレスでの3日間のテストを終了した。

ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロが新型マシンRA107の開発を継続して行う一方、テスト兼リザーブドライバーのクリスチャン・クリエンは昨年のマシンRA106でのテストを締めくくった。

初日火曜日にRA107のステアリングを握ったバトンは、すぐにマシンバランスに好感触を得た。その後はタイヤと空力評価に移って、99周を走行。翌日も空力プログラムをこなしつつ、95周を走った。

バトンに代わって木曜日にテストに加わったバリチェロは、ウエット路面に加え、強い風にも見舞われた。変わりやすい難しいコンディションの中、ブリヂストンのレインタイヤおよび悪天候用スペックの両方を試しながら、マシンバランスやセットアップ作業に専念。この日だけで66周をこなした。

初日にRA106を走らせたクリエンは、電子制御系のテストやスタートシミュレーションに集中し、33周をこなした。

また、今週はインディカードライバーのマルコ・アンドレッティも、テストに加わった。アンドレッティがRA106を走らせるのは、これが2度目となる。初日水曜日はマシンの習熟から始め、その後データ収集の練習や、レーススタートシミュレーションなどをこなし、74周を走行。翌木曜日はあいにくの天候だったが、アンドレッティにとっては初めてウエットでF1マシン走行を体験する機会となり、63周を走破した。

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コメント

Jenson Button ジェンソン・バトン

「今週も多忙な日々だった。前回のテストに続いて、新車の走行距離をできるだけ稼ぐこと、そしてさまざまなコンディションに対応できるような最適なパッケージを見つけるべく、セッティング作業に専念した。マシンは今回も高い信頼性を示してくれて、おかげで連日十分な走行ができた」

Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ

「今週も多忙な日々だった。前回のテストに続いて、新車の走行距離をできるだけ稼ぐこと、そしてさまざまなコンディションに対応できるような最適なパッケージを見つけるべく、セッティング作業に専念した。マシンは今回も高い信頼性を示してくれて、おかげで連日十分な走行ができた」

Christian Klien クリスチャン・クリエン

「今週で06マシンでのプログラムを完了し、内容も十分満足のいくものだった。次週のバルセロナでRA107に乗れることをすごく楽しみにしてるし、できるだけ開発に貢献したいと思っている」

Marco Andretti マルコ・アンドレッティ
「再びF1マシンに乗ることができ、すごく興奮している。この2度目のチャンスを与えてくれたHonda Racing F1 Teamには、本当に感謝してる。2日間、実に楽しんで走ったし、2日目のウエット路面では、その状況でいかにマシンを走らせるか、きっちり習得できたと思う。その意味では今回の天候は、僕には大いにプラスに働いてくれた。前回のテストと合わせ、全部で3日間しか走ってないけれど、ほぼすべてのコンディションを経験できた。ロングランのペースには、満足している。あとは一発タイムの向上が、今後の課題だ」
Jacky Eeckelaert ジャッキー・エッケラート
  エンジニアリング・ディレクター

「今週のRA107での主なテスト課題は、ロングランで安定したペースが出せるよう、セットアップを煮詰めることだった。3日間、空力およびメカニカルなセットアップ変更、それから電子制御システムにおいても、かなりいろんなことを試すことができた。クリエンの走らせた06マシンでのテストも、プログラムを無事終了できた。今後は新車でのテストに専念することになる。
今回もアンドレッティを迎え、RA106で走ってもらう機会を設けることができた。前回同様、アンドレッティは非常に高いドライビング能力を発揮してくれた。F1マシンの経験が少ないにもかかわらず、特にロングランでのペースには目を見張るものがあった。雨がちだった最終日には、初めてレインタイヤでF1を走らせた。難しい路面コンディションだったが、うまくそれに適応して、一度もミスを犯さなかった」

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