砂丘の第1ステージでパウロ・ゴンサルヴェス選手が3位、ホアン・バレダ選手が4位と好成績を収める

4月6日(日)、「アブダビ・デザート・チャレンジ」の第1ステージが行われ、アブダビ南部の砂丘地帯の入り口であるアルサラブでゴールを迎えました。この290kmにも及ぶスペシャルステージ(競技区間)において、ライダーたちは延々と続くリワの砂丘を舞台に、炎天下の中で戦いを繰り広げました。

• パウロ・ゴンサルヴェス選手
• ホアン・バレダ選手
• エルダー・ロドリゲス選手
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• ホアン・バレダ選手

今回の第1ステージではパウロ・ゴンサルヴェス選手が3位、ホアン・バレダ選手が4位でフィニッシュし、Team HRCの2人のライダーが好成績を収めました。

昨日行われたスーパースペシャルステージでは、バレダ選手が首位を獲得しました。この結果からバレダ選手は第1ステージで、バイクカテゴリーでの最後尾となる54番手からのスタートを選択しました。できるだけ多くのライダーをオーバーテイクしようと試みましたが、4位でのフィニッシュとなり、トップとの差は約5分という結果でステージを終えました。

チームメートであり、現FIMクロスカントリー世界選手権チャンピオンのゴンサルヴェス選手は、できる限りリスクを避け、安定した走りを保って3位でフィニッシュ。エルダー・ロドリゲス選手(Team HRC)はCP2(2番目のチェックポイント)で、マシンの電気系統にトラブルがあり、修理によるロスタイムがありました。ロドリゲス選手は23位でフィニッシュし、トップからのタイム差は1時間37分となっています。

コメント

#1 パウロ・ゴンサルヴェス選手(スペシャルステージ1 / 3位、総合3位)
「今日のステージは3位でフィニッシュすることができ、Team HRCや自分自身にとって、いい結果となりました。レースはハイペースで進んでいましたので、極力リスクを冒さず、いいポジションを確保することを優先しました。走行していても次に来る砂丘がどこにあるのか分からないくらい危険なステージですから、リスクを回避する走りが重要となります。一日一日を丁寧に走り、いいポジションを獲得することが大切です」

#7 ホアン・バレダ選手(スペシャルステージ1 / 4位、総合4位)
「(第1ステージは)炎天下の砂丘という環境的にとても難易度の高いステージでしたが、何とか完走できました。マシンにとっても、チームにとっても、いいテストになったと思います。引き続きベストを尽くします」

マルティーノ・ビアンキ | Team HRC ゼネラルマネージャー
「今日は非常に難しいステージとなりました。走行スピードも速く、危険度の高いレースでした。ですが、ゴンサルヴェス選手が3位、バレダ選手が4位と、いい形でステージを終えられました。特にバレダ選手は、ステージの半分程度は2位の選手とほとんど差がなく、小さなミスで4位となってしまい、惜しい結果でもありました。ロドリゲス選手は50km地点で、(マシンの)電気系統のトラブルによってタイムロスがありましたが、それもレースには付きもののことです。明日の第2ステージに向けて、全力でマシンを準備します。今日、キャメロン・ウォー選手(ガスガス)が亡くなったというニュースが入りました。Team HRC一同、ウォー選手の家族や友人にお悔やみを申し上げます」

ウルフギャング・フィッシャー | Team HRC チーム監督
「このステージは砂漠における最初の過酷なレースとなりました。しゃく熱のリワ砂漠を走行したことで、どのライダーが万全のトレーニングと体調管理をしていたかがよく分かります。バレダ選手とゴンサルヴェス選手は、トップや2位の選手とは数分のタイム差で走ることができました。ロドリゲス選手は残念ながらトラブルがありました。早急に原因を突き止めますが、明日はいいポジションからのスタートができますので、今のポジションを維持し、追い上げをかけたいと思います」

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