モータースポーツ > ダカールラリー > Merzouga Rally 2013 > 第4ステージ
TEAM HRCのサム・サンダーランド選手が、メルズーガラリー2013の第4ステージを文句なしの優勝で飾り、総合首位のポジションをキープしました。チームメートのエルダー・ロドリゲス選手は、ステージ2位でフィニッシュしました。
2日にわたって行われるマラソンステージの前半戦となったこの日は、TEAM HRCの両ライダーにとって最高の結果となりました。サンダーランド選手は2番手からスタートし、新型CRF450 RALLYでのステージ優勝を狙って、すぐに前日のステージ覇者をパスしたあと、200km以上にわたって独走。249kmをナビゲーションのミスなく走りきり、2位以下に圧倒的な差をつけてフィニッシュしました。
前日のミスで30分のペナルティーを科せられたロドリゲス選手は、この日は7番手スタートから追い上げを図る形となりました。しかし、チームメートであるサンダーランド選手のペースについていけず、6分49秒遅れで2位に甘んじることになりましたが、TEAM HRCの2人のライダーにとって申し分ないステージであったことは間違いありません。3位に10分以上の差をつけてフィニッシュしたロドリゲス選手は、現在総合2位につけています。
マラソンステージ前半を終え、メルズーガ砂丘のキャンプに戻ったあと、マシン整備を受けることはできません。ライダーは、特別に用意されたハンモックで睡眠をとり、翌日のマラソンステージ後半戦に備えます。
第5ステージ:ナクラ
10月25日(金):メルズーガ ~ エルフード
競技区間(スペシャルステージ)259km
砂漠でのビバークで一夜を過ごしたあと、ライダーはマシン整備を受けないまま、マラソンステージ後半戦に臨みます。フィニッシュ地点のエルフードまで、いくつものオフトラックと砂漠の横断がライダーを待ち構えています。チェックポイント2を過ぎたあとのステージ後半は、砂の浮いたフラットな高速セクションとなります。
#9 サム・サンダーランド選手(スペシャルステージ4 / 優勝、総合1位)「今日はすばらしい一日でした。2番手スタートで、最初からステージ優勝を狙っていました。ナビゲーションでミスをしないように気をつけながら、精一杯に攻めました。ロドリゲス選手もステージ優勝を狙っていたことは分かっていましたが、最高のマシンが与えられていながら、まだ優勝がありませんでしたので、全力を尽くしました。ステージ優勝を飾ることができ、総合でも首位固めができて、心から喜んでいます」
#7 エルダー・ロドリゲス選手(スペシャルステージ4 / 2位、総合2位)「簡単にはいきませんね。本当はステージ優勝をしたかったのですが、それはサンダーランド選手も同じだと思います。今日の彼は本当に速く、ニューマシンで初勝利を飾れてよかったと思います。言い訳ではないのですが、50kmを過ぎた地点でキャップリピーターが動かなくなり、そのままレースを続けるしかありませんでした。なにが起きたのかを確かめたいと思います」
※レポートは、暫定リザルトに基づいて作成しています
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
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1 | 9 | サム・サンダーランド | Honda | 02:52:33 |
2 | 7 | エルダー・ロドリゲス | Honda | +00:06:49 |
3 | 6 | O.ペイン | ヤマハ | +00:16:58 |
4 | 10 | G.ファレス | ガスガス | +00:19:02 |
5 | 1 | J.ビラドム | ガスガス | +00:21:05 |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 9 | サム・サンダーランド | Honda | 09:53:07 |
2 | 7 | エルダー・ロドリゲス | Honda | +00:17:43 |
3 | 6 | O.ペイン | ヤマハ | +00:27:35 |
4 | 10 | G.ファレス | ガスガス | +00:41:05 |
5 | 1 | J.ビラドム | ガスガス | +00:45:28 |