STAGE 07

January 12 2014 Dakar Rally 2014 アルゼンチン

SCHEDULE

ホアン・バレダ選手、CRF450 RALLYを快調に走らせ、今大会3度目のステージ優勝を飾る

アルゼンチンを出発したこの日、ダカールラリーは史上初めてボリビアへと足を踏み入れました。サルタ~ウユニ間で行われた記念すべきステージで、ホアン・バレダ選手(TEAM HRC)は今大会自身3度目、TEAM HRCにとっては、これまでの7ステージ中4つ目のステージ優勝を飾りました。チームメートのエルダー・ロドリゲス選手はステージ7位。市販プロトタイプのCRF450 RALLYで参加するライア・サンツ選手(アルゼンチン・ホンダ・ラリーチーム)はステージ12位と健闘しました。

ステージ:サルタ(アルゼンチン)~ ウユニ(ボリビア) 782km
リエゾン:476km  スペシャルステージ:306km

  • ホアン・バレダ選手ホアン・バレダ選手
  • ホアン・バレダ選手ホアン・バレダ選手
  • エルダー・ロドリゲス選手エルダー・ロドリゲス選手
  • エルダー・ロドリゲス選手エルダー・ロドリゲス選手
  • ハビエル・ピゾリト選手ハビエル・ピゾリト選手

PHOTO GALLERYへ

休息日が明け、2週目に突入したダカールラリー。1月12日の第7ステージは、アルゼンチンのサルタをスタートし、2014年大会のルートでは最も北側に位置する、ボリビアへ入りました。スペシャルステージ(競技区間)は2つのパートで設定され、ライダーたちは1つ目のスタート地点へと向かいました。しかし、天候の影響でスタート地点がルート上の103km地点にあるウエイポイントまで移動し、走行距離は短縮される形となりました。

この日、バレダ選手は、スペシャルステージで序盤からベストタイムを出す快調な走りをみせ、一日で総合首位のマルク・コマ選手(KTM)との差を4分3秒縮めることに成功しました。

エルダー・ロドリゲス選手も実力を発揮し、CRF450 RALLYをステージ7位へと導きました。総合8位を維持し、上位ライダーたちとの時間差もいよいよ拮抗してきます。

また、ハビエル・ピゾリト選手(TEAM HRC)もこのステージを好走。常にトップ20以内の区間タイムで走りきり、バレダ選手と18分42秒差でステージ18位でこの日を終えました。

ラリー後半戦最初のステージは、今大会2度目のマラソンステージです。メカニックをはじめ、チームスタッフとは別々となるウユニのビバーク地で、ライダーたちは自ら明日のための準備やマシンのメンテナンスを行います。

TEAM HRCのサポートを受け、市販プロトタイプのCRF450 RALLYに乗り参戦しているライア・サンツ選手(アルゼンチン・ホンダ・ラリーチーム)は、本日のステージで好タイムを叩き出し、ステージ12位と大健闘。彼女のチームメート、パブロ・ゴンザレス選手も安定した実力を見せています。

※ ウエイポイント(waypoint)
ルート上に設置されたGPSポイント。車載GPSが走行ルートを記憶しており、ウエイポイントを通らなかったマシンにはペナルティーが科せられます。砂丘や河原など広大な場所に設定されている場合は見落としやすく、ダカールラリーにゲーム性を加味しています。

コメント

#3 ホアン・バレダ選手(スペシャルステージ7 / 優勝、総合2位)「今日の結果にはとても満足しています。とにかく集中し続けることが大変でした。標高が高かったので、少しめまいを感じました。とくに、河底がマディな川を渡るときはつらかったですね」

#7 エルダー・ロドリゲス選手(スペシャルステージ7 / 7位、総合8位)「標高が高くなって気圧が変化しても、CRF450 RALLYはパワーダウンの心配が全くなかったことが、非常によかったです。燃料噴射装置はすばらしいですね。そして、最後の約40kmでは多くのボリビアの人たちが国旗を振ってくれていて、とても感動しました」

#14 ハビエル・ピゾリト選手(スペシャルステージ7 / 18位、総合38位)「雨にもかかわらず、多くのファンが声援を送ってくれてとてもうれしかったです。正直なところ、ボリビアの人たちがこんなに歓迎してくれるとは思ってもいませんでしたから、本当に信じられません」

イベントインフォメーション

TOMORROW'S STAGE

1月13日(月)
第8ステージ ウユニ~カラマ
リエゾン:230km スペシャルステージ:462km 合計:692km

白い幻想、ウユニ塩原

第8ステージでライダーたちは、世界で最も大きな白い大地であるウユニ塩原を走ります。400km以上あるルートのなかでも、塩原に浮かぶいくつかの島は特別な景色です。このステージで、ライダーたちは標高5300mのトゥヌパ火山を背景に走り、天候次第では、この白い塩原が引き起こす天と地の幻想を目の当たりにします。

リザルト

SS7順位

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 3 ホアン・バレダ Honda 03:28:41
2 2 M.コマ KTM +00:04:03
3 1 C.デプレ ヤマハ +00:06:05
4 23 J.ペドレーロ シェルコ +00:06:57
5 15 J.プシゴンスキ KTM +00:08:56
 
7 7 エルダー・ロドリゲス Honda +00:10:57
12 50 ライア・サンツ Honda +00:13:31
18 14 ハビエル・ピゾリト Honda +00:18:42
49 46 パブロ・ロドリゲス Honda +00:43:38

総合順位

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 2 M.コマ KTM 26:40:44
2 3 ホアン・バレダ Honda +00:38:14
3 4 J.ビラドムス KTM +01:16:03
4 22 A.デュクロ シェルコ +01:16:35
5 38 J.イスラエル スピードブレイン +01:39:29
 
8 7 エルダー・ロドリゲス Honda +02:08:18
19 50 ライア・サンツ Honda +04:35:34
34 46 パブロ・ロドリゲス Honda +07:47:28
38 14 ハビエル・ピゾリト Honda +08:11:54