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January 4 2014 Dakar Rally 2014 アルゼンチン

SCHEDULE

TEAM HRCの大いなる挑戦。ダカールへの準備完了

1月4日(日本時間1月5日)、ダカールラリーのスタートを目前にしたアルゼンチンのロサリオでは、オフィシャルチームのプレゼンテーションが行われました。そこでHondaならびにTEAM HRCは、2014年のダカールラリーを象徴するチームとして紹介されました。

  • TEAM HRCTEAM HRC
  • TEAM HRCTEAM HRC
  • 山崎勝実ダカールラリーTEAM HRC代表山崎勝実ダカールラリーTEAM HRC代表
  • (左から)パウロ・ゴンサルヴェス選手、ホアン・バレダ選手(左から)パウロ・ゴンサルヴェス選手、ホアン・バレダ選手
  • ハビエル・ピゾリト選手ハビエル・ピゾリト選手
  • TEAM HRCTEAM HRC
  • エルダー・ロドリゲス選手エルダー・ロドリゲス選手
  • (左から)ホアン・バレダ選手、中本修平(株)ホンダ・レーシング副社長(左から)ホアン・バレダ選手、中本修平(株)ホンダ・レーシング副社長
  • 中本修平(株)ホンダ・レーシング副社長中本修平(株)ホンダ・レーシング副社長

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競技前の車両検査、書類審査を無事終えたTEAM HRCは、1月5日早朝、ここロサリオをスタートし、待ちに待ったダカールラリーへと出発します。

ラリーのスタート地点ともなるロサリオ・シティセンターで、プレゼンテーションが開かれました。Hondaのオフィシャルチームもこれに参加し、アルゼンチン・ホンダ・ラリーチームのパブロ・ロドリゲス選手(アルゼンチン)、ライア・サンツ選手(スペイン)、ホンダレーシング・ブラジル・ラリーチームのジェアン・アゼヴェド選手(ブラジル)、そしてTEAM HRCの5名のライダー、ホアン・バレダ選手(スペイン)、エルダー・ロドリゲス選手(ポルトガル)、パウロ・ゴンサルヴェス選手(ポルトガル)、ハビエル・ピゾリト選手(アルゼンチン)、サム・サンダーランド選手(イギリス)らが紹介されました。

さらに、ダカールラリーTEAM HRC代表の山崎勝実、ゼネラルマネージャーのマルティーノ・ビアンキ、中本修平(株)ホンダ・レーシング(HRC)副社長、藤原浩幸本田技研工業(株)モータースポーツ部二輪ブロック ブロックリーダー、梶誠之アルゼンチン・ホンダCEOら、マネージメントメンバーも紹介されています。そして、アルゼンチン・ホンダのマーケティングマネージャーであるフェデリコ・ヴァーレは次のように述べました。「挑戦とレーシングスピリットは、Hondaブランドにおいて大きな価値を持っています。アルゼンチン・ホンダとしても、このように母国で開催されるイベントで、じっとしてはいられません」

ダカールラリー2014は昨日、競技前の車両検査と書類審査を終え、現地時間1月5日午前4時20分にいよいよサン・ルイスへと向け、スタートを切ります。

コメント

山崎勝実 | ダカールラリーTEAM HRC代表「ダカールラリーは世界で最も有名で、最も過酷なオフロードモーターサイクルレースです。また、TEAM HRCにとっては近い将来市販される量産モデルのための特別な実験室でもあるのです。昨年、私たちTEAM HRCは、ワークスチームとして経験を積むことと新しいバイクを開発することを目的として、ダカールラリーに挑戦しました。そして今年、HRCはダカールラリー2014のために、まったく新しいCRF450 RALLYを開発しました。このマシンに5名のワークスライダーが搭乗します。CRF450 RALLYは、昨年10月に開催されたモロッコラリー2013およびメルズーガラリー2013で実戦テストを行い、優勝を獲得しました。現時点で、私たちは最良のライダーとマシン、チーム構成をつくり上げることができたと信じています。また、今年中にはラリーやアドベンチャー競技が好きなライダーに、この新型マシンの市販を開始します」

マルティーノ・ビアンキ | TEAM HRC ゼネラルマネージャー「この6カ月間、集中して作業しました。ダカールで最高の結果を出すために準備し、最善の努力をしてきました。TEAM HRCは、12カ国から集まった36名のメンバーで構成される大きなチームです。私たちは、世界で最もすばらしいこのレースに臨む準備ができています。5名のワークスライダーは、さまざまな要素をあわせ持っています。ライディングスキルやスピード、戦略を有し、サポートライダーや世界チャンピオンがおり、そして皆若々しい情熱を持っています。私たちは、チームがこれまで行ってきたすべてのことを誇りに思っています。いよいよダカールラリーが始まります。すべてのチームメンバーに安全にレースを行うことと、どんなときでも情熱を失わないことを指示しました。情熱とは、日常を生きる私たちのモチベーションを維持するためのものなのです。すべてに感謝します。さあ、レースを楽しみましょう」

#7 エルダー・ロドリゲス選手「まず私の昨年の仕事を評価し、そして2度目のダカール挑戦のチャンスを与えてくれたHondaに感謝します。チームは一所懸命にマシンを作ってくれました。すべてを改善するために、一つひとつ組み上げられたまったく新しいマシンとなりました」

#14 ハビエル・ピゾリト選手「プレッシャーは感じています。これ以上望めないほど素晴らしいマシンが仕上がりました。私も、ほかの4人のチームメートと同様にとても満足しています。私たちの目的は表彰台に上ることです。もちろん、一番高い所に」

#10 パウロ・ゴンサルヴェス選手「このすばらしい新型CRF450 RALLYで戦うチャンスを与えてくれたHRCに感謝します。昨年10月に行われたモロッコラリー2013で優勝することができました。チームスタッフは、私たちライダーとともに強固なチームを築き上げてきました。私たちはチームを信じています。ダカールラリーはハードで過酷なレースです。なぜなら、南アメリカで行われるどのレースよりも、長く険しい距離を走行しなければならないからです。また、上る標高の高さもこのレースをより困難にしている要因といえるでしょう」

#3 ホアン・バレダ選手「“ダカールラリーで勝利する”という大きなチャレンジが始まろうとしているためか、少しプレッシャーを感じているのかもしれません。私たちは、これまで近年のレースに勝ってきた経験豊かなライダーたちと戦うのです。TEAM HRCのワークスライダーである私たちは、このレースに勝つという目標を達成するために全力で戦います」

イベントインフォメーション

TOMORROW'S STAGE

1月5日(日)
第1ステージ ロサリオ~サン・ルイス(アルゼンチン)
リエゾン(移動区間):629km スペシャル(競技区間):180km 合計:809km

参加者たちは早朝にロサリオをスタートし、コルドバ砂漠沿いに西へと向かいます。途中で行われる180kmのスペシャルステージでは、注意深く走ることが要求される細い道が存在します。また、荒れた路面のあるルートには見つけにくいジャンピングスポットが点在するなど、短くも難しいステージとなっています。一日で809kmという長い距離を走り、サン・ルイスでフィニッシュしたとき、充実感に包まれることでしょう。ラリー全体からみれば、このステージにおけるライバルとのタイム差はあまり重要性を持ちません。しかし、翌日からのラリーの展開を考えると、どの順位につけるかは重要な意味を持ちます。

動画レポート