2013年1月5日(土)ダカールラリー 第1ステージ
TEAM HRCライダー、ダカールラリー2013を順調にスタート!
ダカールラリー2013がいよいよスタートしました。ペルーの首都、リマ郊外のチョリヨスの海岸線に設けられたスタートポディウム周辺に、エントラントの車輌が449台──モト(2輪)クラス183台、オート(4輪)クラス153台、クワッド(ATV)クラス38台、カミオン(トラック)クラス75台──が集まり、長い冒険の旅が始まりました。
ステージ:移動区間(リエゾン)250km、競技区間(スペシャルステージ)13km
ダカールラリー2013の総走行距離は約8420kmで、14のスペシャルステージ(競技区間)が組まれています。今回のルートは、スタートのリマからゴール地点のチリのサンティアゴまで南下します。これは5度目の南米開催となる今回が初めてです。
1日目は、ピスコ近くの海岸線に設けられた競技区間で、早くもデューン(砂丘)への挑戦が始まります。
ダカールラリー2013のオープニングセレモニーには、鈴木哲夫HRC社長も出席しました。ポディウムでTEAM HRCのライダーであるエルダー・ロドリゲス選手、ハビエル・ピゾリト選手、ジョニー・キャンベル選手を激励。そしてチームとCRF450 RALLYの幸運を祈りました。
初日、海岸線沿いに250kmのリエゾン(移動区間)を走った参加者たちは、13kmの短いスペシャルステージで、明日から本格的に始まるラリーのウオームアップをし、集中力を高めていきました。
このステージは、24年振りにファクトリーチームとしてダカールラリーに戻ってきたTEAM HRCにとっても、明日のスペシャルステージのスタート順を決める大切なものでした。
このステージで、ロドリゲス選手は29位。明日のステージで、ライバルの動向を観察しながら走れる好ポジションを確保しています。また、ピゾリト選手はトップから21秒差の8位と好発進を決めました。キャンベル選手も慎重な走りで49位となりました。
この日、ステージ優勝を獲得したのは、フラン・ヴァーホーヴェン選手(ヤマハ)を1秒差で抑えたロペス・フランシスコ選手(KTM)でした。また、HondaのCRF450Xを駆るパブロ・クインタニア選手がトップに5秒差の3位に入っています。
1月6日のステージ
ダカールラリー2日目、ピスコをスタートし、再びピスコに戻る327km(リエゾン85km+スペシャルステージ242km)の道のりで行われます。ライダーたちはいよいよデューン地帯へと誘われるのです。

STAGE 1 選手・スタッフへのインタビューなど
(3分02秒)

(3分04秒) ※動画内の順位は暫定版です。詳細はレースレポートをご確認ください。
ハビエル・ピゾリト選手(スペシャルステージ1 / 8位)「待ちに待ったダカールラリーが始まりました。最高のスタートが切れたと思います。小さいデューンも楽しめました。今日のステージはウオームアップであり、明日のスタート順を決めるためのプロローグでしたが、CRF450 RALLYの感触はとてもよく満足しています」
エルダー・ロドリゲス選手(スペシャルステージ1 / 29位)「今日の目標は、直接のライバルとなるライダーたちの後ろでフィニッシュすることでした。ですので、この結果に満足しています。ステージは短かったですが楽しめました。CRF450 RALLYの調子を確認するのにも役立ちました。今日は完ぺきです。沿道にはたくさんのファンがいてすばらしいものでした」
ジョニー・キャンベル選手(スペシャルステージ1 / 49位)「スタートから250kmにわたる、ペルーの海岸線を行くリエゾンと、そのあとにあった13kmの砂地のプロローグは最高のウオームアップになりました。CRF450 RALLYの仕上がりに満足していますし、TEAM HRCのプロジェクトに関わっているということに興奮しています」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 7 | F.ロペス | KTM | 00:39:15 |
2 | 15 | F.ヴァーホーヴェン | ヤマハ | +00:00:01 |
3 | 183 | P.クインタニア | Honda | +00:00:05 |
4 | 160 | P.カブレラ | カワサキ | +00:00:11 |
5 | 1 | C.デプレ | KTM | +00:00:13 |
8 | 30 | ハビエル・ピゾリト | Honda | +00:00:21 |
29 | 3 | エルダー・ロドリゲス | Honda | +00:00:53 |
49 | 33 | ジョニー・キャンベル | Honda | +00:01:19 |