TEAM HRCは、ダカールラリー2014参戦用に開発した「CRF450 RALLY」の2014年型ニューマシンの初期テストを、8月から9月初旬にかけて無事に終了しました。

エルダー・ロドリゲス選手(ポルトガル)を筆頭に、ホアン・バレダ選手(スペイン)、パウロ・ゴンサルヴェス選手(ポルトガル)、サム・サンダーランド選手(イギリス)、ハビエル・ピゾリト選手(アルゼンチン)の5人のTEAM HRCライダーは、経験豊富なアメリカ人ラリーライダー、ジョニー・キャンベルのアシストを受けて、アメリカ・カリフォルニア州のバーストウ近くの砂漠地帯において、新型マシンのテストを実施しました。

前回のダカールラリー2013で得た経験をもとに、2014年1月の次のダカールラリーに向けてすべてを見直して新たに作り上げた新型CRF450 RALLYは、この5人のライダーにより、10月13日(日)～19日(土)に開催されるモロッコラリーにてレースデビュー予定です。

山崎勝実 ｜ TEAM HRC監督
「新型マシンのテストプロジェクト発足にあたって設定した所定の目標は、今回の初期テストにおいてすべて達成することができました。このテストの結果にはチーム全員がとても喜んでいます。新型CRF450 RALLYは、以前よりも軽量化とパワーの強化が施され、それでいて高い信頼性に加え、極限のレース環境での取りまわしのよさをも実現しています。これからさらにテストを継続しながら、10月のモロッコラリーに出場し、実際のレースにおいて一層の熟成を図ります。さらなる進化の余地がありますが、ライダーからのフィードバックはとてもポジティブで、チーム全員の士気もさらに向上しています」