性能

CTX1300

存在感とクルージングの歓びを追求した1,261cm3 V4エンジン。

エンジンは1,261cm3水冷DOHC縦置きV型4気筒。低・中速域のトルクフルな特性により、街中での扱いやすさと共に、2軸2次バランサーの採用により不快な振動を抑え、長距離でも快適な走行を追求。左右2本ずつ振り分けられたエキゾーストパイプは、前側パイプに延長部を設けることで各気筒からの排気音をコントロール。鼓動感あふれる独自のV4サウンドをより際立たせている。また、駆動方式にはシャフトドライブを採用し、滑らかな発進加速を演出している。

※特許出願中

幅広いシーンでの快適性にこだわった、ディメンション&シャシー。

ディメンションは、エンジンなど重量物配置の緻密な計算により、低重心とスポーツバイクとしての運動性能を追求した前後の重量配分を達成。また、2 8°3 0 ′のキャスター角と1,645mmのロングホイールベースにより、街中での軽快感と、長距離ツーリングでのゆとりある走りを両立している。フレームは高い剛性を確保したダブルクレードルフレーム。740mmの低シート高により、安心感の高い足つき性を追求。さらに、トラクションビームをメインフレームとは独立して設定することで、エンジンの慣性力を効果的にリアタイヤに伝達し、操縦性と安定性を両立させている。サスペンションは、フロントにインナーチューブ径φ43mmのテレスコピック式倒立フォークを、リアには、アルミ製スイングアームにコンベンショナルな2本クッションを採用。

濡れた路面などで効果を発揮。コンバインドABS、TCS(トラクション・コントロール・システム)。

ブレーキには、フットブレーキを操作すると前・後輪が連動するコンビブレーキシステムに、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を組み合わせた「コンバインドABS」を採用。ブレーキのかけ過ぎや急な路面変化によるタイヤのロック傾向を検知するとタイヤのロックを回避し、車体コントロール性と制動性能に貢献。また、ブレーキはフロントにφ310mm大径ディスクをダブルで、リアには大径φ316mmのシングルディスクを採用。共に3ポットキャリパーと組み合わされ、街乗りから長距離ツーリングまで幅広いシーンでの制動フィーリングを追求している。さらに、車輪速度センサーで得た信号情報をABSモジュレーターを介してECUに送り、スリップ率を算出。PGM-FIの噴射間引きパターンを判断し、駆動輪の回転を制御することで過剰なスリップを抑制するトラクション・コントロール・システムを採用している。

*コンビブレーキシステムはあくまでもブレーキ操作を補助するためのシステムであり、前・後輪のブレーキを同時に操作することがブレーキングの基本です。ABSは制動距離を短縮させるためのシステムではありません。ABSはあくまでもライダーのブレーキ操作を補助するシステムです。したがって、ABSを装備していない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは制御できません。ABS作動時は、キックバック(揺り戻し)によってシステム作動を知らせます。