Round08バレンシア
Moto2・決勝
2018年11月25日(日)
会場:バレンシア・サーキット
CEVレプソルインターナショナル選手権8戦(最終戦)がバレンシアで行われました。今大会Moto2は1レース開催となります。ポールポジションは、エドガー・ポンス(AGR Team)が獲得しました。
スタートで飛び出したのはポンスで、ホールショットを奪います。2番手にはマルク・アルコバ(DYNAVOLT INTACT JUNIOR TEAM)、それをヘクター・ガルゾ(TEAM WIMU CNS)が追い、アルコバを捉え2番手に浮上してポンスの背後に迫ります。トップ争いはポンス、ガルゾ、アルコバの3台が集団を抜けて繰り広げます。その後方では、セカンド集団は大きな集団となり、トップ争いを追います。
序盤から、ポンスとガルゾは激しいトップ争いを繰り広げ、一騎打ちの戦いへと持ち込みます。ガルゾは果敢にポンスをプッシュします。アルコバは、単独3番手を走行します。4番手は、トマーゾ・マルコン(TEAM CIATTI)、アレッサンドロ・ザッコーネ(XCTECH MODULA)で争われ、すこし離れてイェスコ・ラフィン(EASYRACE MOTO2 TEAM)が付けます。
トップ争いは後続を引き離し、7ラップ目にはガルゾが首位を奪います。ポンスは、ぴたりとガルゾをマークして、各コーナーでは何度か前に出ますが、ガルゾは主導権を握ります。
中盤になると3番手走行のアルコバに、4番手争いから抜けたマルコンが迫り、3番手争いに持ち込みます。この争いにザッコーネ、ラフィンも追いつき、4台の争いとなります。アルコバとマルコンはポジションを入れ替えながら周回を重ねます。ラフィンはザッコーネをかわし5番手に浮上します。
トップ争いは12ラップ目にポンスが再びトップ立つと、ポンスはそのままカルゾを突き放し、優勝を飾りました。2位にカルゾ。3番手争いは、コントロールラインで接触するほどの激しさとなり、マルコンが制しました。なお、マルコンとアルコバは、スポーツマンシップに欠ける行為があったことから失格となりました。シリーズランキングは、ラフィンがチャンピオンとなり、ポンスが2位、ガルゾが3位、アウグスト・フェルナンデス(EASYRACE)が4位。今大会を欠場したディマス・エッキー(ASTRA HONDA RACING TEAM)がランキング5位となりました。
エドガー・ポンス(優勝)
「ハードなレースで、コンスタントに走ることが難しかった。ハードブレーキングで、常にプッシュして、最後に勝つことができた。最終戦のバレンシアは、特別なレースだと思っているので、勝利で締めくくることができた。タイトルを獲得できなかったが、自分や、チームの力を示せたと思う。なので、とてもうれしく思っている。支えてくれたすべての人に感謝している」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | 19 | 30'59,021 |
2 | 14 | ヘクター・ガルゾ | TECH3 | 19 | +3.510 |
3 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 19 | +13.077 |
4 | 61 | アレッサンドロ・ザッコーネ | KALEX | 19 | +15.194 |
5 | 77 | ミゲル・ポンス | KALEX | 19 | +33.219 |
6 | 69 | ハビエル・オレジャーナ | Tech3 | 19 | +40.823 |
7 | 74 | ピオトル・ビエシェケルスキー | KALEX | 19 | +41.239 |
8 | 21 | マティス・マギー | KALEX | 19 | +43.988 |
9 | 23 | セドリック・タングレ | TECH3 | 19 | +44.275 |
10 | 35 | ベニーニョ・レネ・ソリス | KALEX | 19 | +44.468 |
11 | 51 | マッテオ・シプレッティ | KALEX | 19 | +1'02.125 |
15 | 81 | ネルソン・ロルフェス | Nykos | 18 | +1Lap |
RT | 46 | マルセル・ブレナー | KALEX | 3 | +16Laps |
RT | 10 | トマーゾ・マルコン | SPEED UP | - | - |
RT | 70 | マルク・アルコバ | KALEX | - | - |
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 183 |
2 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | 140.5 |
3 | 14 | ヘクター・ガルゾ | TECH3 | 108 |
4 | 73 | アウグスト・フェルナンデス | SUTER | 101 |
5 | 20 | ディマス・エッキー | KALEX | 91.5 |
6 | 3 | ルーカス・ツロヴィッチ | TECH3 | 80 |
7 | 18 | シャビエル・カルデラス | KALEX | 77 |
8 | 10 | トマーゾ・マルコン | SPEED UP | 77 |
9 | 77 | ミゲル・ポンス | KALEX | 71 |
10 | 61 | アレッサンドロ・ザッコーネ | KALEX | 66.5 |
11 | 46 | マルセル・ブレナー | KALEX | 56 |
12 | 75 | イヴォ・ロペス | Yamaha | 35 |
13 | 21 | マティス・マギー | KALEX | 29 |
14 | 70 | マルク・アルコバ | KALEX | 27.5 |
15 | 35 | ベニーニョ・レネ・ソリス | KALEX | 26.5 |
16 | 23 | セドリック・タングレ | TECH3 | 25.5 |
17 | 9 | コランタン・ペロラーリ | TRANSFIORMERS | 19 |
18 | 29 | ルイス・ポマレス | KAWASAKI | 18.5 |
19 | 74 | ピオトル・ビエシェケルスキー | KALEX | 15 |
20 | 4 | ハビエル・アルティメ | Yamaha | 12 |
21 | 69 | ハビエル・オレジャーナ | Tech3 | 11 |
22 | 24 | チャンドラー・コッパ― | Yamaha | 10 |
23 | 8 | アレッサンドロ・ザッティ | Yamaha | 9.5 |
24 | 16 | アレハンドロ・ルイス | Yamaha | 9 |
25 | 96 | デイビッド・サンチェス | Yamaha | 9 |
26 | 67 | ローマン・フィッシャー | Yamaha | 7 |
27 | 51 | マッテオ・シプレッティ | KALEX | 6 |
28 | 17 | 榎戸育寛 | KALEX | 6 |
29 | 12 | マーク・キオード | SUTER | 6 |
30 | 26 | ダニエル・サエス | Yamaha | 3 |
31 | 37 | オレクサンドル・アナン | Yamaha | 3 |
32 | 81 | ネルソン・ロルフェス | Nykos | 2 |
33 | 6 | ジャコモ・ロレンゾン | GP10 | 1 |