Round07スペインアルバセテ

Moto3・決勝

2018年10月14日(日)

会場:アルバセテ・サーキット(スぺイン)

國井が3位表彰台を獲得。タイトル争いは決着がつかず、最終戦に持ち越し

CEVレプソルインターナショナル選手権第7戦がアルベセテで開催されました。今大会、Moto3は、1レース開催。ポールポジションはラウル・フェルナンデス(KTM)、小椋藍(ASIA TALENT TEAM)は7番手。國井勇輝(ASIA TALENT TEAM)は8番手。ソムキャット・チャントラ(AP HONDA RACING TEAM)が9番手、ゲリー・サリム(Astra Honda Racing Team)は23番手となりました。

スタート前には雨は上がりますが、路面はウエットコンディション。空は明るくなっており、生まれ変わった路面のライン上は乾き始めるのかという状況で難しいレースとなりました。ホールショットはフェルナンデスが奪います。フェルナンデスは逃げ、それをジェレミー・アルコバ(JUNIOR TEAM ESTRELLA GALICIA 0,0)、アピワット・ウォンタナノン(KTM)が2番手争いを繰り広げながら追います。國井が4番手に付け、2位番手争いを追います。國井は3ラップ目には追いつき、2番手争いは3台のグループに。5ラップ目には國井が2番手に浮上し、セカンド集団を引っ張ります。2番手に浮上した國井は、後続を引き離す快走を見せ、トップを追います。その後方では、8台で5番手争いが展開されます。その中で小椋はポジションアップを狙います。トップのフェルナンデスを追う國井の後方にウォンタナノンが迫り、2番手争いへと発展。4番手はアルコバが単独走行します。

中盤過ぎにはコースは乾き始め、ドライコンディションの戦いとなりました。フェルナンデスは首位を独走し、國井とウォンタナノンの2番手争いに、5番手争いから急浮上したカン・オンジュ(KTM)が加わります。3台の2番手争いとなり、激しいバトルを繰り広げます。オンジュは、ウォンタナノンが1分43秒台のところを1分41秒台で猛攻、一気に2番手に浮上し、ファステストラップを記録し逃げます。國井は食らいつきますが届かず。優勝はフェルナンデス、2位にオンジュ、3位が國井となりました。チャントラは6位。小椋が7位。サリムは15位でチェッカーを受けました。

ランキングトップのフェルナンデスは、この勝利でポイントを180ポイントとし、2番手のマニュエル・パリアーニ(LEOPARD JUNIOR)が131ポイント、3番手の國井が114ポイントになりました。Moto3のタイトル争いは、2レース開催となる最終戦に持ち越されました。

コメント

國井勇輝(3位)
國井勇輝「昨年、アルバセテを走っていましたが、いい手応えがなかったです。でも、走り出しからフィーリングがよく、走り出してすぐにいいタイムが出せましたが、予選1回目の1コーナーで転倒をしてしまいました。すぐに復帰、修復してもらい、最後のアタックで6番手まで上げられました。予選2回目は、タイムアップできずに総合8番手になってしまいました。レースは路面がハーフウエットで、とても難しいコンディションになりました。スタートして濡れた路面ではいいフィーリングがあり、最初から飛ばすことができました。トップとは離れてしまいましたが、2番手にいたのに、後半にペースアップしたライダーに抜かれ、自分はペースを上げることができず、3位になりました。残念な気持ちもありますが、表彰台に上がることができたのはうれしいです。次のバレンシアに向けてさらにトレーニングしていきます」

小椋藍(7位)
小椋藍「今回は木曜日に2回の転倒があり、自信を戻すのに時間がかかりました。最初の走行からタイムアップできたんですが、その転倒が原因で、慎重になり過ぎてしまい、予選でも出遅れてしまいました。最後のアタックで何とかタイムは上げたのですが7番手スタートとなりました。予選まではドライでしたが、決勝ではレースはコンディションが異なり、ウエットレースになりました。スタートは悪くありませんでしたが、どこまでグリップするのか理解が遅れ、その後ペースは改善しましたが、うまく前のライダーたちを抜くことができず難しいバトルでした。5位までは追いつけるところに行けたのですが、7位に終わりました。なぜうまくいかなかったのか考え直し、次戦に向けまた努力していきたいと思います」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
123R.フェルナンデスKTM1932'49.097
261C.オンジュKTM19 +2.213
333國井勇輝Honda19+3.349
424A.ウォンタナノンKTM19+6.774
534トーマス・エドワード・アモスHonda19+10.200
635ソムキャット・チャントラHonda19+10.409
732小椋藍Honda19+12.059
896マニュエル・パリアーニHonda19+13.368
1152ジェレミー・アルコバHonda19+18.543
1281アレイクス・ヴィウHonda19+19.319
1531ゲリー・サリムHonda19+23.705
1928ロラン・ファバルHonda19+40.823
2055ヤリ・モンテッラHonda19+42.572
2247アーロン・ポランコHonda19+45.213
2736イザム・イクマルHonda19+58.801
3066ダニエル・シャーミHonda19+1'07.097
RT11セルジオ・ガルシアHonda15 +4Laps
RT88ブルーノ・レアラシHonda5 +14Laps

ポイントランキング

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
123R.フェルナンデスKTM180
296マニュエル・パリアーニHonda131
333國井勇輝Honda114
452ジェレミー・アルコバHonda101
511セルジオ・ガルシアHonda96
632小椋藍Honda83
781アレイクス・ヴィウHonda80
935ソムキャット・チャントラHonda61
1755ヤリ・モンテッラHonda34
2088ブルーノ・レアラシHonda20
2234トーマス・エドワード・アモスHonda13
2586チャーリー・ネスビットHonda11
3331ゲリー・サリムHonda1

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