Round01エストリル
Moto2 決勝
2018.03.25(日)
会場:Circuito de Estoril
FIM CEVレプソルインターナショナル選手権の2018年度シーズンがついに開幕しました。Astra Honda Racing Teamからは、昨年に引き続きディマス・エッキーが参戦、タイトル獲得を目指します。開幕戦はポルトガルのエストリル・サーキットで行われ、Moto2クラスは2レースでの開催となりました。
レース1のポールポジションは、アウグスト・フェルナンデス(EASYRACE)が獲得。エッキーはオープニングラップ6番手につけました。スタート直後に1台がコースアウトしてクラッシュしますが、レースはそのまま続行されます。そんな中、首位に立ったのはイヴォ・ロペス(ENI-Motor7-Pequeno Motos)。それをフェルナンデス、イェスコ・ラフィン(Swiss Innovative)、エッキ―、マルセル・ブレナー(H43 Team NOBBY TALASUR)、エドガー・ポンス(AGR Team)らが追いかけます。
レースは序盤から後方とのリードを広げようとするロペスと、それを追いかけるフェルナンデスが激しいトップ争いを展開。一方、3番手争いも激しさを増し、エッキ―、ラフィン、ブレナーらが僅差のバトルを繰り広げます。
レース序盤、ロぺスはファステストラップを記録し、2番手のフェルナンデスに5秒ものマージンを築きます。セカンドグループでは、3番手に浮上したブレナーとエッキー、ラフィンの争いにローマン・フィッシャー(PINAMOTO RS)が追いつき、4台で3番手を争います。その争いからブレナー、エッキーが抜け、5番手争いをラファンとフィッシャーが繰り広げました。
レース中盤になると、トップのロペスがフェルナンデスを振りきろうとペースアップし、首位を独走。3番手にはラフィン、4番手にはエッキーが続きました。最終的に、首位を明け渡すことなく18ラップを走りきったロペスが開幕戦で勝利を飾りました。2位にフェルナンデス、3位にラフィン、エッキーは4位でチェッカーを受けました。5位にはブレナーが入りました。
レース2では、スタートでシャビエル・カルデラス(Team STYLOBIKE)が飛び出しますが、すぐにラフィンが首位を奪い、それをカルデラス、ロペスが追いかけます。序盤はこの3台によるトップ争いが展開されましたが、カルデラスがラインを外し遅れた影響で、トップのラフィンと2番手ロペスとの差が広がります。レースは、ラフィンが逃げ、ロぺスが追う一騎打ちの展開に。セカンドグループには、バトルに復帰したカルデラスとフェルナンデスが続きました。フェルナンデスはカルデラスをパスし3番手に浮上すると、ファステストラップを記録して2番手のロぺスへと迫りました。4番手にカルデラス、5番手にはエッキーがつけています。
単独トップとなったラフィンは、そのまま周回を重ねます。その後方では、追い上げてきたフェルナンデスが2番手に浮上。3番手にロペス、4番手にカルデラス、5番手にはエッキーが僅差で続きました。3番手争いは、後方から追い上げてきた2台も加わり5台の争いとなります。カルデラス、ロペス、エッキー、ルーカス・ツロヴィッチ(Team WIMU CNS)、そしてアレッサンドロ・ザッコーネ(Xctech Modula)が激しいバトルを展開しました。この集団からツロヴィッチが抜け、3番手をキープしたことで、4番手は4台によって争われました。
最終的に、ラフィンが優勝、2位にフェルナンデスが入り、3位にツロヴィッチ、エッキーは4位でチェッカーを受けました。5位にカルデラス、6位にロペス、7位にブレナーが入りました。
ディマス・エッキー(4位/4位)
「事前テストをすることなく、レースウィークにサーキットに入って走り始めました。金曜日は雨と風が強いコンデションで難しい走行となりました。2度もハイサイドで転倒してしまいましたが、ケガはありませんでした。第1レースでは表彰台を目指していたのですが、最後のコーナーで差が開いてしまい4位となりました。レース2では表彰台に再び挑戦しましたが4位。バレンシアに向けベストを尽くします」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 75 | イヴォ・ロペス | ヤマハ | 18 | 32'09.243 |
2 | 73 | アウグスト・フェルナンデス | SUTER | 18 | +5.998 |
3 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 18 | +11.365 |
4 | 20 | ディマス・エッキー | KALEX | 18 | +14.774 |
5 | 46 | マルセル・ブレナー | KALEX | 18 | +29.567 |
6 | 61 | アレッサンドロ・ザッコーネ | KALEX | 18 | +45.320 |
7 | 77 | ミゲル・ポンス | KALEX | 18 | +52.645 |
8 | 14 | ヘクター・ガルゾ | TECH3 | 18 | +59.058 |
9 | 9 | コランタン・ペロラーリ | TRANSFIORMERS | 18 | +1'01.320 |
10 | 23 | セドリック・タングレ | TECH3 | 18 | +1'19.117 |
11 | 10 | トマーゾ・マルコン | SPEED UP | 18 | +1'27.907 |
12 | 21 | マティス・マギー | KALEX | 18 | +1'28.780 |
16 | 35 | ベニーニョ・レネ・ソリス | KALEX | 17 | +1Lap |
57 | エドガー・ポンス | KALEX | 11 | ||
3 | ルーカス・ツロヴィッチ | TECH3 | 8 | ||
44 | フェデリコ・メノッツィ | KALEX | 2 | ||
7 | ジェームズ・フリツクロフト | NYKOS | 1 | ||
18 | シャビエル・カルデラス | KALEX |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 18 | 31'14.759 |
2 | 73 | アウグスト・フェルナンデス | SUTER | 18 | +2.065 |
3 | 3 | ルーカス・ツロヴィッチ | TECH3 | 18 | +8.855 |
4 | 20 | ディマス・エッキー | KALEX | 18 | +13.035 |
5 | 18 | シャビエル・カルデラス | KALEX | 18 | +13.115 |
6 | 75 | イヴォ・ロペス | ヤマハ | 18 | +13.490 |
7 | 46 | マルセル・ブレナー | KALEX | 18 | +15.330 |
8 | 77 | ミゲル・ポンス | KALEX | 18 | +48.345 |
9 | 10 | トマーゾ・マルコン | SPEED UP | 18 | +52.527 |
10 | 23 | セドリック・タングレ | TECH3 | 18 | +53.719 |
11 | 9 | コランタン・ペロラーリ | TRANSFIORMERS | 18 | +56.840 |
61 | アレッサンドロ・ザッコーネ | KALEX | |||
35 | ベニーニョ・レネ・ソリス | KALEX | |||
14 | ヘクター・ガルゾ | TECH3 | |||
44 | フェデリコ・メノッツィ | KALEX | |||
21 | マティス・マギー | KALEX | |||
7 | ジェームズ・フリツクロフト | NYKOS | |||
57 | エドガー・ポンス | KALEX | |||
70 | マルク・アルコバ | KALEX |
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 41 |
2 | 73 | アウグスト・フェルナンデス | SUTER | 40 |
3 | 75 | イヴォ・ロペス | ヤマハ | 35 |
4 | 20 | ディマス・エッキー | KALEX | 26 |
5 | 46 | マルセル・ブレナー | KALEX | 20 |
6 | 77 | ミゲル・ポンス | KALEX | 17 |
7 | 3 | ルーカス・ツロヴィッチ | TECH3 | 16 |
8 | 10 | トマーゾ・マルコン | SPEED UP | 12 |
9 | 9 | コランタン・ペロラーリ | TRANSFIORMERS | 12 |
10 | 23 | セドリック・タングレ | TECH3 | 12 |
11 | 18 | シャビエル・カルデラス | KALEX | 11 |
12 | 61 | アレッサンドロ・ザッコーネ | KALEX | 10 |
13 | 14 | ヘクター・ガルゾ | TECH3 | 8 |
16 | 21 | マティス・マギー | KALEX | 4 |