2016年FIM CEVレプソルインターナショナル選手権の第4戦は、スペイン・バルセロナにあるカタルニア・サーキットで開催されました。このサーキットはバルセロナ市内から電車で行くことができるアクセスのいいことでも知られています。レイアウトは、シンプルでパッシングポイントが少ないコース。ただ今回はロードレース世界選手権(MotoGP)第7戦カタルニアGPのフリー走行で起きた事故を受けて、コースレイアウトが変更されて行われました。
Moto2の予選では、長島哲太(Ajo Motorsport A.)が初ポールポジションを獲得しました。WGP500cc(現MotoGP)チャンピオンのワイン・ガードナーの息子であるレミー・ガードナー(RACE EXPERIENCE)が予選2番手。また山田誓己(Nobby H43 Honda)は12番手となりました。
長島哲太
山田誓己
1レース目、ガードナーがスタートダッシュをみせ、レースを引っ張ります。長島はスタートで遅れ、1コーナーを5番手で通過、その後は混戦に巻き込まれます。激しいポジション争いからはじかれるように転倒する車両もあり、長島はその影響で後退、波乱のレースが始まりました。ガードナーはトップを独走し、それをスティーブン・オデンダル(AGR TEAM)が集団から抜け出して、追いかけます。3番手争いは大きな集団となり、エリック・グラナド(PROMORACING)が引っ張ります。長島は前に出るタイミングを図っていました。
長島哲太
山田誓己
9ラップ目、マシンから白煙を噴くガードナーにオレンジボールフラッグが提示されピットイン。代わって主導権を握ったのはリカルド・カルドス(PROMOTO SPORT)、それをグラナドと、3番手争い制した長島が追いかけます。しかし、3台の差は詰まることもなく均等な間隔となり、そのままの順位でチェッカーを受けました。予選12番手からスタートした山田はポジションを上げ、8位でフィニッシュしています。
長島哲太(右)
レース2もガードナーがホールショットを決め、長島は2番手につけます。ガードナーが逃げ、長島、オデンダル、カルドスの3台が僅差のバトルを展開しながら追いかけました。その3台の争いからカルドスとオデンダルが飛び出し、長島は4番手争いに飲み込まれます。長島は4番手争いを抜けようとしますが、グラナドが迫ります。争いは最終ラップまで続き、長島が最後に前に出て4位となりました。優勝はガードナーで、2位のカルドス、3位のオデンダルとともに表彰台に登りました。
Asia Talent T.から参戦している鳥羽海渡が予選4番手となり2列目、真崎一輝は9番手で3列目、佐々木歩夢は23番手で決勝を迎えました。レース1、スタートダッシュをみせたのはアロンソ・ロペス(JUNIOR TEAM ESTRELLA GALICIA 0,0)ですが、スタート直後の多重クラッシュで、2ラップ目には赤旗が提示。レースは16ラップから10ラップに減算されて行われることになりました。
再スタートでもロペスが飛び出しますが、鳥羽がホールショットを奪い、トップに立ちレースを引っ張ります。ナカリン・アティラットプワパット(AP Honda Racing Thailand)も積極的に前に出ますが、トップ争いの最中に激しく転倒してしまいます。この影響で、L.デッラ・ポルタ(ハスクバーナ)、ロペスのトップ争いと3番手につけている鳥羽との差が開いてしまいます。3番手争いは大きな集団となり、鳥羽、真崎、佐々木らが激しいバトルをみせます。そこから鳥羽は抜け出し、前を追いかけます。快速を刻みデッラ・ポルタ、ロペスの背後まで迫り、トップ争いはこの3台に絞られます。
佐々木歩夢(#33)、鳥羽海渡(#32)、真崎一輝(#31)
佐々木歩夢(#33)、真崎一輝(#31)
4番手争いは佐々木、真崎の2台となりますが、そこへ徐々にアルベルト・アレナス(マヒンドラ)が追いつき、争いが激化していきます。デッラ・ポルタ、鳥羽、ロペスの戦いは最終ラップまで続きます。しかし、ロペスと激しいポジション争いをみせ、2番手浮上していた鳥羽がまさかの転倒。優勝はデッラ・ポルタ、2位にロペス、激しい3番手争いを最後に制したのは佐々木、見事表彰台に登壇しました。真崎は7位でチェッカーを受けています。
佐々木歩夢
レース2の主導権を握ったのはデッラ・ポルタ、鳥羽は2番手に付け、佐々木、真崎もセカンド集団に加わります。鳥羽はデッラ・ポルタを追い詰めますが、5ラップ目に転倒。トップのデッラ・ポルタは逃げの体制に入り、2番手からトニー・アルボリーノ(SIC 58 SQUADRA CORSE)が追いかけます。3番手争いはアレナス、佐々木、真崎、ラウル・フェルナンデス(ハスクバーナ)、マルコス・ラミレス(KTM)の5台で繰り広げられました。
真崎一輝
鳥羽海渡
その後、転倒によってライダーがコースに残されたことから14ラップ目で赤旗が提示され、レースはそのまま終了。最終順位は優勝がデッラ・ポルタ、2位アルボリーノ、3位アレナスと続き、4位に佐々木、5位に真崎が入りました。
佐々木歩夢(Moto3 3位/4位)
「木曜日からの走行でセットアップに集中しました。でも最終セッションで転倒、仕上げてきたマシンを壊してしまいました。予選で集中してタイムを削っていくことか出来ず、さらにペナルティーで2つのポジション降格。最悪な予選結果になってしまいました。チームと僕の反省点、予選の持って行き方を話し合い、気持ちを切り替え、自信を持って前向き走ると誓いレースに臨みました。レース1は好スタートを切って、1周目には10番手までばん回し、ひたすら前を向きチェッカーまで全力を尽くしました。チェッカーを受けたときは自分が今何位にいるか分かりませんでした。モニターを見て3位ということを知りました。久しぶりに表彰台に登壇できてうれしいです。チームへの感謝の気持ちでいっぱいです。レース2もトップグループに着いてくことができました。赤旗中断になり、3番手争いをしていたのに4位になりました。このことから、常に前にいなければいけないことを学びましたね。次回のアスバセテも全力で挑みます」
真崎一輝(Moto3 7位/6位)
「コースの印象は、とても難しかったですね。前とコースが変わったので最後のシケインが特に難しかったです。レース前の作戦は、トップグループについていき、あまり無理をせずラスト2ラップでアタックする予定でした。実際はトップに少し差がついてしまい、うまくアタックできませんでしたが、スタートが決まり3番手争いができました。反省としては、グループを待ちすぎてアタックする時間をロスしてしまい、タイムを出し切れなかったことです。それでも今回のレースは、レベルアップできたと思うので、次回は表彰台に登れるようにがんばります」
鳥羽海渡(Moto3 リタイア/リタイア)
「カタルニアは好きなコースでしたが、コース変更により難しくなりました。フリー走行から単独でもコンスタントにタイムを出せていたので、スタートを決めてトップに立ち、後続を引き離そうと考えました。ですが、スリップストリームがよくきいたこともあり、ホームストレートでいっきに4番手まで落ちました。3周目に2番手走行中のライダーがハイサイドで転倒し、マシンが自分のリアタイヤに当たり、トップとの差が広がってしまいました。ですが、最終ラップの1コーナーで2番手まで上がることができました。10コーナーで3番手に落ち、最終シケインで抜こうと考えました。シミュレーションはしていたので行けると思ってトライしましたが、リアブレーキを踏みすぎ、転倒。エンジンがかからずコースに戻ることができませんでした。レース2は、無理せずに行ったのですが、2番手走行中にフロントから、転倒してしまいました。今回の転倒により、ポイントランキングでも大きく差がついてしまい、ホントに悔しくて、夜もあまり寝ることができませんでした。こんな悔しいレースは、二度としたくないので、この気持ちをバネに次戦がんばります」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | リカルド・カルダス | Transfiormers | 17 | 31'44.925 |
2 | 51 | エリック・グラナド | Kalex | 17 | +0.472 |
3 | 45 | 長島哲太 | Kalex | 17 | +1.020 |
4 | 37 | アウグスト・フェルナンデス・グエッラ | Tech3 | 17 | +12.099 |
5 | 7 | イケル・レクオーナ | Kalex | 17 | +19.569 |
6 | 16 | ガブリエーレ・ルジュ | Tech3 | 17 | +30.698 |
7 | 36 | ジェイソン・ウリベ | Kalex | 17 | +32.585 |
8 | 17 | 山田誓己 | Kalex-Honda | 17 | +38.174 |
9 | 32 | マックス・エンダーライン | Kalex | 17 | +45.102 |
10 | 76 | サムエーレ・カバリエリ | Kalex | 17 | +45.321 |
11 | 15 | トーマス・シグヴァートセン | H43 | 17 | +45.444 |
12 | 71 | ポントゥス・デューランド | Kalex | 17 | +49.100 |
13 | 96 | ダビド・サンチス | Mir Racing | 17 | +55.473 |
17 | 3 | ルーカス・ツロヴィッチ | FTR | 17 | +1'30.000 |
18 | 2 | アナ・カラスコ | MVR | 17 | +1'30.092 |
19 | 81 | アレックス・ベルナルディ | Suter | 17 | +1'41.243 |
20 | 6 | マイケル・アキノ | Ariane | 16 | +1Lap |
21 | 4 | ギヨーム・レイモンド | FTR | 14 | +3Laps |
RT | 8 | ベルタン・ティボー | Suter | 16 | |
RT | 18 | シャビ・カルダルス | Kalex | 15 | |
RT | 44 | スティーブン・オデンダル | Kalex | 13 | |
RT | 87 | レミー・ガードナー | Kalex | 9 | |
RT | 46 | マルセル・ブレナー | H43 | 9 | |
RT | 13 | アンソニー・ウェスト | FTR | 6 | |
RT | 20 | ディマス・プラタマ | Kalex | 4 | |
RT | 89 | アラン・ティーチャー | NTS NH-6 | 1 | |
RT | 93 | ラマダン・ロスリ | Kalex |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 87 | レミー・ガードナー | Kalex | 17 | 31'39.150 |
2 | 77 | リカルド・カルダス | Transfiormers | 17 | +2.500 |
3 | 44 | スティーブン・オデンダル | Kalex | 17 | +4.438 |
4 | 45 | 長島哲太 | Kalex | 17 | +10.169 |
5 | 51 | エリック・グラナド | Kalex | 17 | +10.589 |
6 | 7 | イケル・レクオーナ | Kalex | 17 | +16.208 |
7 | 37 | アウグスト・フェルナンデス・グエッラ | Tech3 | 17 | +19.047 |
8 | 20 | ディマス・プラタマ | Kalex | 17 | +29.466 |
9 | 18 | シャビ・カルダルス | Kalex | 17 | +30.685 |
10 | 16 | ガブリエーレ・ルジュ | Tech3 | 17 | +31.978 |
11 | 36 | ジェイソン・ウリベ | Kalex | 17 | +32.340 |
12 | 8 | ベルタン・ティボー | Suter | 17 | +41.010 |
13 | 76 | サムエーレ・カバリエリ | Kalex | 17 | +41.299 |
14 | 17 | 山田誓己 | Kalex-Honda | 17 | +41.672 |
15 | 15 | トーマス・シグヴァートセン | H43 | 17 | +48.675 |
16 | 46 | マルセル・ブレナー | H43 | 17 | +48.747 |
17 | 32 | マックス・エンダーライン | Kalex | 17 | +48.927 |
18 | 96 | ダビド・サンチス | Mir Racing | 17 | +57.317 |
19 | 13 | アンソニー・ウェスト | FTR | 17 | +1'01.289 |
23 | 2 | アナ・カラスコ | MVR | 17 | +1'24.038 |
25 | 81 | アレックス・ベルナルディ | Suter | 17 | |
26 | 6 | マイケル・アキノ | Ariane | 17 | |
RT | 3 | ルーカス・ツロヴィッチ | FTR | 9 | |
RT | 71 | ポントゥス・デューランド | Kalex | 8 | |
RT | 4 | ギヨーム・レイモンド | FTR | 3 | |
RT | 89 | アラン・ティーチャー | NTS NH-6 | ||
RT | 93 | ラマダン・ロスリ | Kalex |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 48 | L.デッラ・ポルタ | ハスクバーナ | 10 | 19'19.097 |
2 | 21 | アロンソ・ロペス | ![]() | 10 | +1.976 |
3 | 33 | 佐々木歩夢 | ![]() | 10 | +7.329 |
4 | 5 | ジャウメ・マシア | ![]() | 10 | +7.364 |
5 | 11 | A.アレナス | マヒンドラ | 10 | +7.608 |
6 | 76 | M.ユルチェンコ | KTM | 10 | +7.688 |
7 | 31 | 真崎一輝 | ![]() | 10 | +8.286 |
10 | 55 | ヤリ・モンテッラ | ![]() | 10 | +10.644 |
17 | 43 | ビセンテ・ペレス | Beon | 10 | +23.940 |
18 | 13 | ワリド・ソッペ | ![]() | 10 | +24.255 |
25 | 66 | エクトル・ガルソ | ![]() | 10 | +46.204 |
26 | 98 | ウォルター・スリス | ![]() | 10 | +46.957 |
27 | 18 | アレイクス・ヴィウ | ![]() | 10 | +53.182 |
28 | 36 | サンダー・クローゼ | ![]() |
10 | +1'08.106 |
RT | 32 | 鳥羽海渡 | ![]() | 9 | |
RT | 44 | トニ・アルボリーノ | ![]() | 7 | |
RT | 35 | ナカリン・アティラットプワパット | ![]() | 2 | |
RT | 29 | リヴァン・ルーチェル | TSR Honda | 2 | |
RT | 52 | ジェレミー・アルコバ | ![]() | ||
RT | 14 | マッテオ・ギディーニ | CR016H | 1 | |
RT | 34 | アンディ・イズディハール | ![]() |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 48 | L.デッラ・ポルタ | ハスクバーナ | 13 | 25'07.958 |
2 | 44 | トニ・アルボリーノ | ![]() | 13 | +2.302 |
3 | 11 | A.アレナス | マヒンドラ | 13 | +6.390 |
4 | 33 | 佐々木歩夢 | ![]() | 13 | +6.602 |
5 | 23 | R.フェルナンデス | ハスクバーナ | 13 | +6.809 |
6 | 31 | 真崎一輝 | ![]() | 13 | +6.931 |
8 | 21 | アロンソ・ロペス | ![]() | 13 | +8.393 |
9 | 35 | ナカリン・アティラットプワパット | ![]() | 13 | +12.101 |
13 | 52 | ジェレミー・アルコバ | ![]() | 13 | +13.887 |
17 | 34 | アンディ・イズディハール | ![]() | 13 | +32.065 |
20 | 43 | ビセンテ・ペレス | Beon | 13 | +37.547 |
21 | 13 | ワリド・ソッペ | ![]() | 13 | +37.682 |
26 | 66 | エクトル・ガルソ | ![]() | 12 | +1Lap |
28 | 18 | アレイクス・ヴィウ | ![]() | 12 | +1Lap |
29 | 36 | サンダー・クローゼ | ![]() | 12 | +1Lap |
32 | 29 | リヴァン・ルーチェル | TSR Honda | 12 | +1Lap |
RT | 5 | ジャウメ・マシア | ![]() | 10 | |
RT | 32 | 鳥羽海渡 | ![]() | 4 | |
RT | 98 | ウォルター・スリス | ![]() | 3 | |
RT | 55 | ヤリ・モンテッラ | ![]() | ||
RT | 14 | マッテオ・ギディーニ | CR016H |
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
- | 1 | 44 | スティーブン・オデンダル | Kalex | 111 |
- | 2 | 89 | アラン・ティーチャー | NTS NH-6 | 72 |
▲ | 3 | 51 | エリック・グラナド | Kalex | 66 |
▼ | 4 | 45 | 長島哲太 | Kalex | 65 |
▲ | 5 | 37 | アウグスト・フェルナンデス・グエッラ | Tech3 | 48 |
- | 6 | 77 | リカルド・カルダス | Transfiormers | 45 |
▲ | 7 | 87 | レミー・ガードナー | Kalex | 39 |
▲ | 8 | 7 | イケル・レクオーナ | Kalex | 39 |
▼ | 9 | 76 | サムエーレ・カバリエリ | Kalex | 37 |
▼ | 10 | 8 | ベルタン・ティボー | Suter | 37 |
▼ | 11 | 36 | ジェイソン・ウリベ | Kalex | 37 |
▼ | 12 | 18 | シャビ・カルダルス | Kalex | 33 |
▲ | 13 | 16 | ガブリエーレ・ルジュ | Tech3 | 30 |
▼ | 14 | 22 | フェデリコ・フリーニ | Kalex | 29 |
▼ | 15 | 15 | トーマス・シグヴァートセン | H43 | 26 |
▼ | 16 | 20 | ディマス・プラタマ | Kalex | 26 |
▼ | 17 | 17 | 山田誓己 | Kalex-Honda | 24 |
▼ | 18 | 32 | マックス・エンダーライン | Kalex | 19 |
▼ | 19 | 96 | ダビド・サンチス | Mir Racing | 14 |
▼ | 20 | 69 | ルイス・ロッシ | Transfiormers | 10 |
▲ | 21 | 71 | ポントゥス・デューランド | Kalex | 9 |
▼ | 22 | 93 | ラマダン・ロスリ | Kalex | 8 |
▼ | 23 | 56 | トーマス・グラディンガー | FTR | 6 |
▼ | 28 | 46 | マルセル・ブレナー | H43 | 1 |
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
▲ | 1 | 48 | L.デッラ・ポルタ | ハスクバーナ | 118 |
▼ | 2 | 42 | M.ラミレス | KTM | 87 |
▲ | 3 | 21 | アロンソ・ロペス | ![]() | 65 |
▼ | 4 | 32 | 鳥羽海渡 | ![]() | 64 |
▲ | 5 | 33 | 佐々木歩夢 | ![]() | 55 |
▼ | 6 | 71 | D.フォッジャ | KTM | 50 |
- | 8 | 31 | 真崎一輝 | ![]() | 47 |
▼ | 9 | 52 | ジェレミー・アルコバ | ![]() | 45 |
- | 13 | 44 | トニ・アルボリーノ | ![]() | 33 |
▲ | 14 | 35 | ナカリン・アティラットプワパット | ![]() | 17 |
▲ | 15 | 5 | ジャウメ・マシア | ![]() | 16 |
▼ | 19 | 19 | ルフィノ・フロリド | ![]() | 9 |
- | 22 | 55 | ヤリ・モンテッラ | ![]() | 6 |
長島哲太(Moto2 3位/4位)
「カタルニア・サーキットは、2014年に初めて走ったときから苦手なサーキットでしたが、グランプリを観戦し、コースサイドで走りをみながらチームスタッフやザルコ選手のマネージャーなどにアドバイスをしてもらい、少し苦手意識が薄れました。レース1ではスタートで少し出遅れてしまい、転倒したマシンを避けるためにコースアウトして順位を落としてしまいました。その後は、予想通り後半のペースがよかったので、なんとか3位表彰台を獲得することができました。レース2では、序盤からリアのグリップ感が少なく、後半は攻めることすらできずに我慢のレースとなってしまいました。今回はウイークを通して流れがよく、フリープラクティスからセッティングを変えずに、走りに集中させてもらいました。そのおかげで、予選ではポールポジションを獲得することができ、タイム的にもいいところまで持っていけました。次回は今回のよかった点をもっと伸ばして、どんなコンディションになろうと対応できる幅を作れる様にトレーニングし、優勝を目指して全力でがんばっていきます」
山田誓己(Moto2 8位/14位)
「グランプリではルイス・サロム選手のアクシデントがあり、本当に残念でした。そのことで、コースレイアウトが変わり、想像以上に攻略することが難しかったです。今回は木曜日、金曜日とフリー走行があったのですが、両日ともトラブルがあり走り込むことができずに出遅れていました。結局レースまでセットを合わせきれずに8位/14位という不本意な結果に終わってしまいました。全く思うように走れず悔しかったです。次のレースに向けて問題を一つひとつクリアしていきます」