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CEV

round 01

SCHEDULE

June 8 2014, RACE FIM CEV Repsol International Championship MOTORLAND ARAGON

スペインモーターランド・アラゴン

Honda Team Asiaの尾野弘樹が2戦連続の3位表彰台登壇

2014年6月8日(日)・決勝  会場:モーターランド・アラゴン  天候:晴れ  気温:26.5℃

FIM CEVレプソルインターナショナル選手権の第3戦が、6月7日(金)〜8日(日)にスペインのモーターランド・アラゴンで開催されました。アジア・ドリーム・カップの2013年チャンピオンでHonda Team Asiaから参戦する尾野弘樹は、3位入賞。前戦に続いての表彰台登壇を果たしました。

  • 尾野弘樹尾野弘樹
  • 尾野弘樹尾野弘樹
  • 尾野弘樹尾野弘樹
  • 尾野弘樹(#50)尾野弘樹(#50)
  • 尾野弘樹尾野弘樹
  • 國峰啄磨國峰啄磨
  • 國峰啄磨國峰啄磨
  • 藤井謙汰藤井謙汰
  • 藤井謙汰藤井謙汰

予選が行われた土曜日は、朝からコンディションのいい中でスタート。尾野は、前日のフリー走行からサスペンションのセッティングを変更を行い、改善点を確認しながらタイムアップに臨みました。手ごたえはよく、3周目には自己ベストの2分00秒905を出し、セットアップの方向性の確認もできました。1回目はトータル15周を走り、ベストタイムは2分00秒148を記録。6番手で終えました。

2回目の予選は、1回目より20℃近く路面コンディションの上がる中で開始。レース決勝も同じ時間帯のため、決勝を想定したセットアップでスタートしました。走り出して3周目に2分00秒916を記録。決勝セットの確認をしながら、終盤にタイヤを新品にしてタイムアタックに入りましたが、タイムのいいグループを捕まえられなかったことに加え、遅いライダーに引っかかってタイムを上げきれず、ベストタイムは2分00秒208。予選総合7番手で終了となりました。

迎えた日曜日の決勝レース。尾野はスタートでのミスによって出遅れ、予選順位よりポジションを下げて1周目を9番手で通過しましたが、2周目には7番手、3周目には5番手、4周目には3番手と巻き返します。トップ2台は1周目の段階で集団から抜け出し、尾野が3番手に上がった時点で2.3秒差がついていました。3番手争いのグループは、8台でのバトルとなり、各コーナーで攻防が繰り広げられました。このため、このグループのタイムは落ち、トップグループをさらに逃がしてしまう形になりました。

3番手争いは、周回を重ねるほどに順位の入れ替えが激しくなりました。尾野は最終ラップの1コーナーを4番手で通過すると、バックストレートでスリップストリームを使い、前をいくマシンをパスして最終コーナーに進入。そのままメインストレートでも後続を抑えきり、3位でチェッカーを受けました。

コメント

尾野弘樹(Moto3 3位)
「決勝ではスタートに失敗し、9番手までポジションを落としてしましましたが、ばん回を図って3番手まで追い上げました。その後、トップの2台を追いかけようと試みましたが、後方からのプッシュも激しかったので、叶いませんでした。5周目以降は、3番手争いのグループの中で、順位を入れ替えながら最終ラップまでもつれ込みました。ル・マンに続き、2戦連続表彰台を獲得できてうれしい反面、課題もたくさん見えました。今回はスタートに失敗してしまい、1〜4周目の間にトップに逃げられてしまいました。藤沢監督と話した結果、次戦カタルニアでは、スタート練習を強化します。早速気持ちを切り替えて、次に備えます」

尾野弘樹コメント動画

藤沢裕一|CEVレプソルインターナショナル選手権 Honda Team Asia監督
「トップとのタイム差を埋めるために、フリー走行からサスペンションのセッティングとそれに伴うライディングの修正をしました。尾野は予選の一本目に自己ベストを1秒近く縮めるタイムを出しましたが、周りもタイムを詰め、予選順位は7番手になりました。レースは混戦が予想できていたので、ウォームアップ走行に混戦を想定したギアレシオを確認し、決勝への準備はできました。スタートでクラッチミートをミスして順位を落としたことが影響し、トップグループを逃がしてしまいましたが、レース想定の通りに走れたことが3位獲得につながったと思います。3戦4レースを終え、トップは見えてきましたが、スタートなどの重要な課題も見えてきました。次戦カタルニアは2ヒートレースのため、前半戦の重要なレースになります。今回のレースで見えた課題に集中し、次戦カタルニアに向けて準備を進めます」

國峰啄磨(Moto3 12位)
國峰啄磨コメント動画

決勝リザルト

Moto3
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1 20 ファビオ・カルタラーロ Honda 15 30'08.526
2 9 ホルヘ・ナバーロ IODA-Honda 15 +0.029
3 50 尾野弘樹 TSR/Honda 15 +15.327
4 16 A.ミグノ KALEX 15 +15.440
5 24 M.ラミレス KTM 15 +15.488
6 6マリア・ヘラーラHonda 15 +15.956
 
12 27 國峰啄磨 TSR/Honda 15 +23.384
13 84 ロリス・クレソン FTR-Honda 15 +23.495
16 44 アーロン・キャネット Honda 15 +24.512
19 79 マキシミリアン・カップラー FTR-Honda 15 +38.523
24 26 ダニエル・サエズ SUTER-Honda 15 +43.064
30 51 藤井謙汰 TSR/Honda 15 +56.431
31 71 トーマス・ファン・ルーベン Honda 15 +59.254
33 72 クリストフ・バインリッヒ FTR Honda 15 +1'01.999
34 49 ボージャ・クエロ Honda 15 +1'08.102
35 91 マーティン・ヴァンヘレン Honda 15 +1'12.729
36 29 フアンホ・ヌネス FTR Honda 15 +1'27.452
37 64 ガブリエール・ルジュHonda 15 +1'38.733
- 38 鈴木竜生 Honda 13 -
- 82 フアン・アント・ベルベール FTR-Honda 8 -
- 8 ジョレル・ボアブーム SUTER Honda - -

ポイントスタンディング

ライダー(Moto3)
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 ファビオ・カルタラーロ Honda 95
2 ホルヘ・ナバーロ IODA-Honda 57
3マリア・ヘラーラ Honda 55
4 G.ロドリゴ KTM 54
5 尾野弘樹 TSR/Honda 53
6 A.ミグノ KALEX 50
 
13 國峰啄磨 TSR/Honda 12
19 ロリス・クレソン FTR Honda 3
20 ダニエル・サエズ SUTER-Honda 3
22 ジャスパー・イウェマ FTR Honda 2
24 鈴木竜生 Honda 1