先鋭的なウェッジシェイプを強調し、レーシングマシンのDNAを継承したスタイリング。目指したのは、重たい空気の壁を突き破るようなスピード感の視覚化だった。コンパクトなフロントカウルと整流効果の向上を狙ったワイドなロアカウルが、スーパースポーツマシンのような凝縮感ある均整のとれたプロポーションを表現。絞り込まれた乗車スペースにより、まるでマシンとライダーが一体化したかのようなライディングを可能にしている。さらに、CBRシリーズのアイデンティティーであるデュアルヘッドライトや異型断面ショートマフラー、小型ステップホルダーなど、細部にまで心高ぶらせるデザインを施した。
渋滞した街中から高速道路を利用したツーリング、ワインディングでのスポーツライディングまで、さまざまなシーンでの扱いやすさを目指した。コックピットまわりでは、トップブリッジ下に配置したセパレートハンドルによりスポーティーさと快適さの両立を追求。アグレッシブな走りに適したポジショニングにも対応している。
コンパクトながら高いウインドプロテクション性能を追求したウインドスクリーンやボディー各所に設けたダクトなど、レースシーンからのフィードバックによる高度なエアマネジメントを実現。軽快感と安定感のあるスポーティーな走りを可能にする。