2019年12月発表 2022年10月生産終了モデル
この情報は2022年10月現在のものです
水冷直列4気筒DOHC、排気量400ccの心臓部。1気筒あたりの作動バルブ数を回転数に応じて2バルブ/4バルブと切り換える、独創のバルブ制御システム「HYPER VTEC Revo」も搭載し、全域でのパワフルなトルク特性だけでなく、巡航走行時の燃費性能も追求したパワーユニットとしている。燃料供給システムは、走る状況に応じた最適な燃料噴射量とタイミングをコントロールして燃焼効率を向上させる「PGM-FI(Programmed Fuel Injection System)」を採用。またスロットルボディーには、アイドル回転数の安定化や始動性を向上させる「IACV(Idle Air Control Valve)」を装備。力強い低速域から伸びやかな高速域まで、幅広い領域でスムーズな走りを追求している。
Photo:CB400 SUPER BOL D’OR
車体色はキャンディークロモスフィアレッド
休止状態(低・中回転域)
●低・中回転域では、リフター内の切り換えピンに設けられた穴をバルブステムが貫通。カムシャフトの回転によってリフターが上下しても、バルブは休止状態となる。
作動状態(高回転域)
●規定回転数に達すると切り換えピンに油圧がかかりスライドする。切り換えピンがバルブステムとリフターを結合させ、カムシャフトの回転によってバルブは作動状態になる。
HYPER VTECとは、エンジン回転数に応じて1気筒あたりの作動バルブ数を2バルブ/4バルブと切り換えるHonda独創のバルブ制御機構で、極低回転域からレッドゾーンまでの全域をパワフルなトルク特性でカバーする画期的なシステム。HYPER VTEC Revoは、1速から5速までは6,300rpmで、6速時には6,750rpmで4バルブに切り換える機構に加え、1速から5速までの6,300rpm〜6,750rpmの4バルブ作動領域において、スロットル開度が少ない場合には燃焼効率に優れる2バルブの作動を可能とし、高速クルージング時の燃費性能にも配慮している。また、その状態でスロットルを大きく開くとセンサーが検知し、瞬時に4バルブへの切り換えも可能。ひとたびスロットルを開ければ、すぐさま力強い加速を得ることもできる。
4-2-1エキゾーストシステムを採用した排気系には、排気ガス再燃焼システムや排気ガス中の有害成分を浄化する触媒装置(キャタライザー)を装備。見た目に軽快感をもたせたマフラーや直4ならではの魅力あふれるサウンド演出、さらには環境性能まで配慮している。
Photo:CB400 SUPER FOUR
車体色はキャンディークロモスフィアレッド