Photo:CB1300 SUPER FOUR SP Final Edition
Photo:CB1300 SUPER FOUR SP Final Edition
水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒エンジンを心臓にもつこと、その体躯はあくまでセクシー&ワイルドであること、走る者の心を魅了する感動性能を有すること。これらをキーコンセプトに掲げ、1992年、その理想を体現するマシンとしてCB1000 SUPER FOURが誕生する。以来、排気量の拡大など時代の要請に応えながらも、当初のコンセプトを頑なに守り抜き、四半世紀を超えてなお人々を魅了し続けてきた。見る、触れる、乗る。それらひとつひとつに、より大きく深い感動をもたらすために進化を重ねてきた最新のCB1300に、初代CB1000 SUPER FOURのカラー&ディテールを再現した集大成である。
Photo:CB1300 SUPER FOUR Final Edition
心を昂ぶらせる直4の咆哮。全域での圧倒的なパワー&トルクフィール。強靭かつ絞り込まれたボディーと高性能サスペンションが生むハンドリング。さらには、存在感のあるスタイリングと、細部にまで及ぶ質感の高い造り込み。所有する、跨る、トルクのある走りを感じる、迫力の車格を軽快に操る。「SUPER FOUR」は、ふれあう全ての瞬間にドラマを求めた一台である。「コントロール」「サウンド」「バイブレーション」という3要素を高度に融合させ、ひときわ高められたネイキッドスポーツの楽しさ。低開度から俊敏であるスロットルレスポンスなど、優れたリニアリティーを追求し、マシンコントロールの醍醐味を存分に体験させてくれる。
Photo:CB1300 SUPER BOL D’OR SP Final Edition
金杯を表わす“ボルドール”という、24時間耐久レースの名にも使われる称号を冠した「SUPER BOL D’OR」。コーナーが連続するワインディングロードでは「操る感動」を、高速巡航の際には気負わず走れる「余裕の感動」をもたらしてくれるマシンである。スモークタイプのウインドスクリーンを配したハーフカウルは、エアダクトや絶妙な面表現によりカウル内外を流れる風をコントロールし、ライダーへの風圧を軽減。高速巡航時の安定感、そして長距離を高速走行する際の快適性を追求している。苛酷や緊張とは対極の操る歓びがそこにある。
Photo:[左]CB1300 SUPER FOUR SP Final Edition/[右]CB1300 SUPER BOL D’OR SP Final Edition
CBシリーズの頂点。そのトップエンドにふさわしい揺るぎない存在感と佇まい。「SP」の名を冠したモデルには、CB1300のポテンシャルを最大限に引き出すため厳選されたパーツを装備した。雄々しさのなかに漂う品格、無二の個性を主張する存在感で、モーターサイクルに乗る歓びを知り尽くした大人の誇りを刺激する。
CB1300 SUPER FOUR SP / CB1300 SUPER BOL D’OR SP 専用装備
■ ÖHLINS製正立フォーク
■ ÖHLINS製リザーバータンク付きリアショックアブソーバー
■ Brembo製モノブロック4ポッドキャリパー
エンジンは水冷4バルブDOHCインラインフォア。スロットルバイワイヤシステムにより高精度な制御を行うことで、よりライダーの感性に響くスムーズかつダイレクトで力強い走りを実現した。吸気系は外側の2気筒と内側の2気筒で長さの異なるφ36mmのエアファンネルとし、排気系は4into1のエキゾーストパイプと2室構造のマフラーを備えた。これらの制御系・吸排気系により、威風堂々とした車体の重量を感じさせない低・中回転域でのリニアなトルク特性、高回転域での出力、直4らしい伸びのある走りを追求した。
アシスト機能がクラッチレバー操作荷重の軽減に貢献するとともに、スリッパー機能がシフトダウン時に発生するエンジンブレーキによるショックをやわらげるアシスト&スリッパー®クラッチ*を装備。これにより扱いやすさをさらに高め、より快適でスムーズな操作を実現している。
*「アシスト&スリッパ―」は株式会社エフ・シー・シーの登録商標です。
Photo:CB1300 SUPER FOUR Final Edition
排気系にはインラインフォアを主張する4本のパイプがエンジン下部で集合する4into1のエキゾーストシステムと2室構造のマフラーを装備。低回転域ではより重厚に、高回転域では直4らしい官能的な排気音を生み出す。
スロットル開度をアクセルポジションセンサー(APS)で検出し、その電気信号によりECUがスロットルバルブを制御。従来のケーブル式スロットルの自然な操作フィーリングを再現し、違和感のない緻密なスロットル操作を実現するほか、シーン別ライディングモードやクルーズコントロールなどの先進装備の搭載も可能にした。
左:CB1300 SUPER BOL D’OR Final Edition 右:CB1300 SUPER FOUR Final Edition
「SPORT」「STANDARD」「RAIN」。アグレッシブに走るワインディングから安心感を重視したい雨天時の走行まで様々な状況に合わせた3つの走りのキャラクターを選択できるライディングモードを搭載。各モードでの走りのキャラクターに合わせてON/OFF可能なHSTC(Honda セレクタブル トルク コントロール)を装備し、走行シーンにマッチした走りを提供する。
STANDARD
運動性能と快適性を両立した標準的な走行モード
SPORT
レスポンス重視の力強い加速感を強調した走行モード
RAIN
トルクを制御、穏やかな加減速特性とした走行モード
※ HSTCはスリップをなくすためのシステムではありません。あくまでもライダーのアクセル操作を補助するシステムです。したがって、HSTCを装備していない車両と同様に、無理な運転までは対応できません。運転するときは急なアクセル操作を避け、安全運転をお願いします。
Photo:CB1300 SUPER FOUR Final Edition
シフト操作を電気信号に変換。燃料噴射タイミングや点火時期などをコントロールし、スロットルとクラッチの操作をすることなく、より迅速かつ確実でスムーズなシフトアップとシフトダウン*を実現する専用設計のクイックシフターを純正アクセサリーとして設定。
* 発進、停止時を除く。
フレームはデュアルバックボーンを備えたダブルクレードル・フレーム。しなやかさとしっかりとした安定感を合わせ持ち、軽快なスポーツライディングと高速走行時の安定性を追求した。シートレールはリアキャリアやトップボックス、パニアケースなどの純正アクセサリー装着に対応した剛性を確保している。
Photo:CB1300 SUPER FOUR Final Edition
フロントフォークは、手応えあるハンドリングと適切なダンピング特性を実現するφ43mmカートリッジタイプ。メッキ処理後にウルトラバフ仕上げを施し、低フリクションのダストシールとともにスムーズな作動性を追求。さらにライダーの好みに応じて伸び側のダンピング特性を無段階でセッティング可能としている。
Photo:CB1300 SUPER BOL D’OR SP Final Edition
フロントサスペンションには、専用設計のÖHLINS製のインナーチューブ径φ43mm正立フォークを装備。圧側・伸び側を左右に完全分離させたワンウェイカートリッジを採用し、ワイドレンジ圧側20段、伸び側20段の減衰調整を可能とした。
Photo:CB1300 SUPER FOUR Final Edition
リアサスペンションには、アルミ製スイングアームと2本のサスペンションを組み合わせた。スイングアームのアルミ鍛造製エンドピースは、アーム本体と斜めに結合することで高い剛性を確保。2段スプリング仕様のショックユニットは、ダンパーロッド径をφ14mmとし、伸び側15段、圧側4段のダンピングアジャスターを装備。好みに応じたセッティングを可能とし、軽快なハンドリングと快適な乗り心地を追求した。
Photo:CB1300 SUPER FOUR SP Final Edition
リアサスペンションには、φ49mmの大容量リザーバータンクを備えたÖHLINS製のショックアブソーバーを装備。20段調整式ワイドレンジ・コンプレッションアジャスターが可能にするきめ細やかなセッティングをはじめ、高剛性アルミ製シリンダーや軽量な高応力スプリングなど、込められた数多くの技術により路面に対するしなやかな作動性と減衰性を追求している。
Photo:CB1300 SUPER FOUR Final Edition
フロントブレーキはピストンサイズを最適化した対向4ポッドキャリパー。軽量・大径のφ310mmフローティングタイプのダブルディスクと組み合わせ、コントローラブルな特性とした。リアブレーキは、φ256mmの小径シングルディスクと軽量・コンパクトなシングルピストン式のブレーキキャリパーとし、制動性能の前後バランスを確保した。フロントブレーキレバーは6段階の調節タイプ。小径マスターシリンダーとラバーホースにより的確な制動をかけられるようにしている。ホイールは、剛性バランスを追求した左右にクロスする10本スポークデザイン。バネ下重量の低減にも寄与している。
Photo:CB1300 SUPER FOUR SP Final Edition
フロントブレーキには、Brembo製のラジアルマウント式4ポッドキャリパーを装備。ÖHLINS製サスペンションとの最適なマッチングを図り、マスターシリンダー径の調整やホース剛性のカスタマイズを行うことで高いコントロール性を追求している。
Photo:CB1300 SUPER FOUR Final Edition
ブレーキには、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を装備。前・後輪の車輪速センサーからの情報をもとに、走行中、自己診断機能付ECUが走行状態を監視し、急な操作や路面変化によるタイヤのロックを検知してタイヤの回転速度をコントロールする。さらにブレーキ液圧を制御するABSモジュレーターにより、スムーズなABSの作動を追求した。
※ ABSはライダーのブレーキ操作を補助するシステムです。ABSを装備していない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは対応できません。運転するときは急なブレーキ操作を避け、安全運転をお願いします。ABS作動時は、キックバック(揺り戻し)によってシステム作動を知らせます。
Photo:CB1300 SUPER FOUR Final Edition
シートは、フィット感を高めるとともに質感を追求。ピリオンステップはパッセンジャーの居住性に考慮した形状としつつ、純正アクセサリーのパニアケースを装着することにも配慮した。また、ライダーの居住性を犠牲にすることなくサイドカバーの幅を極力スリム化することで足つき性の良さも追求。さらに、積極的なマシンコントロールや快適な走りを実現するためライディングポジションにもこだわり、乗りやすいアップライトなポジションとしている
Photo:CB1300 SUPER FOUR Final Edition
※ メーターまわりの写真は機能説明のため任意に点灯したものです。
二眼メーターの文字盤は高級感と視認性を高めた自発光タイプ。中央には液晶パネルを備え、その上部にはギアポジションやライディングモードを表示し、下部には燃費計/外気温といった情報を切り替え表示できる大型反転液晶パネルを配置した。
左:CB1300 SUPER FOUR Final Edition 右:CB1300 SUPER BOL D’OR SP Final Edition
白色光とロング&ワイドな配光により、視認性及び被視認性に配慮したLEDヘッドライトを装備。「SUPER FOUR」はトラディショナルな丸形のケースとし、「SUPER BOL D’OR」では、ヘッドライトの輪郭をUの字で覆う導光帯により、独創的な顔つきを実現している。
Photo:CB1300 SUPER BOL D’OR SP Final Edition
バータイプのスタイリッシュな形状のLEDウインカーを装備し、LEDヘッドライトと合わせて、フロントフェイスデザインの印象をより高めている。
Photo:CB1300 SUPER BOL D’OR SP Final Edition
リアカウルには、LEDを円形配置したテールランプを装備。CB1300シリーズのアイデンティティーともいえる丸目二眼のイメージを継承しながら、インナーレンズによる奥行きを感じさせる立体的な発光と、クリア色のアウターレンズによる精悍なイメージを実現。
・縁部を玉縁加工することで走行風を整流させ、走行時の風切り音を効果的に抑制するスモークタイプのウインドスクリーン
・カウル側左右それぞれに容量約1L*の収納スペースを設置(左側はキーロック付)
* Honda測定値
ハザードランプを高速点滅させて急ブレーキを後続車にいち早く伝えるエマージェンシーストップシグナル
※ エマージェンシーストップシグナルは急ブレーキをいち早く後続車に伝えるためのシステムです。運転するときは不必要な急ブレーキを避け、安全運転をお願いします。
ETC2.0車載器を装備。ETCアンテナはメーター前方に配置
*1 Honda測定値
*2 5V3A/1ポート。
*3 使用しないときはカバーを閉めてください。ソケットが濡れた状態では使用しないでください。
*4 オリジナルキ-以外ではエンジンが始動できない、電子制御のイモビライザーです。
※ 一部の写真はCGを使用して制作したもので、実際の使用状況や製品の色と異なる場合があります。