空冷直列4気筒1100ccエンジンのポテンシャルを存分に引き出したくなるような、走りの愉しさを追い求めて。CB1100 RSはその足元にワイドな前後17インチタイヤを選び、アルミキャストホイールを組み合わせると共にディメンションも変更。さらに、2ピースボトムケースフロントフォーク、リザーバータンク付きリアダンパー、アルミスイングアームを採用し、軽快な旋回フィールと応答性の高いハンドリングを獲得している。また、運動性能とのマッチングを図るためにローハンドルを採用し、ライディングポジションはより前傾とした。
トルクフルな走りを重視したエンジンは、日常で使う低速域から高速域まで幅広いレンジでゆったりとした気分で楽しめるセッティング。高回転域の伸び感と低回転域の粘りのあるトルクフィールや、空冷らしい骨太なサウンドがライダーの官能に訴えかける。またトランスミッションには、クルージング時の静粛性、快適性を追求し、6速ミッションを採用している。
より軽快なライディングフィールを目指し、CB1100 RSはピボットを中心にフレームを前傾。キャスター角をCB1100 EXの27度から26度に立てて前後ホイールを17インチとし、さらにローハンドルの採用により、積極的に走りを愉しむシーンを視野に入れた、スポーティーな前傾ライディングポジションとしている。
CB1100 RSは、その足元に前後17インチのアルミキャストホイール、そして路面に食らいつく強力なグリップ力を求め、フロント120/70ZR17、リア180/55ZR17のワイドサイズのタイヤを装着。併せてL字型エアバルブを採用し、エアチェック時のメンテナンス性も追求している。
ホイールやタイヤのみならず、サスペンション、ブレーキに至るまで足まわりを専用仕様としたCB1100 RS。
2ピースボトム採用のフロントサスペンションは、インナーチューブ径をφ43mmとし、「ショーワ・デュアル・ベンディング・バルブ」を採用することでリニアな減衰特性を実現。リアサスペンションは、圧側4段階、伸び側15段階の減衰調節機構を採用したリザーバータンク付き分離加圧式の倒立ダンパーにより、さらなる上質な走りを追求している。より安定感のある制動性能を求め、フロントブレーキキャリパーにラジアルマウント式を採用。ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)も標準装備している。
※ABSはライダーのブレーキ操作を補助するシステムです。ABSを装備していない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは対応できません。ABS作動時は、キックバック(揺り戻し)によってシステム作動を知らせます。
彫りの深い曲面基調の独特なフォルムとして設計されたスチール製のフランジレスフューエルタンク。幾度となく検証を重ね、タンク底板を縁取るシーム溶接のフランジを排除することで、工芸品のような立体感を実現した。さらにエアプレーンタイプのフューエルキャップと「HONDA」立体エンブレムに加えて、“Final Edition”の文字をあしらった専用ステッカーを採用。またCB1100 RSは専用のセンターストライプをあしらい、よりスポーティーなイメージを演出している。
※「アシスト&スリッパ―」は株式会社エフ・シー・シーの登録商標です。
※一部の写真はクローズドコースで撮影したものです。また、走行写真は、プロライダーによる走行を撮影したものです。一般公道で走行する場合は制限速度を守り、無理な運転をしないようにしましょう。