round 03

May 6 2013 British Superbike Championship Oulton Park 第3戦 オールトンパーク

SCHEDULE

ロウズは今季初優勝達成。3戦6レース連続表彰台で総合首位に浮上
清成龍一は2レースともにポイントを獲得

2013年5月6日(月)・決勝  会場:オールトンパーク・サーキット  天候:晴れ  気温:20℃

英国スーパーバイク選手権(BSB)の第3戦は、リバプール近郊のオールトンパークで5月4日(土)に開幕し、6日(月)に決勝が行われました。オールトンパークは、一周4.332kmのハイスピードコース。フリー走行が行われた初日はウエットからドライになる不安定な天候でしたが、2日目の予選、3日目の決勝は青空が広がりました。

  • アレックス・ロウズアレックス・ロウズ
  • アレックス・ロウズアレックス・ロウズ
  • トミー・ブライドウェルトミー・ブライドウェル
  • ピーター・ヒックマンピーター・ヒックマン
  • トリスタン・パーマートリスタン・パーマー
  • 清成龍一
  • 清成龍一清成龍一

PHOTO GALLERYへ

開幕戦から好調なアレックス・ロウズ(Samsung Honda)は、第2戦のスラックストンに続き、今大会もサーキット・ベストタイムでポールポジション(PP)を獲得。気温20℃、路面温度35℃という絶好のコンディションとなった決勝でも、予選時の好調を再現、第1レースで今季初優勝を達成しました。第2レースでは3位となり、総合首位へと浮上しました。

25台が出場した第1レースは、シェーン・バーン(カワサキ)がホールショットを奪いましたが、すぐにロウズが抜き返して首位に浮上しました。それからはバーンを従えて、後続を引き離します。そして、レース中盤の12周目にバーンが転倒してからは、ロウズの独走となり、今季初優勝を達成しました。

2位争いは4台のグループとなり、ジェームス・エリソン(ヤマハ)、ジョシュ・ブルックス(スズキ)、ジョン・カーカム(BMW)に続いて、トミー・ブライドウェル(Bathams Honda)が今季ベストタイの5位でフィニッシュしました。サードグループでは、ピーター・ヒックマン(Lloyds British GBmoto Racing Honda)が6位でフィニッシュしました。

第2レースも、ロウズ、バーン、ブルックス、エリソンがトップグループを形成。最終的にはバーンがバトルを制して優勝しました。2位にはブルックスが入り、この2人と最終ラップまで接戦を繰り広げたロウズが3位でフィニッシュしました。エリソンはトラブルがあり、リタイアとなりました。

以下、Honda勢はブライドウェルが2レース連続の5位、トリスタン・パーマー(Lloyds British GBmoto Racing Honda)が9位でフィニッシュとなりました。第2レースは、24台が出場し、完走が15台だけという厳しい戦いとなりました。

ロウズのチームメートの清成龍一は、予選14番手から決勝に挑み、14位/12位という結果に終わり、開幕戦から厳しいレースが続いています。今大会もフラストレーションのたまる戦いとなりましたが、2レースともにポイントを獲得しました。第1レースは14番グリッドからスタートに失敗し、オープニングラップで17番手へとポジションを落とします。しかし、そこから着実に順位を上げて14位でフィニッシュ。第2レースは、第1レースのベストラップ順でのスタートとなり、19番グリッドから決勝に挑み、12位でフィニッシュしました。英国スーパーバイク選手権(BSB)で過去3度のタイトルを獲得している清成としては、苦悩のレースが続いていますが、第4戦以降の巻き返しが期待されます。

コメント

アレックス・ロウズ(優勝/3位)「ここは過去に苦戦したサーキットなので、優勝できてとてもうれしいです。また、総合順位も上がり、よかったです。しかし、シーズンはまだまだ長いので、安定した結果を出していかなければなりません。先週、スーパースポーツ世界選手権(WSS)で弟のサムが優勝しているので、僕も勝たなければいけませんでした。彼に超されるわけにはいきません。第1レースではいいリズムをつかみ、レースを楽しめました。第2レースでは、少しフラストレーションがたまりました。路面温度が上がったためですが、言い訳はしません。バーンが一度前に出ると、彼に勝つのは難しいです。しかし、最後は少しづつ追いつめることができました。今日は、彼やほかのライダーとのバトルを楽しめました」

清成龍一(14位/12位)「ポイントを獲得できたので、スラックストンよりは、いい結果となりました。今回は完走できましたが、目標には届きませんでした。マシンはよくなりましたが、もっと速さが必要です。3回目のチャンピオンを獲得した2010年のときは、問題があれば解決することができました。しかし、今年はなかなか問題を解決できない状態が続いています。しかし、決してあきらめません。何かが変わるかもしれないので、引き続きがんばります」

決勝

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
122アレックス・ロウズHonda1829:03.128
277J.エリスンヤマハ18+3.348
32J.ブルックススズキ18+5.460
410J.カーカムBMW18+6.655
546トミー・ブライドウェルHonda18+6.808
660ピーター・ヒックマンHonda18+20.568
 
1033トリスタン・パーマーHonda18+30.306
1296ヤコブ・シュムルツHonda18+39.472
1423清成龍一Honda18+49.207
1920ジェニー・ティンマウスHonda17+1Lap
DNF127ロビン・ハームスHonda5+13Laps
DNF400マイケル・ルターHonda5+13Laps

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
167S.バーンカワサキ1829:00.552
22J.ブルックススズキ18+0.788
322アレックス・ロウズHonda18+0.956
410J.カーカムBMW18+11.927
546トミー・ブライドウェルHonda18+12.066
69C.ウォーカーカワサキ18+28.214
 
933トリスタン・パーマーHonda18+37.688
1223清成龍一Honda18+38.231
1396ヤコブ・シュムルツHonda18+38.539
DNF400マイケル・ルターHonda10+8Laps
DNF20ジェニー・ティンマウスHonda1+17Laps
DNF60ピーター・ヒックマンHonda0-

ポイントスタンディング

ライダー

順位 ライダー マシン ポイント
1アレックス・ロウズHonda117
2S.バーンカワサキ116
3J.ブルックススズキ96
4J.エリスンヤマハ71
5J.カーカムBMW68
6C.ウォーカーカワサキ43
 
9トミー・ブライドウェルHonda33
11ピーター・ヒックマンHonda28
12清成龍一Honda27
14ヤコブ・シュムルツHonda20
15マイケル・ルターHonda19
18ロビン・ハームスHonda13
19トリスタン・パーマーHonda13
24ダン・リンフットHonda0
25ジェニー・ティンマウスHonda0

マニュファクチャラー

順位 マニュファクチャラー ポイント
1カワサキ123
2Honda117
3スズキ96
4ヤマハ83
5BMW70
6ドゥカティ5
7アプリリア0