round 01

July 17 2011
British Superbike Championship Oulton Park
第7戦 オールトンパーク

豪雨のレースでバーンが4位、総合首位をキープ。清成龍一は15位と苦戦

オールトンパーク・サーキットで開催された第7戦は激しい雨の中で決勝レースが行われ、総合首位のシェーン・バーン(HM Plant Honda)が予選4番手から確実な走りを見せて4位でフィニッシュ。総合首位をキープしました。今大会は3日間ともに不安定な天候となりましたが、バーンはその難しいコンディションの中で堅実な走りを見せました。

2列目5番グリッドから決勝に挑んだチームメートの清成龍一(HM Plant Honda)は、オープニングラップ10番手と出遅れ、その後もペースを上げられず苦戦して15位に終わりました。

今大会、豪雨の中フロントローから完ぺきなスタートを切ったバーンは、オープニングラップを制します。その後方には、バーンと総合首位争いを繰り広げるジョン・ホプキンス(スズキ)、総合3位のトミー・ヒル(ヤマハ)、そして、マイケル・ルター(ドゥカティ)と続きました。その後、ポールポジションから決勝に挑んだホプキンスがペースを上げて4周目にトップに浮上しますが、ロッジ・コーナーで転倒。これでバーンが再び首位に立ちます。しかしその後、6周目に首位に立ったヒルがレースをリードし、2位以下にリードを築いて優勝しました。

総合首位のバーンはホプキンスが転倒したため、着実な走りに切り替えます。ヒルが独走する後方ではジョン・ブルックス(スズキ)が2番手に浮上。さらにその後方で、バーンはルターとし烈な3位争いを展開しますが、わずか0.086秒差で表彰台を逃しました。

  • シェーン・バーンシェーン・バーン
  • シェーン・バーンシェーン・バーン
  • シェーン・バーンシェーン・バーン
  • グレン・リチャーズグレン・リチャーズ
  • 清成龍一清成龍一
  • 清成龍一清成龍一
  • ジェイク・ゼンケジェイク・ゼンケ

チームメートの清成は、2列目5番グリッドからスタートしましたが、豪雨の中で苦戦。ペースを上げられず15位に終わりました。大会前には鈴鹿8時間耐久ロードレースの合同テストのため日本へ帰国し、鈴鹿で好調な走りを見せた清成でしたが、今大会はウエットコンディションでよいグリップを見つけられず、朝のウオームアップでも12番手と苦戦しました。決勝レースはオープニングラップに10番手へと順位を落とし、その後もじりじりと後退して15位でフィニッシュ。厳しいレースとなりました。

また、今大会にはスーパースポーツ世界選手権に参戦しているジェームス・エリスン(Team SorryMate.com)が出場し、11位で完走しました。

第1レースは30台が出場し、7台が転倒する激しいレース。表彰台を逃したCBR1000RR勢は第2レースに雪辱を期すことになりましたが、一段と雨足が強くなり、第2レースのキャンセルが決定。第9戦キャドウエルパークで今大会の第2レースが行れることになりました。

この結果、総合首位のバーンの得点が214点となり、転倒リタイアとなった総合2位のホプキンスとの差を19点から32点へと広げることに成功しました。優勝したヒルが総合3位。清成は総合4位から5位へ1つポジションを落としましたが、次戦の巻き返しに期待されます。

コメント

シェーン・バーン(4位) 「レース序盤にトップを走ったことが、正直信じられません。厳しいコンディションでしたし、簡単なことではありませんでした。今日は最後まで表彰台争いに加わりましたが、これほどたくさんの転倒を見たのは、自分のキャリアの中で初めてです。今日のレースは正直厳しい走りを強いられましたし、ウエットコンディションのセッティングをもっとよくしなければならないと感じました。決勝レースに向けてのセッティングの変更は、ひとつの賭けでしたが、昨日より速く走ることができました。リアタイヤのフィーリングがよくなったし、すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝したいです。今日は表彰台には立てませんでしたが、ホプキンスが転倒したので、チャンピオンシップへ向けて貴重なポイントを獲得しました。最終ラップで表彰台を逃してしまい、がっかりしましたが、今回抱えていた問題を考えたら、悪い結果ではありませんでした」

清成龍一(15位) 「今回はリアタイヤの温度を上げられなかったため、最後までプッシュすることができず、残念でした。マシンのセッティングには満足していますが、ウエットコンディションではうまくいきませんでした。もしドライだったら、優勝争いに加われたと思います。雨のレースも嫌いじゃないし、こんな結果に終わって残念です。ウエットコンディションのセッティングをしっかりしなくてはいけないと感じました。今日はたくさんのライダーに抜かれましたが、何もできませんでした。今年も終盤の3戦で行われるショー・ダウンでチャンピオンが決まります。総合で4位から5位に順位は落ちましたが、それに残るためにも、総合ランクでトップ6をキープできてよかったです」

決勝

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
133T.ヒルヤマハ1528:36.674
22J.ブルックススズキ15+5.492
36M.ルタードゥカティ15+5.669
467シェーン・バーンHonda15+5.755
5101G.メイソンカワサキ15+6.789
67M.ラバティヤマハ15+7.128
 
1116ジェームス・エリスンHonda15+21.785
1245グレン・リチャーズHonda15+22.338
151清成龍一Honda15+29.974
1681グレーム・ゴウランドHonda15+35.225
1798ジェイク・ゼンケHonda15+36.438
DNF60ピーター・ヒックマンHonda1+14Laps
DNF24パトリック・マフHonda0 -
ポイントスタンディング

ライダー

順位 ライダー マシン ポイント
1シェーン・バーンHonda214
2J.ホプキンススズキ182
3T.ヒルヤマハ165
4M.ラバティヤマハ129
5清成龍一Honda121
6J.ブルックススズキ111
 
12ピーター・ヒックマンHonda85
14ダン・リンフットHonda49
18トミー・ブライドウェルHonda33
19グレン・リチャーズHonda27
21スティーブ・ブロガンHonda8
25ジェイク・ゼンケHonda6
28ジェームス・エリスンHonda5
29パトリック・マフHonda2
31グレーム・ゴウランドHonda1

マニュファクチャラー

順位 マニュファクチャラー ポイント
1Honda253
2ヤマハ235
3スズキ227
4カワサキ162
5ドゥカティ105
6BMW18
7アプリリア5