round 07

July 18 2010
British Superbike Championship Snetterton
第7戦 スネタートン

レース1では1-2フィニッシュを達成!
レース2でブルックスが、レース3で清成がそれぞれ優勝

第7戦スネタートンは、悪天候のために中止となった前戦ノックヒルの第2レースを組み込んだ変則スケジュールとなった。延期された第2レースを土曜日に行い、日曜日は通常通り2レースを開催。2日間で3レースの決勝レースを行う、ハードスケジュールとなった。

今大会、HM Plant Hondaのジョシュ・ブルックスと清成龍一の2人が、3レースすべてを制するすばらしい走りを見せた。土曜日のレースでは、ブルックスと清成の一騎打ちとなり、ブルックスが今季3勝目。日曜日の第1レースでもブルックスが勝ち、今季4勝目を記録。清成はこのレースをリタイアしたが、午後の第2レースで優勝して今季4勝目を達成。このレースではブルックスがリタイアとなったが、HM Plant Hondaがライバルを圧倒する2日間となった。

この数戦、調子を上げているブルックスは、2戦連続で予選トップタイムをマーク。第3レースは電気系のトラブルでリタイアとなったが、予選の速さを見事、リザルトにつなげた。清成はわずかの差で予選4番手。今大会はセットアップにやや苦労するも、土曜日のレースで2位。日曜日の第1レースはトラブルでリタイアとなったが、第2レースでは総合首位のトミー・ヒル(スズキ)と、マイケル・ラバティ(スズキ)を押さえて今季4勝目を達成した。

  • 清成龍一(#8) ジョシュ・ブルックス(#4)清成龍一(#8) ジョシュ・ブルックス(#4)
  • 清成龍一清成龍一
  • 清成龍一清成龍一
  • ジョシュ・ブルックスジョシュ・ブルックス
  • ジョシュ・ブルックスジョシュ・ブルックス
  • ジョシュ・ブルックスジョシュ・ブルックス
  • ジェームス・エリスン(#2) ジョシュ・ブルックス(#4) 清成龍一(#8)ジェームス・エリスン(#2) ジョシュ・ブルックス(#4) 清成龍一(#8)

6戦を終えて総合2位のヒルは、今大会優勝はなかったが3レースすべてで表彰台に立ち、ブルックスを逆転して首位に浮上。前戦ノックヒルで総合首位に浮上したブルックスは、2位へとポジションを落とすも、その差わずか2点。速さでは圧倒しているだけに、次戦ブランズハッチで逆転を狙う。ブルックスと並んで今季4勝目を挙げた清成も総合3位は変わらず。総合4位のラバティまでが接戦となっており、シーズンも後半戦に入り、チャンピオン争いはこの4人に絞られてきた印象だ。

大腿骨骨折のケガで欠場し、復帰3戦目を迎えるジェームス・エリスン(Swan Honda)が、今大会惜しくも表彰台に届かなかったが、再び、優勝争いに加わる速さを見せつけた。ランキングも10位まで浮上した。チームメートのスチュアート・イーストンは、シーズン中盤戦に入って苦戦が続いている。今大会も思うようなレースができなかったが、実力がある選手だけに、エリスンとともに後半戦の巻き返しに期待される。

コメント

ジョシュ・ブルックス(優勝/優勝/リタイア)「今回は2日間で3レースをするという変則スケジュールとなったが、すべてのレースでHM Plant Hondaが勝ててよかった。そのうち2つのレースで勝てたことがすごくうれしかった。最後のレースは残念ながらトラブルでリタイアとなり、総合1位から2位に落ちてしまったが、ポイントはわずか2点差。次のレースでは追い上げたい。昨日のレースはキヨ(清成)と接戦となり、今日の最初のレースはキヨがトラブルでリタイア。最後のレースでは自分がキヨと同じようにリタイアしてしまった。うれしいレースと残念なレースがあったが、自分とキヨで3レースすべてを勝ち、CBR1000RRの速さを証明できたと思う。2人で最後までバトルしたレースは土曜日だけになってしまったが、これから残りのシーズンもキヨと今日のようなレースをしたい」

清成龍一(2位/リタイア/優勝)「土曜日のレースは、ジョシュ(ブルックス)がとても速かった。ジョシュに比べて僕の方がタイヤの持ちが若干悪くて、彼を抜くには転倒のリスクを犯さなければならなかった。それで自分のペースをキープすることにした。日曜日の第1レースは、土曜日のレースのデータを基にセッティングを変えてみたが、結局、それがあまりよくなくてコースアウトを喫し、リタイアになってしまった。そこで第2レースは土曜日の状態に戻し、優勝することができた。今回は、3レースをこなす変則スケジュールで大変だったが、勝つことができた。今週は鈴鹿8時間耐久レースがある。ハードスケジュールだがベストを尽くしたい」

ジェームス・エリスン(7位/4位/リタイア)「今回はすばらしい2日間だった。土曜日のレースは7位だったが、日曜日の最初のレースは、もう少しで表彰台に立てた。そして最後のレースではフィニッシュできなかったが、HM Plant Hondaの2人を押さえてトップを走ることができた。復帰して3戦目。前回は予選の結果を決勝につなげられなかった。前回のレースで、身体の調子もよくなってきて表彰台も夢ではないと感じていたが、今回はそれを実感することができた」

スチュアート・イーストン(リタイア/8位/リタイア)「今回は思うようなレースができなかった。最初のレースは電気系のトラブル。最後のレースはクラッチに問題があってリタイアになった。前回もマシンのセッティングが決まらず苦戦しているので、残念なレースが続いてしまった。次のブランズハッチでは、いいレースをしたい」

決勝

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
14ジョシュ・ブルックスHonda1819:41.650
28清成龍一Honda18+0.594
333T.ヒルスズキ18+4.475
46M.ルタードゥカティ18+4.989
534A.シーリースズキ18+5.485
67M.ラバティスズキ18+5.889
 
72ジェームス・エリスンHonda18+9.148
1046トミー・ブライドウェルHonda18+14.386
119クリス・ウォーカーHonda18+14.698
1821トム・タンストールHonda18+39.410
DNF3スチュアート・イーストンHonda5+13Laps

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
14ジョシュ・ブルックスHonda2224:13.327
233T.ヒルスズキ22+1.472
334A.シーリースズキ22+2.740
42ジェームス・エリスンHonda22+3.757
57M.ラバティスズキ22+4.152
646トミー・ブライドウェルHonda22+15.640
 
79クリス・ウォーカーHonda22+17.779
83スチュアート・イーストンHonda22+18.417
1521トム・タンストールHonda22+44.072
1775クレイグ・フィツパトリックHonda22+46.654
2354スティーブ・ヘネガンHonda21+1Lap
DNF8清成龍一Honda3+19Laps

レース3

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
18清成龍一Honda2426:52.964
233T.ヒルスズキ24+0.591
37 M.ラバティ スズキ24+0.954
46M.ルタードゥカティ24+1.584
510 J.ラバティ カワサキ24+3.897
617S.アンドリュースカワサキ24+4.899
 
79クリス・ウォーカーHonda24+6.127
1875クレイグ・フィツパトリックHonda24+21.755
2054スティーブ・ヘネガンHonda24+55.682
DNF2ジェームス・エリスンHonda13+11Laps
DNF46トミー・ブライドウェルHonda13+11Laps
DNF4ジョシュ・ブルックスHonda11+13Laps
DNF21トム・タンストールHonda6+18Laps
DNF3スチュアート・イーストンHonda0-
ポイントスタンディング

ライダー

順位 ライダー マシン ポイント
1T.ヒルスズキ218
2ジョシュ・ブルックスHonda216
3清成龍一Honda193
4 M.ラバティ スズキ183
5M.ルタードゥカティ165
6 J.ラバティ カワサキ129
 
8スチュアート・イーストンHonda100
9クリス・ウォーカーHonda88
10ジェームス・エリスンHonda70
11トミー・ブライドウェルHonda66
24クリスチャン・イドンHonda5
26トム・タンストールHonda4
31クレイグ・フィツパトリックHonda1
36スティーブ・ヘネガンHonda0
44ガイ・マーティンHonda0

マニュファクチャラー

順位 マニュファクチャラー ポイント
1Honda323
2スズキ276
3ドゥカティ172
4カワサキ132
5ヤマハ73
6BMW24
7KTM1
8アプリリア0