今回は、レース1で上位4位に入れば、その時点で清成のチャンピオン防衛が決まるという状況だった。前日に行われた予選では、CBR1000RRKに乗る清成が5番手、レイは3番手のポジションを獲得した。
そして、決勝レース当日、レース1ではレイと清成が好スタートを切った。結局2人はポールポジションからスタートしたグレゴリオ・ラビッラ(ドゥカティ)に抜かれて、レイが2位、清成3位でレースを終えた。そして、この時点で清成のチャンピオンが決定した。
チャンピオンを決めてリラックスした清成はレース2では優勝を狙っていた。今回もレイと清成は抜群のスタートを切ったが、後方から追い上げてきたラビッラにかわされ、レイが2位、清成4位でレース2を終えた。両レースで優勝したのはラビッラだった。
レイにとっては、レオン・ハスラム(ドゥカティ)とのランキング2位争いもかかるレースだったが、レイは両レースともハスラムの前でフィニッシュしており、堂々のランキング2位獲得となった。
今季、清成は18回表彰台に上がっており、そのうちの9回では優勝している。過去4年間、HM Plant Honda RacingからBSBに参戦してきた清成は、来シーズンはTen Kate Hondaからスーパーバイク世界選手権(WSB)に参戦する。レイもTen Kate Hondaからスーパースポーツ世界選手権(WSS)に参戦することが決まっており、清成とレイは参戦クラスこそ違うが、再びチームメートとなることが決まっている。
最終戦を終えて、清成は433ポイントを獲得。ランキング2位のレイ(407ポイント)とのポイント差は26ポイントだった。また、Hondaは2位に84ポイント差をつけて、マニュファクチャラーズ・タイトルも獲得している。 |