前日に行われた予選では、レイが2番手、清成が5番手のポジションを獲得。レース1では、レイが抜群のスタートを切ってホールショットを決めた。清成は5番手から様子を見る。レイはレオン・ハスラム(ドゥカティ)とバトルを繰り広げ、一時はトップに立つが、10周目には再びハスラムに抜かれた。清成の方はトム・サイクス(Stobart Honda)と4位争いを展開していたが、トップ3との差はかなり離れていた。
11周目、ハスラムに追いつこうとしていたレイが、レオン・キャミア(Bike Animal Honda)と接触して低速で転倒。レイは10番手で再スタートを切ったが、15周目にリタイアした。これにより、清成は3位に浮上して、さらにサイクスを抜くチャンスをうかがっていた。17周目、チャーリー・コーナーで清成はサイクスをかわし、そのまま2位でチェッカーを受けた。
レース2ではレイが再びホールショットを奪った。清成も2列目から抜群のスタートを切って2番手に浮上。レース序盤はレイと清成、そしてサイクスとハスラムの4人がトップグループを形成した。9周目にマウンテン・トップでクラッシュが発生し、セーフティカーが導入された。3周後にレースが再開され、レイと清成はほかの2人をリードしていいリズムを保った。
その後、レイは清成にも差をつけて今季5勝目を挙げた。清成はグレゴリオ・ラビッラ(ドゥカティ)と大接戦を繰り広げたのち、ラビッラを抑えて、2位でゴールした。
第11戦を終えてランキングトップの清成は388ポイントを獲得している。ランキング2位のレイは347ポイント。ランキング3位のハスラムは313ポイントとなっている。残り2戦、4レースでタイトルが争われる。
第11戦を終えた段階で、マニュファクチャラーズ選手権においてHondaはドゥカティに104ポイント差をつけて、マニュファクチュラーズ・タイトルを獲得した。
第12戦は9月23日にドニントンパーク・サーキットで行われる。 |