前日に行われた予選では、レイが2番手、清成が7番手のポジションを獲得した。
レース1ではレイが抜群のスタートを切ってホールショットを決めた。清成はスタート直後に3番手に浮上し、さらに1周目を終えた段階では2番手に上がった。
その後、CBR1000RRKに乗る清成はレイに追いつき、2人は何度か順位を入れ替えた。8周目のヘアピンでレイの前に出た清成は、徐々に差をつけて今季8勝目を達成した。終盤、レイはトム・サイクス(Stobart Honda)とカル・クラッチロー(スズキ)の猛攻にあったが、逃げ切って2位に入った。3位にはサイクスが入ってHondaの1-2-3フィニッシュが達成された。
レース2でもレイがいいスタートを切った。清成もまずまずのスタートを切り、6番手につけていた。4番手にポジションを上げた清成は、4周目のヘアピンでクラッチローとサイクスを抜いて2番手に浮上。そして、6周目にはレイを抜いてトップに上がり、その勢いを保ってダブルウインを達成した。
レイは、今回もサイクスやほかのライダーに追いつかれ、一時は5人のライダーで2位争いを繰り広げた。最終的にレイはサイクスを振り切って2位でフィニッシュ。今回もサイクスが3位に入ったことにより、Hondaのダブル1-2-3フィニッシュとなった。
第10戦を終えてランキングトップの清成は348ポイントを獲得している。ランキング2位のレイは322ポイント。ランキング3位のレオン・ハスラム(ドゥカティ)は288ポイントとなっている。
第11戦は8月27日にキャドウェルパークで行われる。 |