HM Plant Honda Racingの清成龍一とジョナサン・レイはそれぞれ1勝し、もうひとつのレースではそれぞれ転倒リタイアに終わった。
レース1では、ポールポジションのレイが抜群のスタートを切り、清成もレイに続いた。しかし、スタート直後に転倒したライダーがいたため、1周目が終わる前にセーフティカーがコースに介入した。
レースが再開された時点でもレイがトップをキープし、それに清成が続いた。その後、レイはハイサイドを起こしそうになり、その間に清成とカール・ハリス(Hydrex Honda)、レオン・ハスラム(ドゥカティ)に抜かれて4番手に後退した。トレーニング中に右ヒザを痛め、先週手術を受けたばかりというレイは、5周目にハスラムを抜いてトップを走行する清成を追った。しかしその後、レイはドルイド・コーナーで再びハイサイドを起こして転倒し、戦列を去った。
ディフェンディング・チャンピオンの清成は、2位のシェーン・バーン(Stobart Honda)に20.075秒の大差をつけてトップでチェッカーを受け、今季6勝目を挙げた。
レース2は、17周のレースが14周に短縮されることになった。序盤はHM Plant Honda Racingの2人のライダーがレースをリードするという展開になった。
清成はトップを走行するレイにプレッシャーをかけ、3周目のシケインでトップに浮上。しかし、今回不運に見舞われたのは清成だった。レイとの差をどんどん広げていた清成は、5周目のドルイド・コーナーでハイサイドを起こして転倒してしまう。清成の転倒によってトップに浮上したレイは、5周目を終えた段階で2番手につけるハスラムに5.5秒差をつけていた。最終的にレイは、2番手に浮上していたハリスに12秒差をつけて優勝。2位ハリス、3位バーンと表彰台をHonda勢が独占した。
8戦を終えて清成(273ポイント)がランキング・トップにつけている。2位はレイ(262ポイント)で、3位はハスラム(231ポイント)となっている。
次戦は7月22日にマロリーパークで行われる。 |