土曜日に行われた公式予選ではレイがポールポジションを獲得。清成は5番手だった。レース当日は豪雨に見舞われ、レース1は30周から24周に短縮された。
レース1でホールショットを決めたのはCBR1000RRKに乗るレイ。清成が2番手につけた。レイは4周目までに3秒のアドバンテージを清成に対して築き、終始レースをコントロールした。清成も5周目には3位につけたレオン・ハスラム(ドゥカティ)に2秒差をつけていた。
その後、レイはさらに清成との差を広げ、雨が上がってラインが乾いてきた中盤には、その差を5秒としていた。12周目に入るとバックマーカーが現れ、さらに再び雨が降り始めた。フルウエット・タイヤを使用していたレイと清成にとっては、恵みの雨となった。
清成は、ハスラムとの差をさらに広げたが、トップを快走するレイとの差を詰めることはできなかった。レイは今季2勝目を挙げ、清成は2位でフィニッシュ。 HM Plant Honda Racingにとっては今季4回目の1-2フィニッシュとなった。
26周で競われることになったレース2のスタートでもレイがホールショットを決め、清成が追いかける展開となった。今回もレイはレースをコントロールし、7周目には清成に4秒差をつけた。
清成は3位につけるハスラムに4.2秒差をつけていたが、レイとの差はどんどん開いていき、10周目には約6秒差になっていた。中盤になるとバックマーカーが現れ、ハスラムは清成との差を詰めてきた。
21周目、清成はハスラムにヘアピンで前に出られてしまう。結局、清成は抜き返すことができず、レイ、ハスラムに続いて3位でレース2を終えた。
7戦(14レース)を終えて、ランキングトップは清成(248ポイント)。今回のダブルウインによりランキング2位に浮上したレイ(237ポイント)との差は11ポイントとなった。
第8戦は7月15日にオールトンパークで行われる。
|