前々回のシルバーストーンでダブルウイン、前回のオールトンパークでレース2優勝と絶好調の清成龍一(HM Plant Honda Racing)が、今回もダブルウインを達成。今大会ではチームメートのジョナサン・レイも両レースで2位に入り、HM Plant Honda Racingのダブル・1-2フィニッシュとなった。
土曜日に行われた公式予選ではレイが2番手、清成が5番手だった。
レース1でホールショットを決めたのはレイ。1周目を終えた時点で清成は、レオン・ハスラム(ドゥカティ)に続いて3番手だった。その後、清成は5周目にハスラムを抜いて2位に浮上した。
さらに清成はレイに追いつき、2人は激しいバトルを展開。10周目、清成がトップに立ったあとも、レイは必死に清成を抜きにかかるが、ディフェンディングチャンピオンの清成は一歩も譲らない。最終的に清成がトップでゴールして、2位レイ、3位ハスラムと続いた。
レース2でもレイが抜群のスタートを決めた。清成は1周目を終えた時点で4位。7周目に2位に上がった清成は、トップを走行するレイを追い、S字コーナーでレイをかわしてトップに立った。
22周のレースのうち17周目に転倒者が出たため、セーフティカーが介入。レース2は24周に延長された。それまで清成とレイは後続グループにかなりの差をつけていたが、セーフティカーの介入により、差はほとんどなくなってしまった。
セーフティカーが退出してレースが再開された直後、レイが再び清成にアタックをしかけたが、清成はそのまま首位をキープしてダブルウインを達成した。レイが僅差で2位に入り、3位にはシェーン・バーン(Stobart Vent Axia Motorsport Honda)が入った。
5戦(10レース)を終えて、清成(190ポイント)がついにランキングトップに浮上。2位のグレゴリオ・ラビッラ(ドゥカティ、179ポイント)に11ポイント差をつけている。レイ(149ポイント)はランキング3位だ。
次戦は6月17日にモンデロパークで行われる。 |